明けましておめでとうございます [日記・雑感]
昨年は皆様の記事で楽しませていただき、ありがとうございました。
今年も映画を観て、自分がよいと思うものをアップしていきたいと存じます。
今年もよろしくお願い致します。 ココより
気軽なランチ 京都四条河原町 [日記・雑感]
5月5日に、ちょっと京都へ行ってきました。ゴールデンウィークはどこも混んでいますが、ランチを、高島屋/京都店2階の喫茶室「バラの木」で食べました。こういう時、食堂街ではなく、各階の喫茶室だったらけっこう空いていますよ。洋食系の喫茶ですが、お料理がなかなかおいしいのです。お店もきれいです。
kさんと一緒に行きました。私が食べたのは「鯛のポアレ」ランチです。
鯛のポアレ
鯛の焼き加減が良く、身もプリプリでソースもおいしかったです。付け合わせはキャベツの茹でたもの。これに、グリーンサラダ、パン、コーヒーなどの飲み物とミニアイスが付いています。kさんは、「タコのスパゲティーランチ」で、おいしいといってました。↑のと同じものが付いています。
タコのスパゲティー
京都のビールも飲みましたが、メーカーもののほうがおいしかったかしら?
もし、京都へ行ってどこも混んでいるようだったら、お勧めのお店です。ただし、予約はできません。ほかにも、ビフカツ、サンドイッチ、ピラフ、野菜カレー、パフェ類、ケーキ類、各種飲み物があります。食べていないのですが、画像がきれいなので、アップしておきますね。
パフェ類
気が張らず結構おいしいものが食べられます。もし、京都で食べるところに困ったら、利用してみられたらと思います。
但:画像は全て、「バラの木」さんのサイトからお借りしました。
「バラの木」高島屋/京都店 2階
Tel: 075-221-8811
kさんと一緒に行きました。私が食べたのは「鯛のポアレ」ランチです。
鯛のポアレ
鯛の焼き加減が良く、身もプリプリでソースもおいしかったです。付け合わせはキャベツの茹でたもの。これに、グリーンサラダ、パン、コーヒーなどの飲み物とミニアイスが付いています。kさんは、「タコのスパゲティーランチ」で、おいしいといってました。↑のと同じものが付いています。
タコのスパゲティー
京都のビールも飲みましたが、メーカーもののほうがおいしかったかしら?
もし、京都へ行ってどこも混んでいるようだったら、お勧めのお店です。ただし、予約はできません。ほかにも、ビフカツ、サンドイッチ、ピラフ、野菜カレー、パフェ類、ケーキ類、各種飲み物があります。食べていないのですが、画像がきれいなので、アップしておきますね。
パフェ類
気が張らず結構おいしいものが食べられます。もし、京都で食べるところに困ったら、利用してみられたらと思います。
但:画像は全て、「バラの木」さんのサイトからお借りしました。
「バラの木」高島屋/京都店 2階
Tel: 075-221-8811
新年ご挨拶 2023年度 [日記・雑感]
あけましておめでとうございます。
昨年は皆様のブログでたのしませていただき、ありがとうございました。
私は、昨年8月半ばぐらいから、体調を崩し、記事もほとんどアップできませんでした。
入退院もなんどかあり、ブログに参加できなかったことが悔やまれます。12月になって、ようやく元気になってきました。
今年はまた、映画館に通って、記事をブログにアップしたいと思います。
これからも、よろしくお付き合いくださいませ。
本年が、皆様にとりまして、よいお年となりますようお祈り申し上げます。
ココより
昨年は皆様のブログでたのしませていただき、ありがとうございました。
私は、昨年8月半ばぐらいから、体調を崩し、記事もほとんどアップできませんでした。
入退院もなんどかあり、ブログに参加できなかったことが悔やまれます。12月になって、ようやく元気になってきました。
今年はまた、映画館に通って、記事をブログにアップしたいと思います。
これからも、よろしくお付き合いくださいませ。
本年が、皆様にとりまして、よいお年となりますようお祈り申し上げます。
ココより
ブログのお休み [日記・雑感]
いつも「ココのつぶやき」をご訪問くださいましてありがとうございます。
このところ、忙しいことが色々あり、11/14(月)から、1週間ほどお休みさせていただくことにいたしました。記事のアップ、皆様のコメントへのお返事、貴ブログへのご訪問ができなくなります。よろしくお願い致します。 ココより(=^・^=)
このところ、忙しいことが色々あり、11/14(月)から、1週間ほどお休みさせていただくことにいたしました。記事のアップ、皆様のコメントへのお返事、貴ブログへのご訪問ができなくなります。よろしくお願い致します。 ココより(=^・^=)
2022-11-13 22:30
2022年大阪造幣局通り抜け [日記・雑感]
皆さんは、大阪造幣局の「桜の通り抜け」をご存じでしょうか。大阪で一番遅い桜で、八重桜が有名です。造幣局の南門から北門まで連なる桜並木で、約40分ぐらいで出口にたどりつけます。
コロナの影響で、令和2・3年度は止む無く中止されました。今年は3年ぶりにウェブで予約し、人数制限の上での開催となりました。私は幸い予約できたので、友人2人と4月14日に久方ぶりの桜を観て、楽しみました。令和4年4月現在、138品種、335本の桜があり、桜の名所として全国から来場者を集めています。
「通り抜け」の道のちょうど中間ぐらいにある、めがね橋です。
(この画像はサイトからお借りしました。)
この辺りは私のホームグラウンドで、実家もありました。造幣局の隣(西側)に通っていた小学校があり、小学生のころは毎年「通り抜け」の開催1日前に、ご招待があってクラス全員で桜を観に行ってました。造幣局は官舎(昔はアパート)があり、同級生も造幣局に勤めている方々の子供たちが多かったです。
さて、ここからは私が撮った写真です。腕はよくないのですが、お楽しみいただければ幸いです。
「通り抜け」の歴史を少しご紹介しましょう。明治16年、時の遠藤造幣局長が市民とともに桜を楽しもうと提案され、構内の桜が一般開放されたのが始まりだそうです。
ところで、造幣局敷地内の桜はどこからきたのかといいますと、江戸時代、旧藤堂藩蔵屋敷で里桜を育成しており、造幣局は敷地と共にその桜を受け継いだと言われています。
上の2枚は今年の花「福禄寿(ふくろくじゅ)」です。毎年、違う桜がその年の花として選ばれます。
明治時代の桜の品種は一重の「芝山」が半数を占めていました。大正に入ると来場者も増えましたが、当時は重工業の発展期で、煤煙で桜が枯死する事態も起こり「芝山」が半減し、一重八重の「御車返」が主流を占めるようになりました。
その後「御車返」も激減するなど、品種の変遷が激しかった時代です。大気汚染に弱い桜樹の維持管理のために外部専門家の手を借りるなどの努力を払っていたとのことです。
これは、造幣博物館です。
第2次世界大戦中には通り抜けは中止され、また、昭和20年6月の大阪大空襲では約500本中300本の桜が焼失しました。その後復活に向け努力し、昭和22年に再開。順次桜樹の補充も行われ、昭和26年には夜間開放も始まっています。
昭和30年代中頃には工業復興に伴い再び大気汚染の問題が持ち上がりました。現在主流を占める八重の「関山」は、この頃から本数が急増しています。
通り抜けの桜は、北海道松前町に移植されたり、また同町から寄贈を受け、長野県高遠町から同県天然記念物である「高遠小彼岸桜」の寄贈を受けたこともありました。昭和58年には通り抜け100周年を迎え、各種記念行事も行われています。
平成2年、通り抜けの桜が全国の「桜の名所100選」に選ばれ、平成17年には、史上最多となる114万7千人の来場者を記録しました。
平成23年には、東日本大震災を考慮し、ライトアップの中止等を行うとともに、会場で被災者支援募金も行われました。令和2・3年度はコロナ禍で中止されました。「通り抜け」も様々な時代の変化を乗り越えて、色々な方々の働きによって、こうして長く続いているのですね。これからも「通り抜け」に行けるときは、ぜひ行こうと思っています。来年はウェブ予約しなくても、自由に見物できるでしょう。
ところで、この付近の名所を少し紹介いたします。
*泉布観(せんぷかん)」
HP: https://www.city.osaka.lg.jp/kita/page/0000000997.html
HP: https://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000556490.html
*藤田美術館 (2022.4月リニューアルオープン)
「曜変天目茶碗」がとみに有名ですが、あちこちに貸し出したりして、問い合わせをしてから観に行かないと、ここで見られないことが多いようです。
HP: https://fujita-museum.or.jp/
ze
*帝国ホテル大阪
「通り抜け」からすぐのところにあります。大阪サミットの時かの、前トランプ大統領が宿泊しました。
HP: https://www.imperialhotel.co.jp/j/osaka/
コロナの影響で、令和2・3年度は止む無く中止されました。今年は3年ぶりにウェブで予約し、人数制限の上での開催となりました。私は幸い予約できたので、友人2人と4月14日に久方ぶりの桜を観て、楽しみました。令和4年4月現在、138品種、335本の桜があり、桜の名所として全国から来場者を集めています。
「通り抜け」の道のちょうど中間ぐらいにある、めがね橋です。
(この画像はサイトからお借りしました。)
この辺りは私のホームグラウンドで、実家もありました。造幣局の隣(西側)に通っていた小学校があり、小学生のころは毎年「通り抜け」の開催1日前に、ご招待があってクラス全員で桜を観に行ってました。造幣局は官舎(昔はアパート)があり、同級生も造幣局に勤めている方々の子供たちが多かったです。
さて、ここからは私が撮った写真です。腕はよくないのですが、お楽しみいただければ幸いです。
「通り抜け」の歴史を少しご紹介しましょう。明治16年、時の遠藤造幣局長が市民とともに桜を楽しもうと提案され、構内の桜が一般開放されたのが始まりだそうです。
ところで、造幣局敷地内の桜はどこからきたのかといいますと、江戸時代、旧藤堂藩蔵屋敷で里桜を育成しており、造幣局は敷地と共にその桜を受け継いだと言われています。
上の2枚は今年の花「福禄寿(ふくろくじゅ)」です。毎年、違う桜がその年の花として選ばれます。
明治時代の桜の品種は一重の「芝山」が半数を占めていました。大正に入ると来場者も増えましたが、当時は重工業の発展期で、煤煙で桜が枯死する事態も起こり「芝山」が半減し、一重八重の「御車返」が主流を占めるようになりました。
その後「御車返」も激減するなど、品種の変遷が激しかった時代です。大気汚染に弱い桜樹の維持管理のために外部専門家の手を借りるなどの努力を払っていたとのことです。
これは、造幣博物館です。
第2次世界大戦中には通り抜けは中止され、また、昭和20年6月の大阪大空襲では約500本中300本の桜が焼失しました。その後復活に向け努力し、昭和22年に再開。順次桜樹の補充も行われ、昭和26年には夜間開放も始まっています。
昭和30年代中頃には工業復興に伴い再び大気汚染の問題が持ち上がりました。現在主流を占める八重の「関山」は、この頃から本数が急増しています。
通り抜けの桜は、北海道松前町に移植されたり、また同町から寄贈を受け、長野県高遠町から同県天然記念物である「高遠小彼岸桜」の寄贈を受けたこともありました。昭和58年には通り抜け100周年を迎え、各種記念行事も行われています。
平成2年、通り抜けの桜が全国の「桜の名所100選」に選ばれ、平成17年には、史上最多となる114万7千人の来場者を記録しました。
平成23年には、東日本大震災を考慮し、ライトアップの中止等を行うとともに、会場で被災者支援募金も行われました。令和2・3年度はコロナ禍で中止されました。「通り抜け」も様々な時代の変化を乗り越えて、色々な方々の働きによって、こうして長く続いているのですね。これからも「通り抜け」に行けるときは、ぜひ行こうと思っています。来年はウェブ予約しなくても、自由に見物できるでしょう。
ところで、この付近の名所を少し紹介いたします。
*泉布観(せんぷかん)」
HP: https://www.city.osaka.lg.jp/kita/page/0000000997.html
HP: https://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000556490.html
*藤田美術館 (2022.4月リニューアルオープン)
「曜変天目茶碗」がとみに有名ですが、あちこちに貸し出したりして、問い合わせをしてから観に行かないと、ここで見られないことが多いようです。
HP: https://fujita-museum.or.jp/
ze
*帝国ホテル大阪
「通り抜け」からすぐのところにあります。大阪サミットの時かの、前トランプ大統領が宿泊しました。
HP: https://www.imperialhotel.co.jp/j/osaka/
新年ご挨拶 [日記・雑感]
皆様へ
明けましておめでとうございます
佳い新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
昨年は皆様の様々なブログを楽しませていただき、ありがとうございました。
2020年はコロナのせいで、大変な年でした。今年こそ、佳いお年となりますよう、お祈りいたします。
本年もよろしくお願いいたします。
私は去年11月にケガをし、12月初めにパソコンが修理不可能となり、それにマンションで緊急工事があったりと色々ありまして、すっかり疲れてブログに参加できませんでした。ご訪問もできなくて、大変失礼致しました。何とぞお許しくださいませ。
今はスマホからの投稿ですので、画像の添付ができなくて、地味なご挨拶となってしまいました。
今年こそ、皆様にとりまして、佳きお年となりますよう、祈りつつ。
ココより
明けましておめでとうございます
佳い新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
昨年は皆様の様々なブログを楽しませていただき、ありがとうございました。
2020年はコロナのせいで、大変な年でした。今年こそ、佳いお年となりますよう、お祈りいたします。
本年もよろしくお願いいたします。
私は去年11月にケガをし、12月初めにパソコンが修理不可能となり、それにマンションで緊急工事があったりと色々ありまして、すっかり疲れてブログに参加できませんでした。ご訪問もできなくて、大変失礼致しました。何とぞお許しくださいませ。
今はスマホからの投稿ですので、画像の添付ができなくて、地味なご挨拶となってしまいました。
今年こそ、皆様にとりまして、佳きお年となりますよう、祈りつつ。
ココより
アマリリスが咲きました! [日記・雑感]
2017年2月末頃にアマリリスを買いました。ポット付きで送られてきて、お水をやればいいだけのもので、3月に花が咲きました。咲き終わった後、葉っぱなどを切って箱に入れ、暗い所に保存しずいぶん長いあいだ放置していました。ちょうど1年くらいまえから、2週間に1度くらい水をやっていると、葉っぱがでてきてどんどん伸びるのですが、花は咲きませんでした。
今年も花は咲かないのかなと思っていたら、5月10日ぐらいに花芽がグングン伸びてきて、これは咲くかもしれないと期待。
そうしたら、5月11日に開花したのです!すごく嬉しかったです。では3年ぶりに開花したアマリリスをご覧ください。
ちなみに、2017年のアマリリスはこんな感じでした。やはり最初なので、花も大きく勢いがありますね。
このころは、まだガラケーだったので、写真が小さいです。
今年は色々な草花や、樹木にほんとうに慰められています。感謝しつつ、早くコロナがおさまりますように、心からお祈りします。
今年も花は咲かないのかなと思っていたら、5月10日ぐらいに花芽がグングン伸びてきて、これは咲くかもしれないと期待。
そうしたら、5月11日に開花したのです!すごく嬉しかったです。では3年ぶりに開花したアマリリスをご覧ください。
ちなみに、2017年のアマリリスはこんな感じでした。やはり最初なので、花も大きく勢いがありますね。
このころは、まだガラケーだったので、写真が小さいです。
今年は色々な草花や、樹木にほんとうに慰められています。感謝しつつ、早くコロナがおさまりますように、心からお祈りします。
9000nice! 達成 [日記・雑感]
皆様へ
ココのつぶやき
https://april2605.blog.ss-blog.jp/
記事数:596 | nice!:9,000 |
4/3(金)12:04にangie17さんにいただいたnice!で、9000nice!を達成しました。いままで数字は全然気がついてなかったのですが、ふと見ると、9000というキリ番(?というのでしょうか)になっていたので、嬉しくなって。
いつも拙い記事をお読みいただき、温かいコメントをくださいまして、心から感謝いたします。
2005年から始めましたので、今年で15年目です。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
ココより
ココのつぶやき
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4/3(金)12:04にangie17さんにいただいたnice!で、9000nice!を達成しました。いままで数字は全然気がついてなかったのですが、ふと見ると、9000というキリ番(?というのでしょうか)になっていたので、嬉しくなって。
いつも拙い記事をお読みいただき、温かいコメントをくださいまして、心から感謝いたします。
2005年から始めましたので、今年で15年目です。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
ココより
2020-04-03 13:33
nice!(33)
一本桜 [日記・雑感]
家の近所に、1本だけ咲いている桜の木がある。その場所は、細い道にある駐車場とアパートにはさまれた狭いところだ。
毎年桜は花を咲かせる。私はいつもその桜に「よく咲いたね、きれいよ」と声をかける。枝ぶりがいいわけでもないし、人もそんなに通らないので注目されることもないのに、けなげに咲いているからだ。
今年は、思いがけないコロナの災難が地球に降りかかり、お花見もできないので、出かけるときはこの桜を観に行ったり、急ぐときは細道に入る手前で、桜に手を振って通り過ぎたりしている。
万葉集から、桜の和歌を一首。
あしひきの 山桜花日並べて かく咲きたらば いと恋めやも 山部赤人
(山の桜が幾日も咲き続けていたら、ひどく恋しくは思わないだろう)
桜はとても不思議な花だ。あれほど豪勢に咲き競うのに、わずが1週間ほどで散ってしまう。この和歌のように、人の心の移り気なことをよく知っているかのようだ。
見渡せば 春日の野辺に霞たち 咲にほへるは 桜花かも 柿本人麻呂
(見渡すと春の日の野辺に霞がたち、咲き輝いているのは、桜の花であろうか)
これは情景描写がすばらしく、絵が目の前に浮かんでくるような和歌だと思う。まるで、美しい日本画を観ているような歌だ。
最近は気持ちも沈むようなニュースばかりですが、この一本桜に癒されているこのごろです。自由に動けないときは、好きな音楽を聴いたり、今まで読めなかった本をよんだり、画集を観たり、何か自分を楽しませるものを見つけないといけませんね。皆様のご健康を心からお祈りしています。
毎年桜は花を咲かせる。私はいつもその桜に「よく咲いたね、きれいよ」と声をかける。枝ぶりがいいわけでもないし、人もそんなに通らないので注目されることもないのに、けなげに咲いているからだ。
今年は、思いがけないコロナの災難が地球に降りかかり、お花見もできないので、出かけるときはこの桜を観に行ったり、急ぐときは細道に入る手前で、桜に手を振って通り過ぎたりしている。
万葉集から、桜の和歌を一首。
あしひきの 山桜花日並べて かく咲きたらば いと恋めやも 山部赤人
(山の桜が幾日も咲き続けていたら、ひどく恋しくは思わないだろう)
桜はとても不思議な花だ。あれほど豪勢に咲き競うのに、わずが1週間ほどで散ってしまう。この和歌のように、人の心の移り気なことをよく知っているかのようだ。
見渡せば 春日の野辺に霞たち 咲にほへるは 桜花かも 柿本人麻呂
(見渡すと春の日の野辺に霞がたち、咲き輝いているのは、桜の花であろうか)
これは情景描写がすばらしく、絵が目の前に浮かんでくるような和歌だと思う。まるで、美しい日本画を観ているような歌だ。
最近は気持ちも沈むようなニュースばかりですが、この一本桜に癒されているこのごろです。自由に動けないときは、好きな音楽を聴いたり、今まで読めなかった本をよんだり、画集を観たり、何か自分を楽しませるものを見つけないといけませんね。皆様のご健康を心からお祈りしています。