ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
ゲイリー・オールドマンがとうとうアカデミー賞主演男優賞をとりましたね。すごく嬉しいです。映画はとてもおもしろくて、展開も早いし全く時間の立つのを忘れて観ていました。ウィンストン・チャーチルの人間味のあるところや、英国首相としての引率力などがよく描かれていたと思います。
かなり話題にも上っていましたが、ゲイリー・オールドマンをすごい技術でチャーチルへと変身させた特殊メーキャップ・アーティスト辻一弘さんはアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞!日本人として誇らしかったです。
この作品は戦時内閣の閣議記録を基に、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間を描いたものです。
チャーチルとジョージ6世
1940年5月、第二次世界大戦初期。独裁者ヒトラー率いるナチス・ドイツの前にフランスは陥落寸前で、英国にも侵略の脅威が迫る中、紆余曲折のすえ新首相に就任した前海軍大臣のウィンストン・チャーチル。国民には人気があったものの、度重なる失策で党内はもちろん国王ジョージ6世(ベン・メンデルソーン)からも信頼を得られず、弱音を吐く彼を妻のクレメンティーン(クリスティン・スコット・トーマス)は優しく叱咤する。
クリスティン・スコット・トーマスとゲイリー・オールドマン
就任直後の演説では勝利を目指して徹底抗戦を誓うも、戦況は悪化の一途を辿っていく。そしてドイツ軍に追い込まれた英国軍が、ついにフランス・ダンケルクの海岸で絶体絶命の状況を迎える。英国への上陸もいよいよ現実の脅威となる中、犠牲を回避すべくドイツとの和平交渉を主張する外相ハリファックス(スティヴン・ディレイン)の必死の説得を受けるチャーチルだった。
ヒトラーとの和平交渉か、あるいは徹底抗戦か思い悩むチャーチルに、ジョージ6世は街へ出て庶民の声を聴けとアドバイスする。そして、チャーチルはロンドンのアンダーグラウンド(地下鉄)に乗り込み、乗客に語り掛けるのだった。
そして、国民の多くの声をつかんだチャーチルは、迷いを捨てて徹底抗戦を開始するのだった。
この映画は、新任秘書エリザベス(リリー・ジェームズ)の視点を物語の案内役とし、彼女の目を通してチャーチルの仕事ぶりや家族との関わりを描くことで、老政治家の人間臭い側面や最後の決断までの苦悩を間近にみている気分になる。
エリザベスことリリー・ジェイムス
チャーチルは6万冊以上の蔵書を愛読し、生涯に43冊を著した文筆家でもあり、回顧録ではノーベル文学賞まで受賞しているのだ。さらに大戦勃発前にヒトラーの自伝を読み、存在を危険視していたということだ。読書こそ、チャーチルの判断力の源だった。
このチャーチルを、私は今まで葉巻、Vサイン、激情家としてしか理解していなかったのだが、この映画をみて、よりチャーチルに興味を持った。Wikipediaに詳しくチャーチルのことが載っているで、興味のある方はお読みください。
ベン・メンデルソーン&クリスティン・スコット・トーマス&ゲイリー・オールドマン
これは映画としてもすごく面白く創られていて、キャステイング、脚本とも申し分のない出来である。
ゲイリー・オールドマンは、まさにチャーチルが乗り移ったかのように、チャーチルそのものだった。ベン・メンデルソーンのジョージ6世は、品があり堂々として魅力的な国王だった。クリスティン・スコット・トーマスは、とてもきれいで上手に年齢を経ている女性だと思った。できればこんな風に年をとりたいものだ。その他のキャストも適材適所でよかったと思う。
これを見逃したら本当に残念なこと。まことにアカデミー賞にふさわしいすばらしい作品だった。ぜひご覧ください。
原題:DARKEST HOURS 監督:ジョー・ライト 出演:ゲイリー・オールドマン、
クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、 ベン・メンデルソーン、
スティヴン・ディレイン、ロナルド・ピックアップetc.
2017年 イギリス
かなり話題にも上っていましたが、ゲイリー・オールドマンをすごい技術でチャーチルへと変身させた特殊メーキャップ・アーティスト辻一弘さんはアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞!日本人として誇らしかったです。
この作品は戦時内閣の閣議記録を基に、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間を描いたものです。
チャーチルとジョージ6世
1940年5月、第二次世界大戦初期。独裁者ヒトラー率いるナチス・ドイツの前にフランスは陥落寸前で、英国にも侵略の脅威が迫る中、紆余曲折のすえ新首相に就任した前海軍大臣のウィンストン・チャーチル。国民には人気があったものの、度重なる失策で党内はもちろん国王ジョージ6世(ベン・メンデルソーン)からも信頼を得られず、弱音を吐く彼を妻のクレメンティーン(クリスティン・スコット・トーマス)は優しく叱咤する。
クリスティン・スコット・トーマスとゲイリー・オールドマン
就任直後の演説では勝利を目指して徹底抗戦を誓うも、戦況は悪化の一途を辿っていく。そしてドイツ軍に追い込まれた英国軍が、ついにフランス・ダンケルクの海岸で絶体絶命の状況を迎える。英国への上陸もいよいよ現実の脅威となる中、犠牲を回避すべくドイツとの和平交渉を主張する外相ハリファックス(スティヴン・ディレイン)の必死の説得を受けるチャーチルだった。
ヒトラーとの和平交渉か、あるいは徹底抗戦か思い悩むチャーチルに、ジョージ6世は街へ出て庶民の声を聴けとアドバイスする。そして、チャーチルはロンドンのアンダーグラウンド(地下鉄)に乗り込み、乗客に語り掛けるのだった。
そして、国民の多くの声をつかんだチャーチルは、迷いを捨てて徹底抗戦を開始するのだった。
この映画は、新任秘書エリザベス(リリー・ジェームズ)の視点を物語の案内役とし、彼女の目を通してチャーチルの仕事ぶりや家族との関わりを描くことで、老政治家の人間臭い側面や最後の決断までの苦悩を間近にみている気分になる。
エリザベスことリリー・ジェイムス
チャーチルは6万冊以上の蔵書を愛読し、生涯に43冊を著した文筆家でもあり、回顧録ではノーベル文学賞まで受賞しているのだ。さらに大戦勃発前にヒトラーの自伝を読み、存在を危険視していたということだ。読書こそ、チャーチルの判断力の源だった。
このチャーチルを、私は今まで葉巻、Vサイン、激情家としてしか理解していなかったのだが、この映画をみて、よりチャーチルに興味を持った。Wikipediaに詳しくチャーチルのことが載っているで、興味のある方はお読みください。
ベン・メンデルソーン&クリスティン・スコット・トーマス&ゲイリー・オールドマン
これは映画としてもすごく面白く創られていて、キャステイング、脚本とも申し分のない出来である。
ゲイリー・オールドマンは、まさにチャーチルが乗り移ったかのように、チャーチルそのものだった。ベン・メンデルソーンのジョージ6世は、品があり堂々として魅力的な国王だった。クリスティン・スコット・トーマスは、とてもきれいで上手に年齢を経ている女性だと思った。できればこんな風に年をとりたいものだ。その他のキャストも適材適所でよかったと思う。
これを見逃したら本当に残念なこと。まことにアカデミー賞にふさわしいすばらしい作品だった。ぜひご覧ください。
原題:DARKEST HOURS 監督:ジョー・ライト 出演:ゲイリー・オールドマン、
クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、 ベン・メンデルソーン、
スティヴン・ディレイン、ロナルド・ピックアップetc.
2017年 イギリス
鉄腕原子さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-02 18:05)
@ミックさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-02 18:14)
匁さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-02 21:26)
コザックさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-02 21:39)
怪しい探麺隊さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-02 22:33)
zombiekongさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-03 07:39)
ネオ・アッキーさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-03 07:40)
(。・_・。)2さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-03 22:30)
SORIさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-04 08:49)
ぼんぼちぼちぼちさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-04 21:16)
まおたさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-04 23:19)
mwainfoさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-04 23:20)
coco030705さん おはようございます。
この時代の中に入っていくような感じがします。名映画で日本人がメイクで活躍されたのはすばらしいです。
by SORI (2018-05-05 05:16)
予告編しか観ていないのですが、本物のチャーチル首相のようですよね!
最初に見た時は、ゲイリー・オールドマンとは思いませんでしたよ〜
でも、特殊メイクだけじゃなく、映画そのものも好評価ですね♪
cocoさんが「見逃したら残念」っておっしゃる映画、ぜひ観なくてはね(^.^)
by のらん (2018-05-05 14:19)
SORIさんへ
こんばんは。コメントもありがとうございます♪
そうですね、おっしゃるとおりだとおもいます。映画の色彩もレトロな感じでしたし、当時の雰囲気を大事にしていると思います。
メイクの賞は本当にすばらしいですね。誇らしく思います。ちなみに辻一弘さんは今後はモダンアートの芸術家になられるのだそうです。
by coco030705 (2018-05-05 21:05)
のらんさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
私はもともとゲイリー・オールドマンのファンなので、余計にそう思うのかもしれません。もしお時間が許せばご覧くださいませ。
by coco030705 (2018-05-05 21:07)
ake_iさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-05 21:08)
Taekoさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-05 21:09)
こんばんは。
cocoさんの記事読んでから鑑賞だったので
前知識ばっちしで楽しめました。
特殊メイク云々よりも作品としてとてもよくまとまっていましたね。ダンケルクは昨年詳しくなったので繋がりが感じられ楽しめたのかも。
ゲイリー・オールドマンはいろんな意味で好演でしたね(^_-)-☆
by コザック (2018-05-06 00:54)
コザックさんへ
こんばんは。コメントもありがとうございます♪
特殊メイクもさることながら、ストーリー自体が面白くて、映画の中に入り込んで観てました‼ ゲイリー・オールドマン、やっと賞がとれたので、すごく嬉しかったです。私は「裏切りのサーカス」でとれると思っていたのですが、ちょっと時間がかかりました。でもほんとにうれしいです。ゲイリーの出演作を色々振り返ってみたいものです。「ダンケルク」もDVDでみてみますね。
by coco030705 (2018-05-06 01:15)
いい映画でしたね。
オールドマンの演技が本当に素晴らしかったです☆
by Naka (2018-05-06 01:19)
Nakaさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪
本当に面白かったですね。ゲイリー・オールドマン、さすがでした。
ようやく日の目を見てよかったですね♡ 彼の次回作が楽しみです。
by coco030705 (2018-05-06 10:31)
yamさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-06 10:32)
こんにちは。
見応えのある作品でしたね。
そして、世界史に疎い私には様々な事を学ぶことが出来る作品でした。
ゲイリー・オールドマンの演技は圧巻でした!
この役でアカデミー賞を受賞できて本当に良かったです(^^)
by non_0101 (2018-05-06 12:56)
nonさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪
ほんとに見応えがあり、面白い映画でしたね。ゲイリー・オールドマン、あの特殊メイクがなくても、きっとすごい演技だったんじゃないかと想像します。私は「裏切りのサーカス」で受賞かと思っていたので、ちょっと遅くなりましたけれど、ようやく受賞出来て心から喜んでいます。「ダンケルク」も見なくちゃと思います。ゲイリーの次回作がもう楽しみになってきました♡
by coco030705 (2018-05-06 14:50)
コメントが遅くなりました。
私もコザックさん同様、ダンケルクを見ていたので、映画の中で背景となる戦況がわかりやすかったです。
チャーチルの立場、ジョージ6世の立場、外相ハリファックスの立場と3人の様子がよく描かれていたと思います。国王との会見の場面は緊張感がありました。英国の運命を左右する会見ですものね。
地下鉄の中の場面は盛り上がってよかったですね。戦時下で男社会、暗くなりがちな画面で秘書役のはつらつさが良かったです。
チャーチル夫人は、戦時下でもこんなに着飾ってるのかしらと違和感を覚えました。
ゲーリーオールドマンが上手だから、映画がしまりましたね。
by TaekoLovesParis (2018-05-06 23:16)
Taekoさんへ
こんばんは。コメントもありがとうございます♪
私はダンケルクを観てなかったのですが、わかりにくくはなかったです。でも、この映画をよりよく理解するには、「ダンケルク」と「英国王のスピーチ」をみたらいいみたいです。英国王の方は観たんです。
リリー・ジェイムスの秘書、よかったですね。上手かったです。男社会の紅一点として、画面がパッと明るくなりました。
ゲイリー・オールドマン、「裏切りのサーカス」でオスカーとれると思っていたら、ちょっと時間がかかりましたね。でも、とれてよかったです。チャーチルはすごい愛妻家だったそうです。だから、夫人には着飾らせていたのかも、です。本当に面白い映画でしたね。
by coco030705 (2018-05-07 02:29)
ryo1216さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-07 11:45)
angie17さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-07 16:38)
映画のタイトルを見て、ヒトラー絡みでふと思い出した映画が「パリよ、永遠に」。
(気になってるまま、観てはいないんだけど・・・^^;。)
どの国でもこの時代を生きていく苦悩ってあるんですよね。
国を導く立場にある人間なら、なおさらだったでしょうね。
庶民の声、重要ですね^^。
by Inatimy (2018-05-08 20:37)
Inatimyさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
そうですね、「パリよ、永遠に」もとても面白かったです。ドイツ軍将軍とスウェーデンの外交官がパリ陥落を食い止めた話です。二人のあいだには、人間的な話し合いがあったということです。
チャーチルが庶民の声をこうして直接聞いたかどうかはちょっと疑問ですが、人々の声を把握する能力にはすぐれていたのでしょうね。
by coco030705 (2018-05-08 21:38)
midoriさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-09 21:25)
このメイクほんとに凄いですねぇ。
by gillman (2018-05-10 14:46)
palpalさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-10 17:57)
gillmanさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪
そうでしょう!ゲイリー・オールドマンとは全く分からなかったんですが、目の表情でやっぱりゲイリーだなと思いました。彼の演技も秀逸でしたよ。
by coco030705 (2018-05-10 18:01)
特殊メイクが話題ですよね。
現代の技術の素晴らしさを感じます。
by mayu (2018-05-11 10:19)
mayuさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
ほんとうですね。以前と比べてすごい技術の進歩ですね。でもやはりどんなに実際の人物に似せても、演技がよくなかったら映画も面白くないでしょうね。
by coco030705 (2018-05-11 19:14)
takaさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-11 19:15)
ゲイリー・オールドマンのメイクが凄いのですが、演出も演技もテンション高く見せました。
秘書役のリリー・ジェームズ、奥さん役のクリスティン・スコット・トーマスなど脇役もみな良かったと思います。
ダンケルクの撤退戦が重要な要素として出てくるので昨年「ダンケルク」を見たのが興味深かったです。
by きさ (2018-05-19 12:28)
きささんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
そうですね、メイクだけでなくゲイリー・オールドマンの演技がよかったから、この賞がとれたんだと私も思っています。面白かったですね。女優さんも二人ともきれいで素敵でした。すべてのキャスティングがよかったですね。ダンケルクはDVDで観ようと思っています。
by coco030705 (2018-05-19 23:03)
kiyokiyoさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-20 18:41)
アルファルハさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-05-21 21:28)
uminokajinさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-06-01 18:14)