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miniな出来事20 東京見物'17.8月 [日記・雑感]

 8/17日1泊で東京へ。雨かしらと思っていましたが、雨はほとんど降らずムシムシと暑かったです。まずはホテルに荷物を預けてから、山種美術館の「川端龍子展」へ行きました。暑さに弱いので恵比寿駅からタクシーで美術館へ、片道490円。


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 山種美術館の入り口です。

 すばらしい絵画の数々を堪能しました。とても個性的な日本画です。どうやってこんな絵が描けるのだろうとびっくりさせられました。イマジネーションの勝利とでもいうべき作品が多かったです。しかも色がとても美しいので、じっと見入ってしまいました。以下が主な展示作品群です。

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 鳴門


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 草の実


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 香炉峰  これは龍子が中国へ従軍した時の、戦闘機から見た香炉峰の景色で、戦闘機のスピード感を表現したかったので透明にしたとのこと。


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 朝

 
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 龍巻


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 百子図 


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 八ッ橋   これだけが撮影OKでした。琳派の同じ構図の絵がありますが、こちらは写実的で花を一つ一つ描いているので、よく見ると全部違うとのことです。  

 この展覧会の詳しい解説は以下のTaekoさんのブログをご覧くださいませ。
  http://taekoparis.blog.so-net.ne.jp/2017-07-22


 このあと、カフェで冷やし梅そうめんをさっぱりといただきました。ウェイトレスの人が感じが良くてホッとしました。

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 図録(コンパクトでいい)と眼鏡ふき(これは竹内栖鳳です)を買いました。


 銀座へ戻ってポーラ美術館アネックスへ。増田セバスチャンの作品、きゃりーぱみゅぱみゅの生みの親?私のケータイでは写らなかったので、コザックさんのブログをご覧くださいませ。

 http://batman.blog.so-net.ne.jp/2017-07-31-1

 ホテルへ帰って、夜の歌舞伎のためしばし休憩。午後5時半ごろ歌舞伎座へ到着。地下のお土産コーナーでお弁当を買ったり、アイスクリームを食べたりして開演を待ちました。今回2階席だったので、正面玄関を入って右の階段を上がると、ありました!あの川端龍子が描いた緑の鏡獅子の絵が。 玉三郎さんが大変お好きとのことです。私も歌舞伎座へ行ったら、必ず鑑賞します。

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 「鏡獅子」 川端龍子作


 さて歌舞伎の方は「桜の森の満開の下」を観ました。野田秀樹作・演出で、坂口安吾の同名小説と
「夜長姫と耳男」を下敷きに書き下ろした人気作なのだそうです。
 
 桜の森の満開の桜の木の下で、何かよからぬことが起きるという謂れがある。それは、屍体が埋まっているからなのか、はたまた鬼の仕業なのか…。
 時は天智天皇が治める時代。ヒダの王家の王の下に、三人のヒダの匠の名人が集められる。その名は、耳男(勘九郎)、マナコ(猿弥)、そしてオオアマ(染五郎)。ヒダの王(扇雀)は三人に、娘である夜長姫(七之助)と早寝姫(梅枝)を守る仏像の彫刻を競い合うことを命じる。そんな三人に与えられた期限は3年、夜長姫の16歳の正月までに仏像を完成させなければならない。ところがある日、早寝姫が桜の木で首を吊って死んでいるのが見つかる。時を同じくして都では天智天皇が崩御。娘と帝を同時に失ったヒダの王は悲しみに暮れる。やがて3年の月日が経ち、三人が仏像を完成させたとき、それぞれの思惑が交錯し…。というストーリーなのですが、わかりますか?

 要するに、人間と鬼との恋物語なんです。耳男(勘九郎)が鬼である夜長姫(七之助)に惚れてしまい、ムリな要求を次々と飲み込んでいくが、最後のには気持ちが通じ合う。けれどもそれは、夜長姫が死ぬとき。
 普通の歌舞伎と違って、セリフに駄洒落が多くて、ストーリーそのものも、観ていてよくわからなかったです。前の席の外人さんのカップル、私の隣の席の女性も1幕で帰ってしまいました。反対に後ろの若い女性グループは、「猿弥がいいね、上手いわね」とか面白いと言っていたので、やはり若い人に人気なのかも。勘九郎と七之助、猿弥の演技はとてもよかったと思います。でもやっぱりオーソドックスな歌舞伎がいいなと思いながら、劇場を後にしました。明日は美術館巡りです。




  
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coco030705

匁さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2017-08-23 22:24) 

coco030705

鉄腕原子さんへ
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by coco030705 (2017-08-24 19:12) 

coco030705

ネオ・アッキーさんへ
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@ミックさんへ
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by coco030705 (2017-08-24 19:14) 

coco030705

りんこうさんへ
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uminokajinさんへ
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by coco030705 (2017-08-24 19:15) 

coco030705

Taekoさんへ
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by coco030705 (2017-08-24 19:16) 

coco030705

sugoimonoさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪


by coco030705 (2017-08-24 19:17) 

TaekoLovesParis

cocoさん、龍子展、きれいにまとめてらっしゃいますね。
後期の「金閣寺炎上」と「八ッ橋」が見たかったのだけど、やはり、いいですねー。八ッ橋では、白い花が入っているのが清涼感があって好きです。梅そうめん、きっと夏限定のメニューですね。見終わったあと、さっぱりとして、ほっとなさったことでしょう。
そして、歌舞伎座でも、龍子の青緑の獅子、これ、「鏡獅子」というタイトルだったんですね。山種と歌舞伎座、双方で龍子の絵を観賞、粋だなぁ。
歌舞伎の野田版は言葉遊びが特徴ってきいてるけど、ダジャレって行きすぎると、ついていけないですよね。帰っちゃう、、、そうなんですね。
歌舞伎やオペラで、途中で帰るのはあまり見たことがなかったけど、かなり、つまらなかった、わけがわからなかったんでしょうね。ストーリーもわかりにくいですよね。cocoさんが「わかりますか?」要するに、、って書いてくださってるから、「あぁ、私の読解力のなさじゃなく、わかりにくいのね」って、ちょっと安心。

猿弥って知らなかったので、買った筋書きで、お顔をチェック、ネットで調べたら、小さい時、児童劇団からの派遣子役で歌舞伎に出たところ、猿翁(昔の猿之助)に才能ありと認められ、弟子になった人なんですね。注目してみます。
次は、吉田博展ですね。
by TaekoLovesParis (2017-08-24 21:47) 

coco030705

Taekoさん
こんばんは。コメントもありがとうございます♪

私のはただ絵を並べているだけなので、Taekoさんの記事を無断で貼らせていただきました。専門的な知識が書かれていますから、面白いと思いました。有難うございます。
金閣寺炎上を観て、三島由紀夫の小説を再読しようと思っています。それにしてもすごい絵ですね。お陰様で本当に面白くすばらしい作品をたくさんみることができ、満足でした。
野田版はセリフのなかに、今のトピックを織り込んだダジャレが随所にでてきます。それに、耳男(勘九郎)が創った仏頭が鬼の顔だったので、なんで!ありえない!と思って。ある程度の年齢の人ならだれでもそう思うのでは。これはちょっと許せない感じがしました。鬼である夜長姫(七之助)も気持ち悪いことばかりいうし、やはり野田さんとは感覚があわないのでしょうね。次回はオーソドックスな歌舞伎を観ますね。それから猿弥は、結構大きな人です。迫力があって口跡がいいですよ。

by coco030705 (2017-08-24 22:53) 

匁

今、雷と竜巻が落ちると騒がしくなって来ました。
こんな中、こんな「龍巻」が襲来すると嬉しいです。
(前の席の外人さんのカップル、私の隣の席の女性も1幕で帰ってしまいました)
そんなことも有るんですね。折角、チケット取ったのに。
by (2017-08-25 09:10) 

coco030705

匁さんへ
関東は雷や竜巻で大変ですね。大阪は今日は35℃で、一歩外へ出たら蒸し風呂状態でしたよ。身体がまいってしまいます。
龍子の絵のような龍巻だと嬉しいんですが……。

歌舞伎で途中で帰られる方はあまりいないので、よほどお芝居がわかりにくかったのでしょうか。私は面白くないなとは思ったんですが、一応最後まで観ました。




by coco030705 (2017-08-25 18:22) 

coco030705

ryo1216さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2017-08-25 18:23) 

Inatimy

青い色の使い方がとても印象的^^。鮮やかなものから深みのあるものまで。
鏡獅子の青も素敵です。 爪、表情、迫力ありますね〜。
by Inatimy (2017-08-26 05:51) 

coco030705

Inatimyさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪

おっしゃるとおり、青の色がすばらしいですね。私は「朝」の樹のの青がとても心に沁みました。お気に入りの絵です。鏡獅子も青というのが、非常に個性的ですね。この展覧会は本当に行ってよかったと思っています。

by coco030705 (2017-08-26 10:07) 

のらん

また歌舞伎鑑賞で、東京へいらしてたのですね(^.^)
川端龍子さんって、あの青い獅子の作家さんでしたか〜
たしかに個性的♪ 展覧会、見応えあったでしょうね♪
歌舞伎は・・・ そんな野田秀樹作品をやってたんですかっ(@@;)
う〜ん。。わかる気がする・・・私も、ふつうの歌舞伎を楽しみたいかも。。
by のらん (2017-08-26 11:35) 

coco030705

のらんさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪

そうなんですよ、歌舞伎と美術館巡り(関西に巡回しない展覧会)が東京見物の目的です。ちょっと変わっているかもしれませんね。東京の名所旧跡には興味がないというのも。(^^)
野田版歌舞伎は、若い人たちには受けるのでしょうね。私はちょっと合いませんでした。
by coco030705 (2017-08-26 17:11) 

coco030705

nonさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2017-08-26 17:18) 

coco030705

アルファルハさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2017-08-27 21:45) 

coco030705

Nakaさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2017-08-28 20:44) 

coco030705

コザックさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2017-08-28 20:45) 

coco030705

nyonyoさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2017-08-30 21:59) 

gillman

山種の川端龍子展観に行きたかったんですが間に合いませんでした。招待券もらっていたのに。残念。
by gillman (2017-09-01 11:32) 

coco030705

gillmanさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪

そうですか、それは残念でしたね。でも川端龍子の作品は大田区立川端龍子記念館に色々いい作品がそろってるようですよ。ぜひそちらへお出かけになったらいかがでしょうか。(もし行かれましたら、行き方をお教え願いたいと思います。)

by coco030705 (2017-09-01 17:52) 

coco030705

てんてんさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2017-09-03 00:06) 

coco030705

ribonribonさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪

by coco030705 (2017-09-03 16:01) 

coco030705

キキさんへ
こんばんは!nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2017-09-19 22:07) 

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