MINAMATA (ミナマタ) [外国映画]
ジョニー・デップが製作・主演を務めた作品です。水俣病の存在を世界に知らしめた写真家ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスの写真集「MINAMATA」を題材に描いています。
私はずいぶん前にTVの水俣病のドキュメンタリー番組で、苦しむ人々や動物をの姿を延々と流しているのを観て、みるに忍びない気持ちになりました。
この作品はジョニー・デップの主演なので、行かないといけない、行きたいという想いから、ある程度覚悟していったのですが、映像がとても美しく、水俣病の人々や動物のシーンはパッパッと瞬間的に映しているので、思っていたよりイヤな感じはしませんでした。
1970年代のニューヨーク。かつてアメリカを代表する写真家と称えられたフォト・ジャーナリストのユージン・スミス(ジョニー・デップ)が「LIFE」の編集長ボブ(ビル・ナイ)に、自分の回顧展のオープニング・スピーチで、最高の写真家だとスピーチしてくれと頼んでいる。だが、ボブは断る。というのも、スミスの最盛期は終わり、今はお金もなく、酒に溺れる日々を送っていたからだった。
そんなある日、日本のカメラマンと通訳のアイリーン[美波(みなみ)]がCM撮影のためユージンのスタジオにやってくる。
ユージンはアイリーンから、日本の大企業チッソが、熊本県水俣市の海に流す工場排水が原因で、病に苦しんでいる人々を撮影してほしいと頼まれる。
アイリーン(美波)とジョニー・デップ
しかしユージンは第二次世界大戦のとき、沖縄戦の撮影のため来日し、大けがを負ったので、二度と日本には行かないと拒絶する。
けれどもユージンは、アイリーンが置いていった水俣の写真を見て言葉も出ないくらい驚いた。そして翌日「LIFE」の編集長ボブに水俣の写真を見せ「特集記事」をと迫る。最初はユージンを拒んでいたボブも事の深刻さに気付き、ユージンの申し出を受けるのだった。
ビル・ナイとジョニー・デップ
水俣市に到着したユージンとアイリーンを、松村夫妻(浅野忠信・岩瀬晶子)が自宅で温かく迎えた。
浅野忠信、 美波、 ジョニー・デップ
松村夫妻の長女のアキコも、胎児性水俣病で、夫妻はチッソを訴え出ていたが、チッソ側は「脳性マヒだ」と主張して、何の保証もしていない。松村は胸の内を語ってくれた。でもユージンがアキコの写真を撮りたいと願いでたとき、松村は頭をさげるのみだった。
加瀬亮
次の日、ユージンはチッソ闘争の中心メンバーの一人、キヨシ(加瀬亮)を紹介される。彼の息子シゲル(青木柚)も胎児性水俣病で、手足が不自由だった。しかし、シゲルはユージンのカメラに興味を示し、ユージンから貸してもらったカメラを手に、曲がった指先を駆使して、ユージンや海の風景を撮り始めるのだった。
ジョニー・デップ & 青木柚
チッソ工場の前では、キヨシ(加瀬亮)と一緒に闘争の先頭に立つ山崎(真田広之)が演説していた。彼は同志たちに、「声をあげて世界に訴えよう」と呼びかけるのだった。
真田広之
ユージンはアイリーンの協力で、海岸沿いに写真を現像するための小屋(暗室)を建てる。そして、二人はキヨシ(加瀬亮)とともに、チッソ水俣工場附属病院へ潜入し、水俣病ということで入院している、身体の変形やけいれんに苦しむ人々を撮影。さらに、ラボで動物実験レポートを発見し、チッソが15年前から廃水が水銀中毒を引き起こすと知っていたことを突き止める。
あるとき、チッソ工場の前で山崎(真田広之)の演説を取材していたユージンは、会社の職員に強引に社長(國村隼)の所へ連れていかれる。社長はユージンに5万ドルの札束と引き換えに、ネガを渡すように偉そうな態度で迫る。しかし彼は、その申し出を受けることは決してなかった。
ジョニー・デップ、 國村隼
ユージンは買収されそうになったことに怒りが爆発し、自分の暗室小屋で、身を粉にして写真のネガを引き延ばして、水俣病の現実を写真に焼き付ける作業に没頭する。
暗室での作業に没頭するユージン(ジョニー・デップ)とアイリーン(美波)
ようやくネガも写真の現像も整い、作品の出来栄えにも確信を持ったユージン。しかしその夜、何者かが暗室小屋に火を放ち、全てのものが焼き尽くされてしまう。
ユージンの落胆は大きく、一度は帰国も考えるが、振り返ってみると今やユージンは、水俣の人々の苦しみを自分のこととして感じていたのだった。そのとき、何者かがユージンに封筒を渡しに来て、走り去っていった。封筒の中身は、焼けたはずのネガフィルムだった。
ユージンは、最初に合った松村夫妻の長女のアキコを被写体とした写真を撮る決心をしていた。その写真は、後の世にも語り継がれる作品になった……。
本当にすばらしい映画だった。この映画については、水俣市は後援しないとか、熊本県は後援したとか色々な噂が流れていたので、水俣市で撮影できたのかなと疑問に思っていたところ、ロケ地は水俣ではなくセルビアとモンテネグロに70年代の水俣を再現したとのことだった。理由は、水俣の街そのものが、1970年代以降に大きく変化したためだった。
このロケ地の映像がとても美しく、日本としか思えなかった。そして、水俣病の人々の映像を見せつけるようなことはせず、ほんの瞬間をつなぎ合わせたような映像を何度か見せただけだった。こういう見せ方は、さすが映画だなと思った。
キャスティングが最高で、ジョニー・デップのうまさはもちろんのこと、ビル・ナイの編集長もよかったし(ジョニデとビル・ナイは「パイレーツ・オブ・カリビアン」で共演)、闘争のリーダーの真田広之の迫力ある演技、アイリーン役の美波も魅力的だった。その他の俳優たちも、誰もかれもが熱のこもったいい演技だった。
この水俣病の事件を映画にすることで、皆がよりわかりやすく、そして見やすくこの戦いを理解できると感じました。
そして人間の温かさや狡さ、親子の愛、男女の心が通じ合う瞬間などを映像は自然にみせてくれたと思います。
エンドロールでは、MAN-MADE DISASTERS(人為的な事件)として、世界各地で起こった(起こっている)公害などが一覧表として流されます。今も様々な国で色々な人々が苦しみ闘っているのだということを知り、愕然としました。
今作で、映画の力というものを、改めて感じました。本当にいい映画でした。音楽は坂本龍一さんで、彼は産業公害に強い関心を抱いている方なのだそうです。人の心を癒してくれるような美しい曲です。
(写真は「映画com.」からお借りしました)
原題:MINAMAYA 監督:アンドリュー・レヴィタス 出演:ジョニー・デップ、
真田広之、 美波、 加瀬亮、 浅野忠信、 岩瀬昌子、 青木柚、and ビル・ナイetc.
音楽:坂本龍一
2020年 アメリカ
私はずいぶん前にTVの水俣病のドキュメンタリー番組で、苦しむ人々や動物をの姿を延々と流しているのを観て、みるに忍びない気持ちになりました。
この作品はジョニー・デップの主演なので、行かないといけない、行きたいという想いから、ある程度覚悟していったのですが、映像がとても美しく、水俣病の人々や動物のシーンはパッパッと瞬間的に映しているので、思っていたよりイヤな感じはしませんでした。
1970年代のニューヨーク。かつてアメリカを代表する写真家と称えられたフォト・ジャーナリストのユージン・スミス(ジョニー・デップ)が「LIFE」の編集長ボブ(ビル・ナイ)に、自分の回顧展のオープニング・スピーチで、最高の写真家だとスピーチしてくれと頼んでいる。だが、ボブは断る。というのも、スミスの最盛期は終わり、今はお金もなく、酒に溺れる日々を送っていたからだった。
そんなある日、日本のカメラマンと通訳のアイリーン[美波(みなみ)]がCM撮影のためユージンのスタジオにやってくる。
ユージンはアイリーンから、日本の大企業チッソが、熊本県水俣市の海に流す工場排水が原因で、病に苦しんでいる人々を撮影してほしいと頼まれる。
アイリーン(美波)とジョニー・デップ
しかしユージンは第二次世界大戦のとき、沖縄戦の撮影のため来日し、大けがを負ったので、二度と日本には行かないと拒絶する。
けれどもユージンは、アイリーンが置いていった水俣の写真を見て言葉も出ないくらい驚いた。そして翌日「LIFE」の編集長ボブに水俣の写真を見せ「特集記事」をと迫る。最初はユージンを拒んでいたボブも事の深刻さに気付き、ユージンの申し出を受けるのだった。
ビル・ナイとジョニー・デップ
水俣市に到着したユージンとアイリーンを、松村夫妻(浅野忠信・岩瀬晶子)が自宅で温かく迎えた。
浅野忠信、 美波、 ジョニー・デップ
松村夫妻の長女のアキコも、胎児性水俣病で、夫妻はチッソを訴え出ていたが、チッソ側は「脳性マヒだ」と主張して、何の保証もしていない。松村は胸の内を語ってくれた。でもユージンがアキコの写真を撮りたいと願いでたとき、松村は頭をさげるのみだった。
加瀬亮
次の日、ユージンはチッソ闘争の中心メンバーの一人、キヨシ(加瀬亮)を紹介される。彼の息子シゲル(青木柚)も胎児性水俣病で、手足が不自由だった。しかし、シゲルはユージンのカメラに興味を示し、ユージンから貸してもらったカメラを手に、曲がった指先を駆使して、ユージンや海の風景を撮り始めるのだった。
ジョニー・デップ & 青木柚
チッソ工場の前では、キヨシ(加瀬亮)と一緒に闘争の先頭に立つ山崎(真田広之)が演説していた。彼は同志たちに、「声をあげて世界に訴えよう」と呼びかけるのだった。
真田広之
ユージンはアイリーンの協力で、海岸沿いに写真を現像するための小屋(暗室)を建てる。そして、二人はキヨシ(加瀬亮)とともに、チッソ水俣工場附属病院へ潜入し、水俣病ということで入院している、身体の変形やけいれんに苦しむ人々を撮影。さらに、ラボで動物実験レポートを発見し、チッソが15年前から廃水が水銀中毒を引き起こすと知っていたことを突き止める。
あるとき、チッソ工場の前で山崎(真田広之)の演説を取材していたユージンは、会社の職員に強引に社長(國村隼)の所へ連れていかれる。社長はユージンに5万ドルの札束と引き換えに、ネガを渡すように偉そうな態度で迫る。しかし彼は、その申し出を受けることは決してなかった。
ジョニー・デップ、 國村隼
ユージンは買収されそうになったことに怒りが爆発し、自分の暗室小屋で、身を粉にして写真のネガを引き延ばして、水俣病の現実を写真に焼き付ける作業に没頭する。
暗室での作業に没頭するユージン(ジョニー・デップ)とアイリーン(美波)
ようやくネガも写真の現像も整い、作品の出来栄えにも確信を持ったユージン。しかしその夜、何者かが暗室小屋に火を放ち、全てのものが焼き尽くされてしまう。
ユージンの落胆は大きく、一度は帰国も考えるが、振り返ってみると今やユージンは、水俣の人々の苦しみを自分のこととして感じていたのだった。そのとき、何者かがユージンに封筒を渡しに来て、走り去っていった。封筒の中身は、焼けたはずのネガフィルムだった。
ユージンは、最初に合った松村夫妻の長女のアキコを被写体とした写真を撮る決心をしていた。その写真は、後の世にも語り継がれる作品になった……。
本当にすばらしい映画だった。この映画については、水俣市は後援しないとか、熊本県は後援したとか色々な噂が流れていたので、水俣市で撮影できたのかなと疑問に思っていたところ、ロケ地は水俣ではなくセルビアとモンテネグロに70年代の水俣を再現したとのことだった。理由は、水俣の街そのものが、1970年代以降に大きく変化したためだった。
このロケ地の映像がとても美しく、日本としか思えなかった。そして、水俣病の人々の映像を見せつけるようなことはせず、ほんの瞬間をつなぎ合わせたような映像を何度か見せただけだった。こういう見せ方は、さすが映画だなと思った。
キャスティングが最高で、ジョニー・デップのうまさはもちろんのこと、ビル・ナイの編集長もよかったし(ジョニデとビル・ナイは「パイレーツ・オブ・カリビアン」で共演)、闘争のリーダーの真田広之の迫力ある演技、アイリーン役の美波も魅力的だった。その他の俳優たちも、誰もかれもが熱のこもったいい演技だった。
この水俣病の事件を映画にすることで、皆がよりわかりやすく、そして見やすくこの戦いを理解できると感じました。
そして人間の温かさや狡さ、親子の愛、男女の心が通じ合う瞬間などを映像は自然にみせてくれたと思います。
エンドロールでは、MAN-MADE DISASTERS(人為的な事件)として、世界各地で起こった(起こっている)公害などが一覧表として流されます。今も様々な国で色々な人々が苦しみ闘っているのだということを知り、愕然としました。
今作で、映画の力というものを、改めて感じました。本当にいい映画でした。音楽は坂本龍一さんで、彼は産業公害に強い関心を抱いている方なのだそうです。人の心を癒してくれるような美しい曲です。
(写真は「映画com.」からお借りしました)
原題:MINAMAYA 監督:アンドリュー・レヴィタス 出演:ジョニー・デップ、
真田広之、 美波、 加瀬亮、 浅野忠信、 岩瀬昌子、 青木柚、and ビル・ナイetc.
音楽:坂本龍一
2020年 アメリカ
ネオ・アッキーさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
鉄腕原子さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-03 18:02)
何年か後に 中共肺炎の事も
こういう映画になるんでしょうね
by (。・_・。)2k (2021-10-03 19:24)
NHK で水俣病のドキュメント番組を以前観ましたが、心に響くものでした。映画を観たいと思いました。
by ハマコウ (2021-10-03 21:08)
(。・_・。)2kさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
そうですね、世の中色々な問題がありますので、映画の種はたくさんあるのですが、それを映画としてどう面白く作るのかが、カギですね。
この映画はこういう種類の作品としては、異例のヒットを飛ばしているようです。
by coco030705 (2021-10-03 21:16)
ハマコウさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
ドキュメンタリーもすばらしいのですが、映画もご覧になられたら面白いと思いますよ。
by coco030705 (2021-10-03 21:19)
xml_xslさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
ぽこねんさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-03 21:25)
きささんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-03 21:25)
この映画は是非とも観てみたいです。
by gillman (2021-10-04 10:30)
gillmanさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪
この作品、映画としても面白いです。ドキュメンタリーも訴える力がありますが、映画もまた難しい問題をわかりやすく感動的に観客に伝える力があると思います。お時間許せば、ぜひご覧くださいませ。
by coco030705 (2021-10-04 17:54)
lequicheさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
@ミックさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
ニコニコファイトさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
じーバトさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-04 18:04)
芝浦鉄親父さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
ゆきちさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-04 18:08)
チッソは、その名前からわかるように肥料会社です。
戦前は北朝鮮に大きな工場を持つ名実共に大企業でした。
チッソは出身者の多くが九州人だったと推測されます。
企業イメージが佳くないので公表されていませんが
旭化成、積水化学、センコー・・・皆グループ会社です。
社員が沢山住む場所なので隠蔽されて悪くなりましたね。
ただ、この事件の後・・・公害って言葉は市民権を得て
それぞれの企業が努力をするようになったのも、沢山の
犠牲者の上に成り立ったのだと思いました。
by kontenten (2021-10-04 21:05)
kontentenさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
そうだったのですか。勉強になりました。まったく知りませんでした。
企業って、こんなものなのかと思います。利益優先なのでしょうね。
公害という言葉も、犠牲になった方々がいてこその言葉なのですね。
日本でも世界でも、公害が起こらない様に、企業も私たちも努力していかなければなりませんね。お教えいただき、有難うございました。
by coco030705 (2021-10-04 22:17)
yamさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-04 22:18)
掲載されているジョニー・デップの写真をみるだけで、
え?これがジョニー?と思いました。
名優さん達の演技と物語に、興味が湧きました!
by angie17 (2021-10-04 22:50)
angie17さんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
ジョニー・デップ、一見してわかりませんね。でもメイクでユージン・スミスさんにそっくりです。キャスティングもすばらしくて、映画としてもおもしろいですよ。
by coco030705 (2021-10-04 22:53)
ユージン・スミスの写真展の広告を見て、もう亡くなってだいぶ経つのに、、と思ったら、この映画が公開されたからですね。
ユージン・スミスは第二次世界大戦のフォトジャーナリストとしか知らなかったら、日本に来て「水俣病」を取材してたんですね。見る価値があるいい映画とわかりました。緊急事態宣言が解除になったことだし、見に行きます。
by TaekoLovesParis (2021-10-05 00:14)
こんばんは、、
写真からの伝えを映像化と共に映画としてドキュメンタリーが
熱く伝わってきそうです、観にいきたいです。
by アルファルハ (2021-10-05 00:57)
こんにちは。原爆や公害病などの作品は
あまりのむごさに目を背けてしまいます。
知ったほうがいい現実なのですが。
ジョニー・デップがどうしてこの映画を
撮ろうと思ったのでしょう?気になります。
by su-nya (2021-10-05 09:53)
Taekoさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
ユージン・スミスが水俣病の公害の犠牲になった人々の写真を撮っていたことは知っていたのですが、作品はどこかでちらっと見たぐらいの記憶しかありませんでした。こんなに水俣病の闘争に関わっていたとは驚きでした。
ジョニデは、昔からユージン・スミスに興味があって、写真をみて色々なことが知りたくなって調べていくうちに、ユージンとアイリーンが水俣で活動していたことを知ったのだそうです。
そして水俣の記事を読んで、非常に衝撃を受けたといっています。この歴史は語り継がれなければならないと思ったとのことです。
映像もきれいですし、キャスティングがすばらしいし、面白い作品です。水俣病の方々に対するジョニデの愛が感じられる作品だと思います。
by coco030705 (2021-10-05 20:46)
アルファルハさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
おっしゃるとおりですね。写真ももちろん伝える力はあるのですが、映像はまた違った魅力と面白さがあります。この作品は、日本人俳優も演技力のある人がたくさん出ていますし、出演者全員がすごく熱のこもった演技をしてます。ジョニデはユージン・スミス本人にそっくりですよ。
by coco030705 (2021-10-05 21:00)
su-nyaさんへ
こんばんは。ご訪問とコメントありがとうございます♪
私も相当前に水俣のドキュメンタリーを見たときは、怖くて見るのをやめてしまいました。
ジョニー・デップは、昔からユージン・スミスに興味があって、写真をみて色々なことが知りたくなって調べていくうちに、ユージンとアイリーンが水俣で活動していたことを知ったのだそうです。
そして水俣の記事を読んで、非常に衝撃を受けたといっています。この歴史は語り継がれなければならないと思ったとのことです。
ジョニデが映画人として積み重ねてきた経験と力を、この作品に注ぎ込んだのだなと思います。水俣病の方々の姿をそれほど露骨にはみせていません。それは、ジョニデの愛なのだと思います。
by coco030705 (2021-10-05 21:20)
SORIさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-06 12:21)
ryo1216さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-06 12:22)
私ビル・ナイが好きなのでこの映画も観たいです。
by zombiekong (2021-10-06 12:35)
zombiekongさんへ
こんにちは。ご訪問とコメントありがとうございます♪
私もビル・ナイが好きです。ジョニー・デップは昔からのファンなので、二人がこの作品で共演して嬉しく思っています。パイレーツオブカリビアンつながりだったのですね。なるほどと思いました。
映画、面白かったですよ。ぜひお楽しみくださいませ。
by coco030705 (2021-10-06 13:03)
この作品、かなり興味がありやす。
DVDレンタルされたら観てみようと思いやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-10-07 20:12)
公害病とかあちこちで出てきた中で、海は汚染され、今では想像も付かないくらい空は真っ黒でしたが、環境問題などまだほとんど誰も気付いていなかった時代でした。ユージンの写真に衝撃を受けました。
水俣市が後援しないとか、ジョニデの最近の映画が今一つだったりだとか、どうなんだろうか、、と思っていましたが、読んでいて興味が湧いてきました。見てみたいと思います。
by nachic (2021-10-07 20:46)
ぼんぼちぼちぼちさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
ぜひご覧になってくださいませ。俳優陣のキャスティングがすばらしいし、ジョニデの作品に対する思い入れが伝わってきて、映画としても面白いと思います。
by coco030705 (2021-10-07 21:57)
nachicさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
nachicさんはユージンの写真をご覧になったのですね。私はユージンが水俣病の写真を撮っていることだけを知っていて、他は何も知りませんでした。自分の関心が薄かったことを恥ずかしく思います。
水俣市は当事者などの想いが複雑で、後援しないことにしたみたいですね。でも熊本県は後援しています。
ジョニデの最近の映画とは「グッバイ、リチャード」でしょうか。これも私は面白かったです。ジョニデ、かなりヤサグレタ役でしたね。
「ミナマタ」はジョニデの作品に対する熱量が伝わってきますし、キャスティングがとてもいいと思います。すべての役者がとてもよかったですよ。
by coco030705 (2021-10-07 22:08)
「直chan」さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-07 22:11)
予告編探してみてみましたが、シーンによっての光とか映像の色合いがとってもいいですね^^。
坂本龍一の音楽も気になるところ。
by Inatimy (2021-10-08 18:17)
Inatimyさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪
予告編、ご覧になりましたか。風景の映像や、日本の古い家屋の映像が美しく撮れていますね。この撮影場所はセルビアとモンテネグロだそうです。というのも水俣の町そのものが、1970年代以降に大きく変化したため、水俣での撮影はほんの一部で、セルビアとモンテネグロで日本の風景によく似たところを探し風景の撮影と、セット撮影を行ったとのことです。
坂本龍一さんは、産業公害に強い関心を抱いている方なのだそうです。本作の音楽は、人の心を癒してくれるような美しい曲です。
by coco030705 (2021-10-08 21:34)
この映画、ジョニデさまが、ほんとうに想いを込めて制作に関わったそうですよね!
予告編しか観ていないのですが、映像も美しくて、素晴らしい♪
水俣病のことは、高校生の時、石牟礼道子さんの苦海浄土を読んで知ったのです。
まだまだ「公害」という概念がない時代の、悲惨なお話。。
こうした映画で、後世に伝えるって、ほんとに大切なことだと思う(^.^)
by のらん (2021-10-09 11:59)
のらんさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
そうなんです、ジョニデが映画人としての今までの経験と、水俣病の人々に対する愛を込めて、作った作品です。
水俣病のことは、知っていたのですが、関心を持って深く知ろうとしたことがなかったので、この映画を観て自分が恥ずかしくなりました。
風景や昔の日本家屋が美しく撮られていますね。この撮影場所はセルビアとモンテネグロだそうです。というのも水俣の町そのものが、1970年代以降に大きく変化したため、水俣での撮影はほんの一部で、セルビアとモンテネグロで日本の風景によく似たところを探しロケと、セット撮影を行ったとのことです。
音楽を担当した坂本龍一さんは、産業公害に強い関心を抱いている方で、本作の音楽は、人の心を癒してくれるような美しい曲です。
キャスティングが良くて、出演者全員がとても熱い気持ちで撮影に取り組んだのだなというのが、観ていて伝わってきました。デビュー当時から、ジョニデファンなのですが、すごい仕事をしましたね。尊敬し、これまで以上のファンになりました。
by coco030705 (2021-10-09 21:39)
U3さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-09 22:42)
とてもいい映画なのですね。
ジョニー・デップがこのような題材でこんな素晴らしい映画を作るとは。映画人としての経験を込めたのですね。
(とっくにnice押したつもりでいましたが、押し損なっていたようです?失礼しました~)
コメントは水俣というと重すぎて、ちょっとすぐには書けなかったんですよ。子供の頃に知ってショックを受けた記憶がよみがえって。
水俣の様子がすっかり変わったので、海外ロケでセットを作ったのですね。なるほど…確かその頃とは変わった町の方が多いかもしれませんね。水俣ではなおさらなのかも。
「MAN- MADE DISASTARS(人為的な事件)」という言葉の響きがリアルで、ずしっと来ます。世界各国で起きた、今も起きているのですね。
いつか見る機会があると思います。ご紹介ありがとうございました^^
by sana (2021-10-09 23:24)
硬派の映画ですね。
外国人によってミナマタが描かれたというところに
強い意味があると思います。
坂本龍一の音楽というのも関心をそそります。
by lequiche (2021-10-10 01:37)
coco030705さん おはようございます。
長い年月が経って忘れていた記憶を呼び戻してくれる映画ですね。人類にとって、決して消してはいけない記憶です。
by SORI (2021-10-10 08:24)
sanaさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
私も水俣のドキュメンタリーは怖くて悲しくて、みられなかったです。
今回、ジョニー・デップがこのような作品を創ってくださったことを、日本人として感謝しています。デビュー当時からのファンです。初めはハンサムでカッコいい俳優というところが好きだったのですが、今は尊敬し、ますますビッグファンになりました。
これからもたくさんの映画を創ってほしいものですね。
by coco030705 (2021-10-11 00:06)
lequicheさんへ
こんばんは。コメントもありがとうございます♪
本当におっしゃる通りです。なぜ日本人が水俣についての映画を創らなかったのでしょう。不思議ですね。
でもやっぱりジョニー・デップだから創れたのかもしれません。彼の経験と人気が、すばらしい監督といい俳優を集めたのでしょうね。だから映画としても、美しく面白い作品になっています。音楽もよかったと思います。
by coco030705 (2021-10-11 00:19)
SORIさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
そうですね、事件発生からもう50年ほどの月日が流れているのですね。
映画として残せることができてよかったと思います。より幅広い人々に観てもらえますもの。人々の記憶の中に残り続けることが、大切なのですね。
by coco030705 (2021-10-11 00:26)
てんてんさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-11 00:36)
再訪となります。時間ができたのでコメントします。
ユージン・スミスというとMINAMATAと言われるほど有名ですが、その人生は平坦ではなかったようですね。
彼は被害者の患者を含む交渉団と新聞記者20名に同行して、チッソの千葉の五井工場に行った時に、チッソ社員200人による強制排除の際に暴行を受け脊椎を折られ、片目を失明した。
そのことは大きなニュースになったので当時15歳だった私はよく覚えている。「ああ日本は何てひどい国なんだ!」と子供心にも思いましたね。
ところで私は皇室は嫌いではありませんし、天皇皇后両陛下は敬愛しておりますが、雅子皇后の母の祖父は、当時チッソの社長だった江頭豊氏で、それがご婚約前に宮内庁内で問題視されて、一時交際が途絶えたことを、当時皇太子だった今上天皇が記者会見で話しています。
そして雅子皇后は今もチッソの罪を一身に背負われて生きているように思われます。表に余りお顔を出されませんが、その一因としてチッソの一族であることが、今も影響しているのではないかと思われます。
by U3 (2021-10-11 10:35)
U3さんへ
こんばんは。コメントもありがとうございます♪
ユージン・スミスさんは、チッソからそんなひどい暴行をうけておられたのですか!知りませんでした。それでも、闘争はやめなかったのですね。すごい勇気だと思います。チッソの闘争について何も知らなかった自分が恥ずかしいです。
雅子皇后の実家のおじいさまがチッソの社長だったのですね。それは大きな問題ですよね。今上天皇はなぜ、雅子さまと結婚なさったのでしょう。天皇陛下の目で見て、この人しかないと思われたのでしょうか。
でも雅子皇后の振る舞いは、とても謙虚でいい感じです。雅子さまはいい方だということがわかります。やはりチッソの一族であることを恥ずかしく思っておられるのかもしれませんね。
安倍元首相の奥様とは大違いですね。あの人は森永一族ですからね。少しは恥ずかしく思わないといけませんよね。
色々教えていただき、ありがとうございました。
by coco030705 (2021-10-11 22:09)
平凡な生活者さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-13 20:59)
アサヒグラフだったか、子供の頃に写真を見て怖くて仕方
なかったことを思い出したり、数年前に「苦海浄土」を読
んで衝撃を受けたものの、どう描かれているのか不安でも
ありました。が、coco様の御記事を拝見して是非見たいと
思いました。取り上げて頂き、ありがとうございます。
大企業の責任逃れや隠蔽体質、病だけでなく地域の分断に
も苦しめられる住民、どちらを向いているのかわからない
お役所など、今も変っていないものが多くあるように思い
ます。オリンピックで様々な差別が問題になったように、
悪しき因習が少しでも変わるきっかけになるでしょうか。
by うりくま (2021-10-14 00:37)
うりくまさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
そうですね。私はTVのドキュメンタリーだったと思うのですが、子供のころで怖くて悲しくて、観ることができませんでした。
けれどもこの「MINAMATA」は映画としてもよくできていると思います。まずキャスティングがすばらしいことと、風景の描写が美しいです。ストーリーの運び方も上手いと思います。
ダメ人間になってしまったユージン・スミスが、一人の女性と巡り合うことによって水俣病を知り、そして二人は闘争を通して、惹かれあっていくというところも素敵です。そして、チッソとの闘いの中でケガや金銭の誘惑、また暗室小屋を焼かれるという悲劇もあり、面白い展開となっています。そして最後の所でアッと言わせます。
さすがジョニー・デップ&アンドリュー・レヴィタスですね。たぶん誰が観ても、驚きはするものの、イヤな気分にはならないと思います。映画としてもよくできている作品ですよ。
by coco030705 (2021-10-14 22:18)
ふるたによしひささんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-16 17:52)
社会的な問題を扱う作品は、まだそれほど遠い過去の話ではないだけに、むつかしさも感じますね。
でも、機会があれば、観たいです。
by mayu (2021-10-16 21:39)
mayuさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪
社会的な問題を映画で扱うのはなかなか勇気のいることですね。チッソはまだ存在しますから、この作品を世に出すのもかなり大変だったかもしれません。でもこの映画は、キャスティングのすばらしさ、風景の美しさ、ストーリーの面白さがあるので、観ても楽しめるところはあると思います。水俣病の方々を露骨に映像化してはいません。
ただ最後にアッといわせますが、それは決してイヤな感じはしないと思います。
by coco030705 (2021-10-16 22:15)
テリーさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-16 22:15)
kokoroanさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-10-30 19:57)
コメントありがとう御座いました。 ご心配おかけ致しましたが、再開することにしましたので、よろしくお願い致します。
by ネオ・アッキー (2021-10-31 18:01)
お早うございます、フラワーセンター(ハロウィン)に
コメントを有難うございました。
ハロウィンの凝った装飾の他に、コウモリランとか知らない
植物がいろいろ見られました。
一枚の写真が真実を伝える、力を持っている様に思います。
そんな、写真を撮って見たいです。
by tarou (2021-11-01 08:51)
tarouさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
写真を撮るのは一瞬の出来事ですが、そこにカメラマンの魂がこめられることで、写真は人を感動させる力を持つのかもしれませんね。
by coco030705 (2021-11-01 21:28)
mphotoさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-11-01 23:13)
お早うございます、フラワーセンター(秋バラ)に
コメントを有難うございました。
バラは大きさ・色といい、写真の写しがいが有り、
香りを楽しみながら、写真を写せました。
by tarou (2021-11-03 07:51)
tarouさんへ
こんばんは。コメントありがとうございます♪
本当に、薔薇は人を楽しませてくれる、魅力的なお花ですね。
私もtarouさんのお写真で、秋のバラを楽しませていただきました。
いつもありがとうございます。
by coco030705 (2021-11-03 21:49)
ずん♪さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-11-08 20:38)
水円 岳さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-11-08 20:38)
お早うございます、フラワーセンター菊花展に
コメントを有難うございました。
最近は、菊の花も種類が増えた様ですね、
庭に咲く花を切り花にして部屋に飾ると
部屋の中が明るくなります。
by tarou (2021-11-09 07:03)
tarouさんへ
切り花は、お部屋の様子を変えてくれますね。
気持ちも明るくなります。
by coco030705 (2021-11-09 20:53)
モリガメさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-11-13 23:28)
おぉ!次郎さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2021-11-13 23:29)