シンプルな人生(リーちゃん昇天) [日記・雑感]
2月3日の節分の日に猫のリリー(リーちゃん)が亡くなりました。12歳でした。昨年12月に糖尿病にかかっていることがわかって、動物病院で血糖値のコントロールをして一時元気を取り戻しましたが、コントロールはなかなかうまくいかず、とうとうあの世へ旅立ってしまいました。
かわいい猫でした。とても素直で賢く、よく言うことを聞き、トイレの癖もよく、決して自分のトイレ以外では用を足したことがありませんでした。私が風邪で寝込んでいるときなど、二時間おきぐらいにニャーニャー鳴きながら様子を見に来てくれました。
リリーにご飯(キャットフード)をやり、毎日飲み水をかえ、トイレを掃除し、たまにブラシで毛を梳き、そして爪を切ったりしてなにかと世話をするのが楽しかったです。ときにはごろんと横になり、リリーは自分の身体をなでてくれとせがみ、なでるとゴロゴロ言いながら目がトロンとなって、甘えた表情をしていました。その顔を見て私も気持ちが和んだものです。噛みついたり爪をたてたりは絶対にしないおとなしい猫でした。
「けなげ」という言葉がリリーにはぴったりだなと思います。辞書で引いてみると「年齢や外見の弱さに似合わず、勇気を持って困難なことに立ち向かう様子」とありました。リリーは最初病気がわかったとき十日間入院し、猫にとってはつらい点滴や注射に耐えて12月末にはいったん良くなって帰宅しました。きっと帰りたかったのでしょう。だから耐えていたんだと思います。動物病院の先生も「リリーちゃん、よくがんばりましたよ。」と言っていました。けれどもその後の血糖値のコントロールがうまくいかなかったのです。
最後の日、リリーは私が行ってまもなく息を引きとりました。病院のスタッフの人達が「リリーちゃんはお母さんを待っていたんですね。」と口々に言ってくれました。一緒に泣いてくれた若いスタッフの女の人もいました。白い子猫のような感じの人で、リリーにかわいいピンクのリボンをつけてきれいな箱に寝かせてくれました。
M子さんお気に入りの写真
友人のM子さんは今、インドネシアで日本語を教えていますが、彼女はリリーのことを気に入って、インドネシア通信という定期的に出している個人的なレポートに、写真を載せてくれたことがありました。なんでも彼女が昔飼っていた猫にリリーがそっくりなのだそうです。その人が「私たちの年になると、あの世に行ってしまった慕わしい人が増えていきますね。だから死ぬのが怖くなく、反対に待ち遠しい思いになるのでしょうか。(中略)この世でリリーちゃんに会えなかったのが残念です。また今度会ったときリリーちゃんの話、聞かせてくださいね。今は時間が過ぎるのを待つだけですね。辛いとは思いますが、しっかりね。」というメールをくれました。優しい人だなと思います。
リリーに限らず動物達は生まれてから、何も持たずに生き、何も持たずに死んでいきます。とてもシンプルで清い感じがします。だから人は彼らの死を純粋に悲しむことができるのではないでしょうか。人間が亡くなると、お葬式にしろあとの法律的な手続きにしろ、とても煩わしいことがいっぱいあって、ゆっくり悲しんでいる暇もありません。それが当事者にとっていいことと言われていますが、やはり悲しむときは思い切り悲しんだ方がいいような気がします。
リリーはあちらの世界で、家族やうちの代々のペットたちにかわいがってもらっていることでしょう。M子さんがメールに書いてくれたように、私もあの世で家族やリリーに再会するのを楽しみに生きて行こうと思っているのです。
かわいい猫でした。とても素直で賢く、よく言うことを聞き、トイレの癖もよく、決して自分のトイレ以外では用を足したことがありませんでした。私が風邪で寝込んでいるときなど、二時間おきぐらいにニャーニャー鳴きながら様子を見に来てくれました。
リリーにご飯(キャットフード)をやり、毎日飲み水をかえ、トイレを掃除し、たまにブラシで毛を梳き、そして爪を切ったりしてなにかと世話をするのが楽しかったです。ときにはごろんと横になり、リリーは自分の身体をなでてくれとせがみ、なでるとゴロゴロ言いながら目がトロンとなって、甘えた表情をしていました。その顔を見て私も気持ちが和んだものです。噛みついたり爪をたてたりは絶対にしないおとなしい猫でした。
「けなげ」という言葉がリリーにはぴったりだなと思います。辞書で引いてみると「年齢や外見の弱さに似合わず、勇気を持って困難なことに立ち向かう様子」とありました。リリーは最初病気がわかったとき十日間入院し、猫にとってはつらい点滴や注射に耐えて12月末にはいったん良くなって帰宅しました。きっと帰りたかったのでしょう。だから耐えていたんだと思います。動物病院の先生も「リリーちゃん、よくがんばりましたよ。」と言っていました。けれどもその後の血糖値のコントロールがうまくいかなかったのです。
最後の日、リリーは私が行ってまもなく息を引きとりました。病院のスタッフの人達が「リリーちゃんはお母さんを待っていたんですね。」と口々に言ってくれました。一緒に泣いてくれた若いスタッフの女の人もいました。白い子猫のような感じの人で、リリーにかわいいピンクのリボンをつけてきれいな箱に寝かせてくれました。
M子さんお気に入りの写真
友人のM子さんは今、インドネシアで日本語を教えていますが、彼女はリリーのことを気に入って、インドネシア通信という定期的に出している個人的なレポートに、写真を載せてくれたことがありました。なんでも彼女が昔飼っていた猫にリリーがそっくりなのだそうです。その人が「私たちの年になると、あの世に行ってしまった慕わしい人が増えていきますね。だから死ぬのが怖くなく、反対に待ち遠しい思いになるのでしょうか。(中略)この世でリリーちゃんに会えなかったのが残念です。また今度会ったときリリーちゃんの話、聞かせてくださいね。今は時間が過ぎるのを待つだけですね。辛いとは思いますが、しっかりね。」というメールをくれました。優しい人だなと思います。
リリーに限らず動物達は生まれてから、何も持たずに生き、何も持たずに死んでいきます。とてもシンプルで清い感じがします。だから人は彼らの死を純粋に悲しむことができるのではないでしょうか。人間が亡くなると、お葬式にしろあとの法律的な手続きにしろ、とても煩わしいことがいっぱいあって、ゆっくり悲しんでいる暇もありません。それが当事者にとっていいことと言われていますが、やはり悲しむときは思い切り悲しんだ方がいいような気がします。
リリーはあちらの世界で、家族やうちの代々のペットたちにかわいがってもらっていることでしょう。M子さんがメールに書いてくれたように、私もあの世で家族やリリーに再会するのを楽しみに生きて行こうと思っているのです。
悲しいお別れがあったんですね。
かける言葉もありませんが、文章からどれだけリリーさん愛されていたかわかります。
きっと幸せだったと思います。
ずっとリリーさんのことわすれないでおぼえておいてあげてね。
by コザック (2015-03-07 02:29)
コザックさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪
温かいコメントをありがとうございます。人間と動物の関係は
不思議です。だんだん垣根がなくなって、心で通じ合うように思います。
リリーのこと、忘れないことが大事ですね。
by coco030705 (2015-03-07 09:45)
cocoさん、とても驚いてしまいました。
お辛かったと思います。大丈夫ですか。
2月3日といえばひと月以上前ですが
時間の力で心の痛みを少しでも和らげていらっしゃればよいのですが。
と言いましてもいつかは別れるとわかっていても
私も悲しくていつまでも泣いていそうな気が致します。
cocoさんに会えたリリーちゃんはきっと幸せな一生だったと
思います。
by キキ (2015-03-07 12:38)
ウチも三匹の猫を看取りましたが、何度経験しても悲しいものですね。でも彼らが命の大切さを教えてくれたし、そして何にも代えがたい素敵な時間をくれたと言う感謝の想いでいっぱいです。
「一緒に暮らして、一緒に笑ったね」それが彼らがくれた一番の贈り物ですね。
by gillman (2015-03-07 19:28)
キキさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
温かいコメントを嬉しく読ませていただきました。
リリーと暮らしてとても幸せでした。猫の癒しの力を感じました。
キキさんが書いてくださっているように、リリーも私と暮らして
よかったと思ってくれているといいなと……。
キキさんところのエド君はお元気ですか。またお写真でもアップして
くださいね♡
by coco030705 (2015-03-07 19:56)
gillmanさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
温かいコメントありがとうございます。gillmanさんも3匹も看取られたんですね。ほんとに悲しいですね。小さな存在なのに、大きな癒しの力を持っているのが猫ですね。
「一緒に暮らして、一緒に笑ったね」というgillmanさんのお言葉が心にしみます。いつも一緒に居てくれたリリーに感謝します。
by coco030705 (2015-03-07 20:03)
ryo1216さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
makimakiさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
AKIさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
uminokajinさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
sugoimonoさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2015-03-07 20:10)
tweet_2さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2015-03-07 21:07)
頑張った、リーちゃん
これからは、遠くにいても そばにいる想いを┉┉┅┅、
coco030705さんに┅┅。
by アルファルハ (2015-03-08 00:31)
アルファルハさんへ
こんばんは。温かいコメントをありがとうございます。
そうですね、天国へ行ってしまったのですが、同時に私の心の中で
リーちゃんはいつも一緒に居てくれるんですね。感謝です!
by coco030705 (2015-03-08 01:00)
しばらくcocoさんの記事の更新がないなーと思っていたら、リーちゃんが、、だったのですね。猫にも糖尿病があるんですね。
一緒に暮らしていたのに、いなくなる寂しさ、でも、それを乗り越えて、
1か月経った今、こうやって、きちんと文章になさって、リーちゃんへの供養になることでしょう。
M子さんお気に入りの写真、眼と毛並みがすてきです。「しっかりね」という最後の一言、こういういいお友達がいるのは、うれしいですね。
by TaekoLovesParis (2015-03-08 02:10)
Taekoさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪
温かいコメントに感謝しております。
最近は犬猫も糖尿病が増えているらしいです。動物たちも大変ですね。
Taekoさんには事あるごとに色々ご心配いただいたり、励ましていただいたりして嬉しく思っております。ブログというのも確な一つのつながりであって、大切なものだとつくづく感じています。また追々記事を書いていきますので、よろしくお願い致します。
by coco030705 (2015-03-08 07:02)
one_and_onlyさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2015-03-08 07:04)
trending-nowさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
月夜のうずのしゅげさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2015-03-08 21:23)
nonさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2015-03-08 21:48)
こんにちは。
cocoさんとリリーちゃんは本当に素敵なパートナーだったのですね(T_T)
いつか心から悲しみが昇華して
楽しかった時の想い出に満たされますように…
by non_0101 (2015-03-08 21:48)
お利口で優しい子だったのですね。
リリーちゃんのご冥福を
心よりお祈りしています。
by Naka (2015-03-09 00:41)
nonさんへ
こんばんは。優しいコメントもありがとうございます♪
そうなんです。いいパートナーだったと思います。人間と動物は
言葉を介さないので、心で通じ合うというのを実感してました。
寿命が早く来てしまうのが、残念です。でもリリーが若いときは
よく遊んだりして楽しかったです。よい思い出になります。
by coco030705 (2015-03-09 00:49)
Nakaさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
温かいコメントに感謝です。いい子だったんですよ~。
お互いに信頼し合っていたと思います。
きっと天国でゴロゴロ言っていることでしょう。(=^・^=)
by coco030705 (2015-03-09 00:56)
neo-kaminewsさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2015-03-09 17:36)
辛かったですねえ。
悲しかったですねえ。
立ち上がれないのでは~と
自分の時もどん底でした。
優しく愛されたことが、、伝わりますよ。
うちの子も、
フラフラになりながらも、
トイレに行ってました。
もういいよ~
どこでも、って余計に悲しくてねえ
健気。よーくわかります。
時が経つしか……
幸せなリリーちゃんでしたね。
by prin4795 (2015-03-11 12:02)
prin4795さんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪
温かいコメントをありがとうございます。本当に悲しかったです。
prinさんも経験がおありのようですね。
小さくて純粋な生き物ですから、人間と一緒に暮らしてくれて
ありがとうって言いたいですね。今頃は天国でゴロゴロ言って
皆で幸せに暮らしていることでしょう。
by coco030705 (2015-03-11 16:54)
irukaさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2015-03-14 17:47)
ネオ・アッキーさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2015-03-19 21:08)
こんばんは。
何故か、春は別れの季節ですね。
お寂しいと思いますが、素敵な思い出がたくさんおありでしょうから
ココさんもリリーちゃんもお幸せだったと思います。
我々人間は寿命が長いですから、向こうでゆっくり待っててくれてますね。
by ERUN (2015-04-02 20:54)
ERUNさんへ
こんばんは。ありがとうございます。
そうですね。桜の咲く美しい季節ですが、別れの季節でもありますね。
リリーが天国へ行ってしまって、早2ヶ月が経ちました。少し寂しさもましになってはきましたが、時々リリーと呼びかけたりしています。夢の中にはもう5,6回出て来てくれたんですけどね。
でも向こうには、うちの実家で飼ったたくさんの動物の仲間がいるので、
ゴロゴロいって、幸せに暮らしていることと思います。私もいつかはリリーに再会するのを楽しみにしています。(=^・^=)
by coco030705 (2015-04-02 21:50)
子どもは親の影響を受けて育つものだということを、ムスメが生まれて実感しました。
coco030705さんの文章を読んでいると、リリーちゃんはやはりお母さんの影響を受けた賢い娘という印象を受けます。
しばしのお別れの間にお互いを想い合って、楽しい再会が果たせるといいですね。
by ken (2015-07-29 01:03)
kenさんへ
こんにちは、しばらくですね、お元気ですか。お嬢様大きくなられたことでしょうね。
リリーのことを褒めてくださって有難うございます。色々な猫を飼って様々な思い出があります。性格は一匹ずつ違うのですが、どの子もとってもかわいい子ばかりでした。またどこかで巡り合えるかもしれませんね。
by coco030705 (2015-07-29 07:48)
うりくまさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2019-10-12 22:50)