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山猫(ルキノ・ビスコンティ) [外国映画]

監督:ルキノ・ビスコンティ  
出演:バート・ランカスター、 アラン・ドロン、 ラウディア・カルディナーレ、 オッタビア・ピッコロ
1963年 イタリア・フランス           スクリーン

 「山猫」は、3時間6分の超大作だったが、ぜんぜん退屈しなかった。
 主演のバートランカスターが、すごくよかった。威風堂々として、本物の貴族さながらだった。
 自分の時代が終わりを告げ、新しい波を受け入れなければならない老貴族の悲しさのようなものを、よく表現していたと思う。
 アラン・ドロンとクラウディア・カルディナーレも、若く美しく、初々しいカップルを素敵に演じていた。若いアラン・ドロンの美しさは絶品だ。オッタビア・ピッコロの清楚な美しさも、好ましかった。
 それに、まわりの端役の男優が美形ぞろいだったことも、さすがビスコンティ、と思わせた。

 それから、大舞踏会の場面がかなり多かったのだが、作りものという感じがしなくて、まるで、本物の舞踏会を覗いているように感じた。豪華な衣装、インテリア、ご馳走なども、本物の貴族出身のビスコンティならではである。
 そして、舞踏会が終わりに近づいたとき、床のあちこちに、ごみがちらかっていたのが、現実感があった。

 こういう映画は、もう2度とつくれないのかと思うと、寂しい気がする。どんなにCGを駆使しても、あの雰囲気は出せないだろう。


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コメント 7

こんばんは。
ビスコンティと言えば「ベニスに死す」。単に美少年好き^^
色んな映画人がビスコンティについて語った文章は良く目にしますが、
そういえば作品って見る機会が無いんですよね。
3時間は、見始める前にちょっと勇気が要りますね(笑)。
by (2005-06-15 22:30) 

coco030705

こんにちは、ERUNさん。
「ベニスに死す」よかったですね。あの、ビヨン・アンドレセンでしたっけ、
すごい美少年でした。彼をみるだけでも価値がありますね。
たしかに、ビスコンティの作品は長いので、体調のいいときでないと
見れないですね。
by coco030705 (2005-06-16 16:20) 

zilwan

......この映画、確かニュープリントでの公開でしたよね......。
見ようと思ってたのに、見逃した事に気がついてしまった。
自分にはビスコンティは興味はあるのに、かなり構えてしまう監督ですね。
「地獄の堕ちた勇者ども」を見終わった後、気分が悪くなりました。
....シャーロット・ランプリングはきれいだったけど.....。

アラン・ドロンはビスコンティの「若者のすべて」でデヴューじゃなかったっけ?
by zilwan (2005-06-19 02:13) 

coco030705

おはようございます。
そうそう、ニュープリントで見ました。でも、やっぱり古い感じはしたけどね。
ビスコンティの作品は、見るのがしんどいところはありますね。
だから、元気なときに見ないとだめですよ。
アラン・ドロンのデビュー作は、1956年イヴ・アレグレ監督の「女が事件にからむとき」だって。(Yahooより)
by coco030705 (2005-06-19 10:31) 

トム(Tom5k)

はじままして、トム(Tom5k)といいます。
TBさせていただきました。わたしはアラン・ドロンのファンとしてのヴィスコンティファンです。
今の時代、このようなスケールの大きい作品を創る監督や、それについて行ける俳優も、もういないような気がします。
by トム(Tom5k) (2006-01-08 21:15) 

coco030705

トム(Tom5k)さんへ
はじめまして。コメント&TBありがとうございます。
ほんとうに、おっしゃるとおりだと思います。
これほどまでに、CGやその他の技術が発達しても、ヴィスコンティの
気品や美術やスケールの大きさは、表現できませんね。
また、アラン・ドロンの魅力は誰にも代われないものです。不世出の美男子ですよね。
by coco030705 (2006-01-08 21:38) 

トム(Tom5k)

アラン・ドロンは美しいだけでなく、色々な意味でとても良い俳優だと思っています。
また、いらしてくださいね。
by トム(Tom5k) (2006-01-09 23:30) 

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