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2020年賀状 [日記・雑感]

 あけましておめでとうございます


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 皆様、新年をいかがお過ごしでしょうか。

 昨年は拙ブログにご訪問いただき、心から嬉しく思っております。ありがとうございました。

 このブログは、2005年から始めました。今まで自分のプライベートなことをな話そうとは思わなかったのですが、どういう風の吹き回しか、少しお話ししてもいいかなという気になりました。

 私は仕事、ボランティア、長唄(趣味)を生活の柱として過ごしています。子供図書室でボランティアとして、活動しています。ストーリーテリングという、お話を語る仕事です。これは、子供に暗記したおはなし(グリム童話や児童文学)を聴かせて、子供が興味を持って、本も読みたいと思い、本を借りてくれるようにするのが目的です。絵本の読みきかせもしています。子供たちの笑顔、本やお話に対するコメントが私へのご褒美です。

 他に、大人のためのおはなし会もあります。大人に語るのは、プレッシャーが強くて、あまり得意ではありません。童話、児童文学の中の、長いおはなしを語る人もいます。15分~50分程度のおはなしです。私はせいぜい20分が限界です。お客様として来られる人は、他で図書館活動をなさっている方、保母さんや、児童文学を愛している人たちです。

 かなり忙しい仕事ですが、私は本業の仕事の関係で、他のメンバーほど活動には時間をかけてはいません。けれども細々とでも、かなり長くやっているので、許されているのかもしれません。

 趣味の長唄は、大学の先輩でプロの方が師匠です。私達は、大学の古典芸能関係のクラブのOGです。長唄は歌舞伎の音楽で、ほんとに難しいのですよ。できれば他のポップス系の歌も習いたいのですが、時間がありません。

 私は一筋に何かをするというタイプではないので、どれもこれも中途半端ですが、自分では満足しています。

 ブログのほうも記事をなかなかアップできなくて……。自分で記事を書くよりも、皆様の記事を拝見して楽しんだり、色々教えていただいたりしております。こんなブログですが、これからもよろしくおつきあいのほど、お願いします。

 今年が皆様にとりまして、幸運なお年となりますよう、お祈りいたします。

                         ココより





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年末ご挨拶 [日記・雑感]

 皆さま、お忙しい時間を過ごされていることと思います。
 あっという間の1年でしたが、今年も拙ブログにご訪問いただき、心からお礼申し上げます。
 元旦に予約投稿で年賀状をお届けしますが、コメントは2日の夜からレスします。
 来年もよろしくお願いします。佳い新年をお迎えくださいませ。

                   ココより


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Eテレドキュメント72hours主題歌
松崎ナオ 「川べりの家」
https://youtu.be/ChwLT4ByNU8


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New ミニなできごと 1 [日記・雑感]

 この間、コンタクトレンズの眼科へ行くのに、予約の時間までかなり間があったので、カフェのチェーン店で本を読んで時間をつぶした。マフィンとホットコーヒーを頼んだが、マフィンはパサパサで、コーヒーは香りがない。かかっている音楽は、聴いたことのないBGM的なもの。

  店内はゆったりとして、テーブルや椅子は良いものを置いている。皆タブレットを開いたり、レポートを書いたり、スマホをながめたり、本を読んだり。この店に来る人は、美味しい食べ物や飲み物が目的ではなく、クイーンやビートルズやエド・シーランが聞こえてくると、かえって困るのだなと感じた。かくいう私もそうだった。ここを利用する人は、場所と時間を買っているのだと、気がついた。

 この店のお客は、会社のデスクでは、やりにくいことをやっているのだろうか。お客さんと会って、忘れないうちにレポートを書いたり。スマホで長いメールを送るときもやっぱり場所と時間がいる。私のように、次の用事まで空き時間があるので、本を読む所がほしかったり。そういえば、この店でベラベラと長いこと話している人は少ない。けっこう独りで黙々と何かしている人が多かった。

 食べ物がおいしかったり、店の人が親切に話しかけて来たり、いい音楽が流れてそれに浸ったり、そういうことは無用なのだ。ただ時間と場所さえあればよい。まことに現代的な使い方のできるカフェだから、流行っているのだと思う。

 けれども、やはり食べ物がおいしくて、店の人が親切で、長い時間いても文句を言われないお店のほうがいいわけで。私はそういうお店を探す努力をしていないのだと思う。駅から少し離れていても、そういういい店はあるはずだ。この駅ならこの店という、上の条件に合う店を見つけたほうが、きっと人生において満たされることが多いのでしょうね。

 下の写真は「食べログー大阪の人気カフェベスト10」で検索したら出てきたカフェです。まだ一度も行ったことがありませんので、時間をかけて1軒ずつまわってみようかなと思っています。

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 北浜レトロ         モール&ホソイコーヒーズ


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 蝸牛庵(サンドイッチ専門店)


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 ダンケ




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サクラ、桜 [日記・雑感]

大阪府北摂地方の桜です。最近、スマホに変えたので、わりあいきれいに写っていると思いました。



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新年号「令和」が万葉集からとられたので、「はじめて楽しむ万葉集」上野誠著(角川文庫)を買ってみました。この本の中から、気に入った和歌を2,3紹介しながら、桜の写真もアップいたします。


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  石走る(いわばしる)
  垂水の上の(たるみのうえの)
  さわらびの
  萌え出ずる春に(もえいずる はるに)
  なりにけるかも
   (志貴の皇子 巻8の1418)
    岩の上を、ほとばしり流れ出る 滝のほとりのわらびが
    萌えだすように天に向かって伸びていく………。
    春になった!
   
  この和歌は、「万葉集」の中でも一番人気のある歌だそうです。春が来た喜びをこれだけ
  率直に、上品に、生き生きと描いた歌は他にないからなのだそうです。これはなんとなく
  知っていました。



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  冬過ぎて
  春し来たれば(はるしきたれば)
  年月は(としつきは)
  新たなれども(あらたなれども)
  人は古り行く(ひとはふりゆく)
    (作者未詳 巻10の1994)
     冬が過ぎて
     春がやってくると、
     年月は
     新しくなるけれども……。
     人は古くなっていく……。

  一定の年齢を越えると、人は「お誕生日が嬉しくない」と思う。人は、時に年をとることを
  喜び、時にそれを嘆くという気持ちが込められている和歌です。言い得て妙だと思います。



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     忘るやと
     物語して(ものがたりして)
     心遣り(こころやり)
     過ぐせど過ぎず(すぐせどすぎず)
     なほ恋にけり
       (作者未詳 巻12の2845)
        忘れることもあろうかと
        人と世間話などをして、
        気を紛らわせて
        物思いを消し去ってしまおうとしたが……
        一層恋心は募るばかりだった……。

  恋の歌も多い万葉集。恋は一過性のもの、個人的なもの、一人一人のものである。
  しかし同時に恋の気持ちというものは、多くの人が共感する気持ちでもあることが、
  この歌からわかるとのこと。



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     我が背子を(わがせこを)
     今か今かと
     出で見れば(いでみれば)
     沫雪降れり(あわゆきふれり)
     庭もほどろに
       (作者未詳 巻10の2323)
        わたしのいい人を
        今か今かと待って、
        出てみると……。
        沫雪が降っていた。
        庭にもうっすらと。

  恋人がやってくるのではないかと思って、戸口まで駆け出してみて、見た物は雪だった。
  人を待っている女というものは、自分の神経を「待つ」ということに集中させる。それで、
  待つ女の自然を見る目が、細やかになるのだそうだ。



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 万葉集と意識して本を読んだのは初めてでしたが、この本はわかりやすく解説されています。それに、選ばれた和歌もいいものばかりでした。入門書としては最適な本だと思います。もう少し、万葉集の世界を楽しんでみたいと思いました。



はじめて楽しむ万葉集 (角川ソフィア文庫)

はじめて楽しむ万葉集 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 上野 誠
  • 出版社/メーカー: 角川学芸出版
  • 発売日: 2012/09/25
  • メディア: 文庫



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新年ご挨拶 2019 [日記・雑感]

あけましておめでとうございます

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皆さま、新しい御年をいかがお過ごしでしょうか。

昨年は、大阪北部地震があったり、大型台風が来たり、大変な年でした。
その都度、皆さまから温かい励ましの言葉をいただき、とても嬉しく存じました。
心から感謝いたします。ありがとうございました。

今年はどんな年になるのでしょう。とりあえず、身体に気をつけることが第一ですね。これが基本ですよね。

自分にできることをあれこれやっていって、それが結果的に何かのお役に立てば……と思います。

このブログでは、色々な方の記事を楽しませていただき、そして教えられることが多いです。
私も少しでも、楽しんでいただけるような記事が書けたらと考えています。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

2019・1・1

                     ココより

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東京旅行1(2018.3月) [日記・雑感]

 2月17日夜中頃から熱が出てきて、朝には38.8℃まであがったので、休日救急診療所へ行きました。インフルエンザと診断されて、タミフルと解熱剤で1日で熱は下がりました。私は子供のころかかったきりだったので、自分はかからないと思い込んでたんです。甘かったです。5日間外出禁止で、ずっと家に居いました。が、やることはたくさんあるので、それを片付けたり平昌オリンピックをみたりして、まったく退屈しませんでした。[わーい(嬉しい顔)]

 やっと元気になったので、ちょっと東京へ……。[電車][ぴかぴか(新しい)]
 まずは東京国立博物館の「仁和寺と御室派のみほとけ展」へ行きました。もうすぐ展覧会が終わるからかすごい行列で3、40分も待ちました。でも仏像がすばらしいものばかりで、待った甲斐がありました。


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 ポスターにもなっていますが、大阪藤井寺の千手観音の精緻なつくりとバランスのよさにはびっくりしました。実際に数えると千本以上の手があるのだそうです。


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 最初の2枚の金色に輝くのが十一面観音菩薩/右の綿のようなものを首にかけているのが雷神
 (写真があまり良く写ってなくてすみません。[あせあせ(飛び散る汗)]

 仁和寺の本堂を再現し本物の仏像を並べた展示には息を飲みました。真ん中の十一面観音菩薩の美しさ、まわりを囲む仏像群の迫力に圧倒されました。その他の展示にもたくさんの国宝級のいい仏像がありました。さすが東博ですね!これだけの逸品を集めるとは、力があるのだなと感心します。

 この後銀座に出ました。東京ブックマークのツアーに、プレミアムチケットが付いていて、「GINZA SIX」のパイのお店で好きなパイとドリンクが無料でいただけました。なかなかおいしかったです。


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 草間彌生さんの作品が2階の吹き抜けに飾ってあったので観に行ってみました。写真のように提灯のような形のモビールかな?面白くて変わった作品です。草間さんらしいですね。時間がなくて「GINZA SIX」をほとんどみられなかったんですが、かなり高級指向みたいですね。次回はゆっくり見たいです。

 夜は玉三郎と仁左衛門の3月大歌舞伎公演。最初は「お染久松」でした。土手のお六と鬼門の喜兵衛の悪役同士で、上手いのですが、セットが貧乏長屋で美しくなかったのが残念でした。


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 「神田祭」はきれいな踊りでした。玉三郎は粋な芸者姿、仁左衛門はスッキリとした鳶頭、でも仁左衛門がかなり痩せていたので、どこか悪いのではと心配になりました。

 最後は泉鏡花の「滝の白糸」で、玉三郎演出、壱太郎が主演です。玉三郎は5回演じたそうです。
 水芸一座の太夫、滝の白糸(壱太郎)が貧乏だけれど優秀な法律家志望の欣也(松也)という男に、ある出来事があって惚れ込んで仕送りのためのお金を借金する。しかしそれが、だんだん白糸を窮地に追い込んで行くという悲劇です。水芸もほんとうにやってみせるので、それは面白かったんですが、ちょっと長くて途中退屈しました。最後は悲しいのですがなかなかよい幕切れでした。ストーリーが少し古すぎるような気はしましたけれど。
 これで公演は終わり、ホテルへ戻って東京の友人に電話しました。一日目終了です。次の日は美術館二カ所巡りです。





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台湾旅行 1 [日記・雑感]

 11月前半に台湾旅行に友人達と3人連れで行って来ました。最初は10月半ばにピーチを使って3人でフリーでいくつもりだったんですが、そのうちの1人が都合が悪くなったので延期し、今回はツアーです。


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台北空港の巨大な蘭の鉢植え


 関西空港から台北までひとっ飛び。約3時間で着きました。空港についていざスーツケースを受け取ろうとしたんですが、わたしのが全然出てこなかったのでどうしよう!ところが、日本の修学旅行生と同じ飛行機で、彼らが勝手にスーツケースをおろして、たくさん集めていたんです。友達が「あそににまぎれていない?!」と探しに行ってくれたら、やはりそこにありました。まさか、この子達といっしょじゃないだろうねと、ちょっと悪い予感が……。


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 宿泊は台北駅の向かいのホテル

 ホテルに着いて部屋にスーツケースを置いて、それから夜の九份へ行きました。ここは阿昧茶楼(あまちゃろう)というお茶屋さんがあるところです。「千と千尋の神隠し」のモデルになったお茶屋さん。そこはよかったんですが、着いたらすごい風雨でちょっとした嵐。その中を歩き回りました。石段が100段くらいあって、その両側に色々なお店があります。


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 最後の写真が台湾のお茶セット。お菓子が4種類ついて¥1200円ほど。日本と物価はほとんど変わりませんでした。


 夕ご飯ももう一つで雨の中ずぶ濡れになるわで、散々な目にあいながらも、これで終わりではなく、この日は夜市(屋台街)が最終目的地。そこがとってもよくて、おいしいものがいっぱいです! 


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 名物の胡椒餅。この店が一番おいしいとガイドさんが教えてくれました。いわゆる中華の肉まんの皮を平たくして、その中に焼いたハンバーグ状のお肉の胡椒のきいたものをはさんでいます。熱々ですごくおいしかったです。

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 インスタ映えする写真でしょう?

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 これはジューススタンド。でもパスしました。

 あと、タピオカミルクティーも美味しかったですよ~!私はこのあとまだ食べられると言って、どら焼きのようなお菓子を一人で買って、ホテルに戻ってから食べました。甘さ控えめで美味。同行の二人もあきれぎみ。これで一日目は終了です。




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miniなできごと21 ナタリー・ポートマン [日記・雑感]

ナタリー・ポートマンのMiss Diorのコマーシャル、すごくカッコいいと思いませんか?

https://youtu.be/h4s0llOpKrU


最後のメッセージに心動かされますね!
「And you. What would you do for love?」 あなたは? 愛のために何をするの?


私の好きな、ナタリー・ポートマンの出演作と画像

やはり、「レオン」が忘れられません。
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 こうして観ると、可愛い少女ですが、この子が将来こんなすばらしい女優さんになろうとは、誰も想像できなかったでしょうね。もう一度「レオン」を観たくなりました。



 次の写真はティーンエイジャーのときでしょうか。清楚な中にも、だんだんその美貌が目立ち始めています。
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 おなじみスターウォーズのパメド・アミダラ
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 次は「ブーリン家の姉妹」エリザベス1世の母親であるアン・ブーリンの生涯を描いた作品です。
ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの共演で、きれいな映画でした。英国の歴史の面白さにはまりました。

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 以下がブログ記事です。記事を観ると、昔から「ココのつぶやき」を訪問してくださっていた方がよくわかります。ありがとうございます。

http://april2605.blog.so-net.ne.jp/2008-12-04


 アカデミー主演女優賞受賞の「ブラック・スワン」 今のご主人との出会いがありました。
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 本当にきれいですね。この映画のために何カ月も前からバレエのレッスンをして、ほとんどすべてのバレエシーンを自分で演じきったのです。演技にかける情熱がすばらしいです。ブログのレビューを貼っておきますので、よかったらお読みください。

http://april2605.blog.so-net.ne.jp/2011-05-12


 ご主人(フランス人振付師バンジャマン・ミルピエ氏)とのツーショットと、お子さんとの写真。可愛い子供さんですね。二人は「ブッラク・スワン」の共演で出会い、2010年12月婚約・妊娠を発表。2011年6月に男児を出産、2012年8月に結婚しました。

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 そして一番最近の映画はアカデミー賞主演女優賞ノミネートの「ジャッキー/ファーストレディー最後の使命」。ブラック・スワンのダーレン・アロノフスキーと再びタッグを組みました。

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 このときは、ナタリー・ポートマンがあまりにジャクリーン元大統領夫人と似ているので、びっくりしました。そしてますます演技力に磨きがかかってきたと感じました。

 以下はブログ記事です。よかったらどうぞ。

http://april2605.blog.so-net.ne.jp/2017-04-08


 ナタリー・ポートマンはイスラエル人なのだそうです。それに色々な血が混じっている人なのだということが、Wikiの記事をみてわかりました。何か国語も話せて、ハーバード大学出身で、アカデミー賞女優。そして結婚して子供もあるという女性として何もかも手に入れた人、ということができますね。彼女はこれからも、もっと高みを目指して突き進んでいくのでしょうか。女優としてますます花開いてほしいと願っています。







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miniな出来事20 東京見物'17.8月 [日記・雑感]

 8/17日1泊で東京へ。雨かしらと思っていましたが、雨はほとんど降らずムシムシと暑かったです。まずはホテルに荷物を預けてから、山種美術館の「川端龍子展」へ行きました。暑さに弱いので恵比寿駅からタクシーで美術館へ、片道490円。


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 山種美術館の入り口です。

 すばらしい絵画の数々を堪能しました。とても個性的な日本画です。どうやってこんな絵が描けるのだろうとびっくりさせられました。イマジネーションの勝利とでもいうべき作品が多かったです。しかも色がとても美しいので、じっと見入ってしまいました。以下が主な展示作品群です。

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 鳴門


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 草の実


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 香炉峰  これは龍子が中国へ従軍した時の、戦闘機から見た香炉峰の景色で、戦闘機のスピード感を表現したかったので透明にしたとのこと。


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 朝

 
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 龍巻


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 百子図 


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 八ッ橋   これだけが撮影OKでした。琳派の同じ構図の絵がありますが、こちらは写実的で花を一つ一つ描いているので、よく見ると全部違うとのことです。  

 この展覧会の詳しい解説は以下のTaekoさんのブログをご覧くださいませ。
  http://taekoparis.blog.so-net.ne.jp/2017-07-22


 このあと、カフェで冷やし梅そうめんをさっぱりといただきました。ウェイトレスの人が感じが良くてホッとしました。

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 図録(コンパクトでいい)と眼鏡ふき(これは竹内栖鳳です)を買いました。


 銀座へ戻ってポーラ美術館アネックスへ。増田セバスチャンの作品、きゃりーぱみゅぱみゅの生みの親?私のケータイでは写らなかったので、コザックさんのブログをご覧くださいませ。

 http://batman.blog.so-net.ne.jp/2017-07-31-1

 ホテルへ帰って、夜の歌舞伎のためしばし休憩。午後5時半ごろ歌舞伎座へ到着。地下のお土産コーナーでお弁当を買ったり、アイスクリームを食べたりして開演を待ちました。今回2階席だったので、正面玄関を入って右の階段を上がると、ありました!あの川端龍子が描いた緑の鏡獅子の絵が。 玉三郎さんが大変お好きとのことです。私も歌舞伎座へ行ったら、必ず鑑賞します。

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 「鏡獅子」 川端龍子作


 さて歌舞伎の方は「桜の森の満開の下」を観ました。野田秀樹作・演出で、坂口安吾の同名小説と
「夜長姫と耳男」を下敷きに書き下ろした人気作なのだそうです。
 
 桜の森の満開の桜の木の下で、何かよからぬことが起きるという謂れがある。それは、屍体が埋まっているからなのか、はたまた鬼の仕業なのか…。
 時は天智天皇が治める時代。ヒダの王家の王の下に、三人のヒダの匠の名人が集められる。その名は、耳男(勘九郎)、マナコ(猿弥)、そしてオオアマ(染五郎)。ヒダの王(扇雀)は三人に、娘である夜長姫(七之助)と早寝姫(梅枝)を守る仏像の彫刻を競い合うことを命じる。そんな三人に与えられた期限は3年、夜長姫の16歳の正月までに仏像を完成させなければならない。ところがある日、早寝姫が桜の木で首を吊って死んでいるのが見つかる。時を同じくして都では天智天皇が崩御。娘と帝を同時に失ったヒダの王は悲しみに暮れる。やがて3年の月日が経ち、三人が仏像を完成させたとき、それぞれの思惑が交錯し…。というストーリーなのですが、わかりますか?

 要するに、人間と鬼との恋物語なんです。耳男(勘九郎)が鬼である夜長姫(七之助)に惚れてしまい、ムリな要求を次々と飲み込んでいくが、最後のには気持ちが通じ合う。けれどもそれは、夜長姫が死ぬとき。
 普通の歌舞伎と違って、セリフに駄洒落が多くて、ストーリーそのものも、観ていてよくわからなかったです。前の席の外人さんのカップル、私の隣の席の女性も1幕で帰ってしまいました。反対に後ろの若い女性グループは、「猿弥がいいね、上手いわね」とか面白いと言っていたので、やはり若い人に人気なのかも。勘九郎と七之助、猿弥の演技はとてもよかったと思います。でもやっぱりオーソドックスな歌舞伎がいいなと思いながら、劇場を後にしました。明日は美術館巡りです。




  
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miniなできごと19 東京見物2 美術館巡り [日記・雑感]

 東京二日目は、南青山の根津美術館からです。


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 以前から行きたいと思っていたところで、ようやく行けて嬉しかったです。南青山のお洒落なエリアにすがすがしい建物があり、いい美術館だなと思いました。企画展は「はじめての古美術鑑賞ー紙の装飾ー」でした。内容は「雲母に光を!」「『染め』のバリエーション」「金銀の多彩な飾り」「さまざまな装飾技法」。これだけでは何のことかお判りにならないと思いますが、これは「読めない」という理由から敬遠されがちな書の作品にアプローチする一つの方法として、書を書くための紙、すなわち料紙(りょうし)の装飾に注目した展覧会です。
 華麗な色や金銀あるいは雲母(うんも)によるさまざまな装飾技法を、美術館コレクションの作品を中心にやさしく解説するとともに、絵画に取り込まれた例も鑑賞しました。
 このあと常設展示もみました。金剛仏などの仏像、古代中国の青銅器、焼き締め陶、茶道具など。落ち着いてゆっくりと観られてよかったです。それから1階に降りてお庭も散策。この石仏が気に入りました。


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 お昼近くになったので、ヨックモックのカフェに行き、軽いランチです。ランチメニューはありませんでした。

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 エッグベネディクト
 
 私はエッグベネディクトとケーキ。これは周りがホワイトチョコでコーティングされていて、すごくおいしかったです。Hさんはクロックムッシュと同じケーキを注文。これにコーヒーで、1人3000円ほど。さすがに南青山、ちょっと高かったですね。

 それから丸の内の戻って「三菱一号館美術館」へ。「レオナルド・ミケランジェロ」展の初日でした。それでも午後2時ごろだったし、雨もポツリポツリだったからか、それほど並ばなくても入れました。Hさんのご主人が招待券をくださったので、ラッキーでした。

 これはすばらしい企画の展覧会でした。15世紀イタリアで画家として才能を発揮し、建築、科学、解剖学の分野にまで関心を広げ「万能人」と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチ。10代から頭角を現し「神のごとき」と称された世紀の天才彫刻家ミケランジェロ・ブオナローティ。本展は、芸術家の力量を示す上で最も重要とされ、全ての創造の源である素描(ディゼーニョ)に秀でた2人を対比する日本初の展覧会です。素描のほかに油彩画、手稿、書簡など、トリノ王立図書館やカーサ・ブオナローティ所蔵品を中心におよそ65点が一堂に会します。「最も美しい」素描とされる、レオナルド作《少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》と、ミケランジェロ作《〈レダと白鳥〉の頭部のための習作》を間近で見比べる貴重な機会となります。

 色々な作品を観られて楽しかったです。当時、モデルは美しい容姿の若い男の人を使うことが多かったそうです。ミケランジェロはほとんど男性モデルを使っていたそうですが、レオナルドは女性を描いていたとのこと。以下の作品で比較するとよくわかると思います。

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 左がレオナルド・ダ・ヴィンチの「少女の頭部/〈岩窟の聖母〉のための習作」で、右がミケランジェロ・プオナローティの「〈レダと白鳥〉の頭部のための習作」です。レオナルドの少女の顔は目なども女性らしいのに比べ、ミケランジェロの作品はきれいな顔のモデルですが、鼻がちょっとごつい感じで男性モデルとわかりますよね。

 この他、下の左側のレオナルド・ダ・ヴィンチに基づく「レダと白鳥」ーこれはレオナルドの追随者がオリジナルを観てレオナルド亡き後に制作したもの、一方右側のミケランジェロに基づく「レダと白鳥」はオリジナルはフランスへ渡ったのち17世紀半ばに焼却されたそうです。その後オリジナルの下絵に基づき、後代の画家フランチェスコ・ブリーナによって描かれたものです。これも全く異なった絵で面白いと思いました。

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 ダ・ヴィンチの方の白鳥は男性性を表しているそうで、ちょっと荒々しい感じです。一方ミケランジェロのほうは、うつむいた女性の優雅な横顔が優しい感じで、白鳥もおとなしいですね。

 たぐいまれなる天才二人が同時代に生きて、お互いをライバル視しながら後世に残る最高の作品を創りあげたことが、凄いと思います。ちなみに私はレオナルド・ダ・ヴィンチのファンですが、ミケランジェロもまたすばらしいと感じました。
 9月24日まで使える彫刻鑑賞券(1階展示室のみ入場可)を帰り際にいただいたので、できたらもう一度行ってみたいと思っています。

 さてここでHさんはあくる日の仕事のため帰阪。私はまだ時間があったので出光美術館の「水墨の風」展に行きました。長谷川等伯と雪舟の優品を中心に中国絵画の名品の展示です。

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 水墨画はもちろん好きなんですが、これは本当にすばらしい展覧会でした。

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   猿曳・酔舞図屏風  狩野尚伸/ 山市晴嵐図  玉潤 

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   牧谿『叭々鳥図』 中国 南宋時代

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   竹鶴図屏風(左隻) 長谷川等伯

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   松に鴉 柳に白鷺図屏風  長谷川等伯/ 破墨山水図  画:雪舟 賛:影余周麟

 出光美術館もこじんまりして、いい美術館ですね。休憩室から皇居が見渡せて、東京の方々と皇室の距離感の近さを感じました。またそのうち東京へ行きます。




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