フレディ・マーキュリーとQUEEN(修正・加筆版) [音楽]
2018年11月初めに公開となってから、映画「ボヘミアン・ラプソディー」のほうは年を越してもロングラン上映していましたが、大阪では2019年5月5日でとうとう終わりました。長かったです。
映画は、今年度ゴールデングローブ賞主演男優賞をはじめ2冠、アカデミー賞の主演男優賞と他3冠という快挙を成し遂げました。レミ・マレック、ゴールデングローブとアカデミーの主演男優賞を同時受賞とは、やりましたね!
端的にいえば、この作品はフレディ・マーキュリーとQUEENが、どんなに魅力的ですごい存在だったのかが、誰がみてもよくわかるように描かれていて、深刻な場面はほとんどないのが、成功の秘密だと思います。
では今から、フレディ・マーキュリーとQueenについて、私の好みの部分を切り取って、好きな楽曲とともにご紹介します。よかったらお付き合いくださいませ。
まずは、記念すべきファーストアルバムから、
第1作「QUEEN (戦慄の王女) 」 (1973)
LIAR
https://youtu.be/oU7rqB9E_0M
第2作「QUEEN Ⅱ」(1974)
Seven Seas of Rhye(輝ける七つの海) Live 1974
https://youtu.be/38xkDA_Q9rU
Live At The Rainbow (1974)
第3作「Sheer Heart Attack」(1974)
全英2位を記録した「Killer Queen」の大ヒットにより、QUEENの知名度は飛躍的に上昇した。
KILLAR QUEEN
https://youtu.be/2ZBtPf7FOoM
第4作「A Night At The Opera 」(1975)
全英1位 (9週連続)、全米4位を獲得の、当時としては画期的名曲です。この時代には楽曲は3分前後だったのが、約6分間という長尺の曲で、発表に紆余曲折がありました。でも、ふたを開けてみれば、この曲により、QUEENの地位は世界中で不動のものとなりました。
Bohemian Rhapsody
https://youtu.be/fJ9rUzIMcZQ
第5作「A Day At The Race」(1976)
「Teo Toriatte(手をとりあって:Let Us Cling Together)を聴いてみてください。これは、長野県での2005年冬季オリンピック世界大会の、公式テーマソングに選ばれた曲なのです。QUEENが日本のファンのためにつくった日本語の歌詞が入っている名曲。(ブライアン作曲)
手をとりあって(TEO TORRIATTE) )
https://youtu.be/WDynFluHPJs
本作からの最大のヒットとなった曲。重層的なゴスペル調のコーラスで、高揚感を盛り上げています。
Somebody To Love
https://youtu.be/kijpcUv-b8M
第6作「News Of The World」(1977)
このアルバム中の「We Are The Champions(伝説のチャンピオン)」(by Mercury)が後に、ニューヨーク・ヤンキーズの応援歌に採用。「We Will Rock You」(by May)も観衆が一緒に歌うことを狙って作曲された。このアルバムはアメリカでのヒットをねらったものだったらしい。シンプルな作り。
We Are The Champions
https://youtu.be/04854XqcfCY
上の「We Are The Champions」 と肩を並べるヒット曲。映像の4人がすごく若い。フレディのサングラス、似合ってませんね、珍しく。(*_*;
We Will Rock You!
https://youtu.be/-tJYN-eG1zk
このアルバム中での私の好みは、次の曲です。
My Melancholy Blues(by Mercury)Queen In Huston 1977
https://youtu.be/d4lzQCrkbdQ
第7作「JAZZ」(1978)
シンプル、ポップ、コンパクトな曲が、4人のそれぞれの作曲とボーカルあるいは、演奏となっている。このアルバムのお勧めは、皮ジャンスタイルのカッコいいフレディの名曲。
Don't Stop Me Now (1978)
https://youtu.be/HgzGwKwLmgM
この曲もハードですね。フレディ、浸りきって歌ってます。
Fat Bottomed Girls
https://youtu.be/VMnjF1O4eH0
かなり激しい曲ですが、フレディの歌がすごくいいですよ。
Let Me Entertain You (Live At Montreal)
https://youtu.be/4GMAjjzU9Do
ところで、フレディ・マーキュリーは大の親日家だったのですね。映画のパンフレットに、Queenの来日公演のボディガードをした伊丹さんと、通訳の小林さんの対談が載っていました。
それを読むと、フレディーは日本の文化についてすごく勉強していて、骨董品を集めたり、新しい和の物もたくさん買っていたそうです。ロンドンの自宅に、日本間と日本庭園を造り、日本茶は常備していたとのこと。またお忍びで日本に何度も来ていて、それほど有名でないような、陶器の美術館巡りなどをしていました。
メンバーは仲が良くて、統制がとれていたそうです。時間にも正確で、これは他のミュージシャンにはないことだった、だからコーラスがすばらしかったんだろうとのことでした。
フレディからは毎回、伊丹さんにカルティエの製品がプレゼントとして贈られたのですって。「カルティエは、イギリスでは最高のプレゼントで、信頼のおける人に感謝の気持ちを込めて贈る」といっていたのだそうです。他のメンバーも、各々のボディーガードにきちんとしていたらしいです。伊丹さんと小林さんの印象は「他のグループと比較しちゃいけないけど、皆が気さくで優しく、とても気遣いのある人たちだった」とのことです。
日本公演の時の写真
Queenの日本公演(1978年)でのインタビューです。フレディの日本語の挨拶が聞けますよ!挨拶は、最初にメンバーが順番にしゃべるので、それを聴いたら、あとは長すぎるので、全部聞かなくてもいいかもしれません。
https://youtu.be/eQqWSf3iNx8
第8作「The Game」(1980)
旧来のファンには、QUEENのパブリックイメージを一新する作品が多いアルバム。でもそれが新たなファンを獲得し、支持層を大幅に広げることとなった。全英、全米とも1位。このアルバム中の好みの曲は、ブライアン作曲の「Save Me」です。失恋の悲しい心を歌った名曲。私はこの「Save Me」と「Bohemian Rhapsody」を聴くと心を鷲づかみにされるような気がします。
Save Me
https://youtu.be/Iw3izcZd9zU
このビデオクリップは、メンバー全員が革ジャンスタイル!ブライアンが皮ジャンを着るなんて、信じられない!フレディのダンスの上手さに驚きました。ロカビリー調?エルビスみたいです。
Crazy Little Thing Called Love
https://youtu.be/zO6D_BAuYCI
第9作映画「フラッシュ・ゴードン」のサントラ
クイーンの演奏場面と映画の場面が見られます。いいサウンドです。
https://youtu.be/LfmrHTdXgK4
第10作「Hot Space」(1982)
Queen史上、最もソウル、ディスコ、シンセ・ポップ色の濃い作品で、フレディのソロ作「Mr. Bad Gay」は、このアルバムの下敷きがあってこそ創ることができたとの解釈もあるとのこと。
このアルバムでは、ブライアン作「ラス・パラブラス・デ・アモール(愛の言葉)」がポーランドで1位、ジョン作の「Back Chat」がフランスで3位を獲得。この曲の終わりのほうに、突然「ガンバレ、ガンバレ」という日本語の歌詞が流れたので、びっくりした!(とおもったのですが、実はGo for it, go for it, go for it! といっているとのことです。) 他の国の挨拶の言葉なども入れている。(ただし、CDのみ) いい曲だ。アルバムとして、オランダとオーストリアで1位をとるなど、英米以外の欧州各国からの反応がよかったのだ。全英では4位。
では、ブライアン作「ラス・パラブラス・デ・アモール(愛の言葉)」をどうぞ。
Las Palabras De Amor(1982)
https://youtu.be/qaeKSQUdBE4
ジョン・ディーコン作の「Back Chat (live at the bowl)」も聴いてみてください。全く古びていなくて、今現在の曲かと思いました。すばらしいです!
Back Chat
https://youtu.be/eKBUBXowC58
そして、クィーンとデヴィッド・ボウイの共演。これは、フレディだけでも、ボウイだけでも創れなかったのでは。二人のデュエットと、フレディの魅力的なファルセットのすばらしさ! 二人のセンスが合わさった名曲も、このアルバム中に入っています。ジョン作曲です。
Queen&David Bowie 「Under Pressure」
https://youtu.be/YoDh_gHDvkk
アルバムのジャケットは、フレディのイラストとデザインです。
第11作 The Works(1984)
楽曲のヴァリエーションやバランスといった意味では、最大の商業的成功作だそうだ。
ロジャー作曲の「Radio Ga Ga」(全英2位)とジョン作曲の「I Want To Break Free(自由への旅立ち)」(全英3位)が大ヒット。グループの4人全員がヒットメーカーとなった。
では、Radio Ga Ga、珍しいメイキング映像で、曲も流れます。どうぞ!
Radio Ga Ga
https://youtu.be/EmzS5CsHXX4
そして、ジョン作の「I Want To Break Free」です。最初に女装した4人が出てきますが、これはイギリスのTV番組のパロディなのだそうです。でもこれが、アメリカでは受けなくて、一部放送禁止になったのだとか。この女装シーンのあとに、フレディがイギリスのバレエ団と共演したフィルムが流されます。モダンバレエです。映像も面白く、曲もいいので、大好きな曲の一つです。
I Want To Break Free
https://youtu.be/f4Mc-NYPHaQ
ライヴでは、フレディのボーカルとブライアンのアコースティックギターの演奏で歌われた名曲です。二人の共作。
Is This The World We Created…?
https://youtu.be/yoObZMMlnKY
Live At Wembley Studium, Friday 11 July, 1986
フレディは猫好きで、たくさんの猫を飼っていました。映画にも、自宅に猫ちゃんがたくさんいるシーンがかなりあったので、猫好きの私としてはとても嬉しかったです。
この写真の猫、Delilah(デライラ)のためにつくった曲です。アルバム「Made In Heaven」(1995)におさめられています。
Delilah「Made In Heaven」(1995)
https://youtu.be/vuXnFN2kByM
第12作 A Kind Of Magic (1986)
前作から2年4カ月を経て、発表されたアルバム。そもそも映画「ハイランダー」のサウンドトラック用に書き下ろされたものが基礎になっている。ただし、アルバムにするときには、アレンジをやり直し、改めて録音しなおされているとのこと。きわめて音楽的な幅の広い娯楽作として仕上げられている。
フレディとジョンのコンビで作った曲です。いいですね~!オーディアンスも大喜び。
Friends Are Friends
https://youtu.be/0AIlz08fZos
フレディとブライアンが、ヴォーカル・パートを分け合い、フルオーケストラの演奏が迫力を添えます。
Who Wants To Live Forever
https://youtu.be/_Jtpf8N5IDE
これは、ロジャー作曲です。フレディの迫力あるヴォーカルとライヴ映像をどうぞ。
A Kind Of Magic (Live At Wembley Studium Friday 11, 1986)
https://youtu.be/c2_xWTSyCuU
それから、日本のノエビア化粧品のコマーシャルソングとして使われた曲、「I Was Born To Love You」です。これは、フレディーのソロアルバム「Mr.Bad Guy」に入ってました。その後アルバム「Made In Heaven」にも、元の演奏を消して、ロジャーのドラムとブライアンのギター&ジョンのベースが加わったものが、収録されています。
I Was Born To Love You
https://youtu.be/Fna56a_r41s
ところで、彼の衣装ですが、すごくユニークなものが多いのですけれど、歌舞伎の衣装にも通じるような、派手さだなと思うんですね。下の写真を見てください。
これは、完全に歌舞伎を参考にしたデザインではないかなと思います。この人は、心底カブキ者だったんですね。
他のもアップしますので、楽しんでくださいね。すごくアーティスティックなデザインですね。すばらしいです
それから、美しいバラード「A Winter's Tale」など、バラードの名曲集です。特に1曲目の「A Winter's Tale」(アルバム「Made In Heaven」収録)は、フレディ最晩年の曲で、この年齢になったからこそ、創れたんだろうなと思いました。(これが多分最後に作曲した曲とのこと)
最後まで声が出て、歌うことができてよかったと思わずにいられません。そして彼は今はきっと、「A Winter's Tale」の詩のように美しい世界で、苦しみも、悲しみもなく、Peacefulにすごしているのだと想像しています。
A Winter's Taleほか11曲(約1時間)
https://youtu.be/jrk-xV3hfe8
フレディがもっと長生きしてくれたら、もっともっと、いい曲がたくさん聴けて、コンサートにも行けたのにと思うと、とても残念です。でも、フレディは時代を駆け抜けたともいえますね。太く短い人生で、燃え尽きたのだろうと思えてなりません。
彼の人生は、確かに起伏の多い、大変な人生でした。が、QUEENとして、やりたいことが思う存分やれたことは本当に幸運だったと思います。しかも亡くなってから27年も経って、「ボヘミアン・ラプソディー」という、すばらしい映画が創られ、大ヒットしているのですから、やはり幸せな人だと感じます。
最高のライブ・パフォーマンスといわれた、LIVE AIDの映像で締めくくりたいと思います。最初、警官の制服を着たコメディアンが2人登場し、ちょっとネタを披露します。そのあとに、クイーンが登場します。ちなみに、フレディの履いているスポーツシューズは、日本製で「オニツカタイガー」というメーカーのものです。愛用してくれて嬉しいですね!
Queen-Live at LIVE AID
https://youtu.be/TkFHYODzRTs
2018年12月に映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て以来、Queenの曲をほぼ毎日聴いています。2019年もQueenとともに、過ごしていくことになりそうです。長時間お付き合いいただき、有難うございました。
映画は、今年度ゴールデングローブ賞主演男優賞をはじめ2冠、アカデミー賞の主演男優賞と他3冠という快挙を成し遂げました。レミ・マレック、ゴールデングローブとアカデミーの主演男優賞を同時受賞とは、やりましたね!
端的にいえば、この作品はフレディ・マーキュリーとQUEENが、どんなに魅力的ですごい存在だったのかが、誰がみてもよくわかるように描かれていて、深刻な場面はほとんどないのが、成功の秘密だと思います。
では今から、フレディ・マーキュリーとQueenについて、私の好みの部分を切り取って、好きな楽曲とともにご紹介します。よかったらお付き合いくださいませ。
まずは、記念すべきファーストアルバムから、
第1作「QUEEN (戦慄の王女) 」 (1973)
LIAR
https://youtu.be/oU7rqB9E_0M
第2作「QUEEN Ⅱ」(1974)
Seven Seas of Rhye(輝ける七つの海) Live 1974
https://youtu.be/38xkDA_Q9rU
Live At The Rainbow (1974)
第3作「Sheer Heart Attack」(1974)
全英2位を記録した「Killer Queen」の大ヒットにより、QUEENの知名度は飛躍的に上昇した。
KILLAR QUEEN
https://youtu.be/2ZBtPf7FOoM
第4作「A Night At The Opera 」(1975)
全英1位 (9週連続)、全米4位を獲得の、当時としては画期的名曲です。この時代には楽曲は3分前後だったのが、約6分間という長尺の曲で、発表に紆余曲折がありました。でも、ふたを開けてみれば、この曲により、QUEENの地位は世界中で不動のものとなりました。
Bohemian Rhapsody
https://youtu.be/fJ9rUzIMcZQ
第5作「A Day At The Race」(1976)
「Teo Toriatte(手をとりあって:Let Us Cling Together)を聴いてみてください。これは、長野県での2005年冬季オリンピック世界大会の、公式テーマソングに選ばれた曲なのです。QUEENが日本のファンのためにつくった日本語の歌詞が入っている名曲。(ブライアン作曲)
手をとりあって(TEO TORRIATTE) )
https://youtu.be/WDynFluHPJs
本作からの最大のヒットとなった曲。重層的なゴスペル調のコーラスで、高揚感を盛り上げています。
Somebody To Love
https://youtu.be/kijpcUv-b8M
第6作「News Of The World」(1977)
このアルバム中の「We Are The Champions(伝説のチャンピオン)」(by Mercury)が後に、ニューヨーク・ヤンキーズの応援歌に採用。「We Will Rock You」(by May)も観衆が一緒に歌うことを狙って作曲された。このアルバムはアメリカでのヒットをねらったものだったらしい。シンプルな作り。
We Are The Champions
https://youtu.be/04854XqcfCY
上の「We Are The Champions」 と肩を並べるヒット曲。映像の4人がすごく若い。フレディのサングラス、似合ってませんね、珍しく。(*_*;
We Will Rock You!
https://youtu.be/-tJYN-eG1zk
このアルバム中での私の好みは、次の曲です。
My Melancholy Blues(by Mercury)Queen In Huston 1977
https://youtu.be/d4lzQCrkbdQ
第7作「JAZZ」(1978)
シンプル、ポップ、コンパクトな曲が、4人のそれぞれの作曲とボーカルあるいは、演奏となっている。このアルバムのお勧めは、皮ジャンスタイルのカッコいいフレディの名曲。
Don't Stop Me Now (1978)
https://youtu.be/HgzGwKwLmgM
この曲もハードですね。フレディ、浸りきって歌ってます。
Fat Bottomed Girls
https://youtu.be/VMnjF1O4eH0
かなり激しい曲ですが、フレディの歌がすごくいいですよ。
Let Me Entertain You (Live At Montreal)
https://youtu.be/4GMAjjzU9Do
ところで、フレディ・マーキュリーは大の親日家だったのですね。映画のパンフレットに、Queenの来日公演のボディガードをした伊丹さんと、通訳の小林さんの対談が載っていました。
それを読むと、フレディーは日本の文化についてすごく勉強していて、骨董品を集めたり、新しい和の物もたくさん買っていたそうです。ロンドンの自宅に、日本間と日本庭園を造り、日本茶は常備していたとのこと。またお忍びで日本に何度も来ていて、それほど有名でないような、陶器の美術館巡りなどをしていました。
メンバーは仲が良くて、統制がとれていたそうです。時間にも正確で、これは他のミュージシャンにはないことだった、だからコーラスがすばらしかったんだろうとのことでした。
フレディからは毎回、伊丹さんにカルティエの製品がプレゼントとして贈られたのですって。「カルティエは、イギリスでは最高のプレゼントで、信頼のおける人に感謝の気持ちを込めて贈る」といっていたのだそうです。他のメンバーも、各々のボディーガードにきちんとしていたらしいです。伊丹さんと小林さんの印象は「他のグループと比較しちゃいけないけど、皆が気さくで優しく、とても気遣いのある人たちだった」とのことです。
日本公演の時の写真
Queenの日本公演(1978年)でのインタビューです。フレディの日本語の挨拶が聞けますよ!挨拶は、最初にメンバーが順番にしゃべるので、それを聴いたら、あとは長すぎるので、全部聞かなくてもいいかもしれません。
https://youtu.be/eQqWSf3iNx8
第8作「The Game」(1980)
旧来のファンには、QUEENのパブリックイメージを一新する作品が多いアルバム。でもそれが新たなファンを獲得し、支持層を大幅に広げることとなった。全英、全米とも1位。このアルバム中の好みの曲は、ブライアン作曲の「Save Me」です。失恋の悲しい心を歌った名曲。私はこの「Save Me」と「Bohemian Rhapsody」を聴くと心を鷲づかみにされるような気がします。
Save Me
https://youtu.be/Iw3izcZd9zU
このビデオクリップは、メンバー全員が革ジャンスタイル!ブライアンが皮ジャンを着るなんて、信じられない!フレディのダンスの上手さに驚きました。ロカビリー調?エルビスみたいです。
Crazy Little Thing Called Love
https://youtu.be/zO6D_BAuYCI
第9作映画「フラッシュ・ゴードン」のサントラ
クイーンの演奏場面と映画の場面が見られます。いいサウンドです。
https://youtu.be/LfmrHTdXgK4
第10作「Hot Space」(1982)
Queen史上、最もソウル、ディスコ、シンセ・ポップ色の濃い作品で、フレディのソロ作「Mr. Bad Gay」は、このアルバムの下敷きがあってこそ創ることができたとの解釈もあるとのこと。
このアルバムでは、ブライアン作「ラス・パラブラス・デ・アモール(愛の言葉)」がポーランドで1位、ジョン作の「Back Chat」がフランスで3位を獲得。この曲の終わりのほうに、突然「ガンバレ、ガンバレ」という日本語の歌詞が流れたので、びっくりした!(とおもったのですが、実はGo for it, go for it, go for it! といっているとのことです。) 他の国の挨拶の言葉なども入れている。(ただし、CDのみ) いい曲だ。アルバムとして、オランダとオーストリアで1位をとるなど、英米以外の欧州各国からの反応がよかったのだ。全英では4位。
では、ブライアン作「ラス・パラブラス・デ・アモール(愛の言葉)」をどうぞ。
Las Palabras De Amor(1982)
https://youtu.be/qaeKSQUdBE4
ジョン・ディーコン作の「Back Chat (live at the bowl)」も聴いてみてください。全く古びていなくて、今現在の曲かと思いました。すばらしいです!
Back Chat
https://youtu.be/eKBUBXowC58
そして、クィーンとデヴィッド・ボウイの共演。これは、フレディだけでも、ボウイだけでも創れなかったのでは。二人のデュエットと、フレディの魅力的なファルセットのすばらしさ! 二人のセンスが合わさった名曲も、このアルバム中に入っています。ジョン作曲です。
Queen&David Bowie 「Under Pressure」
https://youtu.be/YoDh_gHDvkk
アルバムのジャケットは、フレディのイラストとデザインです。
第11作 The Works(1984)
楽曲のヴァリエーションやバランスといった意味では、最大の商業的成功作だそうだ。
ロジャー作曲の「Radio Ga Ga」(全英2位)とジョン作曲の「I Want To Break Free(自由への旅立ち)」(全英3位)が大ヒット。グループの4人全員がヒットメーカーとなった。
では、Radio Ga Ga、珍しいメイキング映像で、曲も流れます。どうぞ!
Radio Ga Ga
https://youtu.be/EmzS5CsHXX4
そして、ジョン作の「I Want To Break Free」です。最初に女装した4人が出てきますが、これはイギリスのTV番組のパロディなのだそうです。でもこれが、アメリカでは受けなくて、一部放送禁止になったのだとか。この女装シーンのあとに、フレディがイギリスのバレエ団と共演したフィルムが流されます。モダンバレエです。映像も面白く、曲もいいので、大好きな曲の一つです。
I Want To Break Free
https://youtu.be/f4Mc-NYPHaQ
ライヴでは、フレディのボーカルとブライアンのアコースティックギターの演奏で歌われた名曲です。二人の共作。
Is This The World We Created…?
https://youtu.be/yoObZMMlnKY
Live At Wembley Studium, Friday 11 July, 1986
フレディは猫好きで、たくさんの猫を飼っていました。映画にも、自宅に猫ちゃんがたくさんいるシーンがかなりあったので、猫好きの私としてはとても嬉しかったです。
この写真の猫、Delilah(デライラ)のためにつくった曲です。アルバム「Made In Heaven」(1995)におさめられています。
Delilah「Made In Heaven」(1995)
https://youtu.be/vuXnFN2kByM
第12作 A Kind Of Magic (1986)
前作から2年4カ月を経て、発表されたアルバム。そもそも映画「ハイランダー」のサウンドトラック用に書き下ろされたものが基礎になっている。ただし、アルバムにするときには、アレンジをやり直し、改めて録音しなおされているとのこと。きわめて音楽的な幅の広い娯楽作として仕上げられている。
フレディとジョンのコンビで作った曲です。いいですね~!オーディアンスも大喜び。
Friends Are Friends
https://youtu.be/0AIlz08fZos
フレディとブライアンが、ヴォーカル・パートを分け合い、フルオーケストラの演奏が迫力を添えます。
Who Wants To Live Forever
https://youtu.be/_Jtpf8N5IDE
これは、ロジャー作曲です。フレディの迫力あるヴォーカルとライヴ映像をどうぞ。
A Kind Of Magic (Live At Wembley Studium Friday 11, 1986)
https://youtu.be/c2_xWTSyCuU
それから、日本のノエビア化粧品のコマーシャルソングとして使われた曲、「I Was Born To Love You」です。これは、フレディーのソロアルバム「Mr.Bad Guy」に入ってました。その後アルバム「Made In Heaven」にも、元の演奏を消して、ロジャーのドラムとブライアンのギター&ジョンのベースが加わったものが、収録されています。
I Was Born To Love You
https://youtu.be/Fna56a_r41s
ところで、彼の衣装ですが、すごくユニークなものが多いのですけれど、歌舞伎の衣装にも通じるような、派手さだなと思うんですね。下の写真を見てください。
これは、完全に歌舞伎を参考にしたデザインではないかなと思います。この人は、心底カブキ者だったんですね。
他のもアップしますので、楽しんでくださいね。すごくアーティスティックなデザインですね。すばらしいです
それから、美しいバラード「A Winter's Tale」など、バラードの名曲集です。特に1曲目の「A Winter's Tale」(アルバム「Made In Heaven」収録)は、フレディ最晩年の曲で、この年齢になったからこそ、創れたんだろうなと思いました。(これが多分最後に作曲した曲とのこと)
最後まで声が出て、歌うことができてよかったと思わずにいられません。そして彼は今はきっと、「A Winter's Tale」の詩のように美しい世界で、苦しみも、悲しみもなく、Peacefulにすごしているのだと想像しています。
A Winter's Taleほか11曲(約1時間)
https://youtu.be/jrk-xV3hfe8
フレディがもっと長生きしてくれたら、もっともっと、いい曲がたくさん聴けて、コンサートにも行けたのにと思うと、とても残念です。でも、フレディは時代を駆け抜けたともいえますね。太く短い人生で、燃え尽きたのだろうと思えてなりません。
彼の人生は、確かに起伏の多い、大変な人生でした。が、QUEENとして、やりたいことが思う存分やれたことは本当に幸運だったと思います。しかも亡くなってから27年も経って、「ボヘミアン・ラプソディー」という、すばらしい映画が創られ、大ヒットしているのですから、やはり幸せな人だと感じます。
最高のライブ・パフォーマンスといわれた、LIVE AIDの映像で締めくくりたいと思います。最初、警官の制服を着たコメディアンが2人登場し、ちょっとネタを披露します。そのあとに、クイーンが登場します。ちなみに、フレディの履いているスポーツシューズは、日本製で「オニツカタイガー」というメーカーのものです。愛用してくれて嬉しいですね!
Queen-Live at LIVE AID
https://youtu.be/TkFHYODzRTs
2018年12月に映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て以来、Queenの曲をほぼ毎日聴いています。2019年もQueenとともに、過ごしていくことになりそうです。長時間お付き合いいただき、有難うございました。
Do夢さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
はじドラさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-03 22:49)
xml_xslさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-03 23:09)
@ミックさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
鉄腕原子さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-04 08:58)
zombiekongさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-04 08:59)
soramoyouさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-04 09:00)
mayuさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-04 11:58)
りんこうさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-04 23:45)
宮崎ほぐし屋さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
カメラde防犯さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-04 23:47)
きささんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-04 23:48)
Taekoさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-04 23:49)
コザックさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-05 00:33)
フレディ・マーキュリー、デザインの勉強もしてたんですね。どうりで。
ステージ衣装展とかあったら、見ごたえありそう^^。
写真だけでも迫力あるけど、残ってないのかなぁ・・・実物。
by Inatimy (2018-12-05 17:31)
Inatimyさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪
フレディはロンドンに移住したころは、デザイン学校に通っていたみたいですね。クイーンのCD(当時はレコード?)ジャケットのデサインも自分でやったものがあるようですよ。かなりアーティスティックな人だったみたい。だからあんなに色々なデザインの衣装を着たんでしょうね。あの変わった衣装を受け入れる感性があったということでしょうね。そして、新しいものが好きだった。
ほんとに実物の衣装展があったら観に行きたいものですね。
by coco030705 (2018-12-05 18:30)
いっぷくさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
ryo1216さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-05 18:32)
アルファルハさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
怪しい探麺隊さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-05 18:34)
(。・_・。)2kさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-06 00:44)
ネオ・アッキーさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-06 01:40)
SORIさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-07 18:42)
匁さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-08 00:05)
tarouさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-08 17:05)
mphotoさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-08 22:09)
マルコメさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-09 00:34)
こんばんは
IMAXでご覧ですね☆すばらしいかったですね。
伊丹さんの話はちょといい話ですね(^_-)-☆
パンフ未開封だったので、ちょっと詳しく読み込んでみます(^^)/
ずっと映画.comで一位が続いていてうれしいです(^^)
by コザック (2018-12-09 01:31)
いかついフレディと猫、意外とグッドな取り合わせ。
by gillman (2018-12-09 20:43)
コザックさんへ
こんばんは。コメントもありがとうございます♪
コザックさんのブログを読んで、IMAXへ行って来ました。
ほんとうによかったです!ありがとうございました。パンフもとても力が入っていて、詳しく書いてますので読みごたえがありますよ。
フレディは色々苦労もあったけど、やりたいことが思う存分やれて、幸せな人生だったんだなと思います。今でもどの曲を聴いても音楽のセンスがすばらしいですね。やはりあの声の賜物でしょうね。
by coco030705 (2018-12-09 21:12)
gillmanさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
そうでしょう?すごい猫好きだったみたいですよ。映画でも可愛い猫ちゃんたちが登場の場面がけっこうありました。嬉しかったです。
by coco030705 (2018-12-09 21:14)
yamさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-09 21:16)
こんばんは。
IMAXいいですね!次回はぜひチャレンジして来たいです。
そうそう、私が観に行った時はパンフレットが売り切れだったのです。
私もそろそろゲットしなくては(^^)
by non_0101 (2018-12-09 22:11)
nonさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
パンフ、色々な人が興味深いことを書いていて、読みごたえがありますよ~。早くDVDも出してほしいのですが、当分無理でしょうね。
(^.^)/
by coco030705 (2018-12-09 22:16)
ぼんぼちぼちぼちさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-12 19:55)
ケイkeiさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-14 00:04)
はっこうさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-17 00:49)
Nakaさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-18 00:21)
のらんさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-22 16:13)
芝浦鉄親父さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-29 13:06)
nikoponさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-30 16:11)
angie17さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2018-12-30 18:19)
今年はありがとうございました。
2019年も引き続きよろしくお願いいたします。佳き、お正月をお迎えください。
by 芝浦鉄親父 (2018-12-31 18:06)
てんてんさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2019-01-02 16:12)
芝浦鉄親父様
新年おめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
佳いお年となりますよう、お祈り申し上げます。
by coco030705 (2019-01-02 23:27)
あとりえSAKANAさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2019-01-11 20:11)
はじめまして。
ソネブロ「芝浦鉄親父」さまのところから飛んで来ました。
記事と写真、楽しく拝見しました。
若いころQUEENはよく聴いていましたが、映画を観て以来、デビューアルバムから聴きなおしています^^
今は毎日寝る前にMy Melancholy Bluesです♪
by ゆきち (2019-04-07 17:50)
ゆきちさんへ
はじめまして。nice!とご訪問&コメントありがとうございます♪
Queenは、映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て、大ファンになってしまいました。それまで、知らなかったんです。(トホホ…)とても損した気分です。リアルタイムでQueenのコンサートに行かなかったので、後悔の毎日です。
この記事は、昨年12月3日にアップして以来、ずっと加筆・修正を繰り返しています。まだ完成してないんですよ。ご覧いただき、光栄です。私も「My Melancholy Blues」が大好きです。また後で、ゆきちさんのブログを訪問させていただきますね。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。 ココより
by coco030705 (2019-04-07 23:34)
うりくまさんへ
こんばんは。こちらにも、nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2019-05-18 19:26)
su-nyaさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-07-08 21:50)
こんばんは。ご紹介ありがとうございます。
体系だててまとめてある記事、指南役として
たいへんありがたいです。
ただ漫然とYoutubeで追っていましたので!
私はRockinRioでのLoveofMyLifeの動画が好きです。
まず、とんちんかんな女性インタビュアーとのやりとりで、
ブラジルの人は英語は得意ではないんだ、という印象。
そして、ライブでマイクを向けられそのブラジルの聴衆が
英語の曲を正確にほぼフルコーラス歌って、
フレディがそれに感動する。エモいです!
マイメランコリーブルース、いい曲ですね!またお勉強させて
いただきにきます。
by su-nya (2021-07-08 21:58)
su-nyaさんへ
こんばんは。コメントもありがとうございます♪
こんな記事でお恥ずかしいです。
RockinRioは大盛り上がりでしたね。フレディとクイーンのメンバーもRioの人たちが英語でLoveofMyLifeを歌ってくれるのに感激してましたね。いいなぁ!映画にもありましたね。
マイメランコリーブルースは大好きな曲です。寝る前に聴くといいかもです。
by coco030705 (2021-07-08 22:13)