アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」 [外国映画]
エヴァー・グリーン・シネマ(Ever green cinema)、といえば私の中では「太陽がいっぱい」が一番かもしれない。いつまでも色あせない映画という意味だ。アラン・ドロンの青く美しい瞳にまたもや魅せられてしまった。
貧しい家庭に育ったアメリカ人青年トム(アラン・ドロン)は、ある人物から息子のフィリップ(モーリス・ロネ)を帰国させてほしいと依頼されイタリアへと向かう。美しい恋人マルジュ(マリー・ラフォレ)も手にした富豪の息子フィリップは親の金で遊び回り、全くアメリカに戻る気はなかった。一方、彼から邪険に扱われるトムの心に、やがて小さな殺意が芽生え……。(Yahooムービーより)
マリー・ラフォレ&アラン・ドロン
この映画はアラン・ドロンの美貌はもちろん最大の魅力だが、ストーリーのおもしろさも映画を永遠のものにする大切な要素となっている。トム(アラン・ドロン)がフィリップ(モーリス・ロネ)を殺すまでのいきさつも、彼がフィリップにまるで使用人のように扱われ、ヨットで小さいボートに乗せられつながれて日干しのようになってしまうシーンなど、トムの心にフィリップへの怒りが芽生えるのがなるほどと思える。
そしてフィリップを殺して、自分がフィリップになりすまし、彼のものを何もかも手に入れようとする。そのために色々画策するのがスリル満点である。たとえば、パスポートの写真を自分のものに取り換え、その上にフィリップのサインをするために、必死になってサインの練習をするその表情は鬼気迫るものがあった。
それにフィリップの友人に嘘を見抜かれ、第二の殺人をも犯してしまう。だがそれも外の草むらに遺体を隠し、何とか取り繕って、フィリップの恋人のマルジュ(マリー・ラフォレ)まで自分のものにしてしまう。そうして何もかもうまく行ったかに見えた最後に、天罰が下るのである。
このスリルに満ちたストーリーとニーノ・ロータの哀愁に満ちた音楽が心をとらえ、最後の結末が観客を納得させるのである。主演のアラン・ドロンの魅力もさながら、「禁じられた遊び」のルネ・クレマン監督の演出もすばらしく、共演のモーリス・ロネが男っぽく魅力的で、マリー・ラフォレは清純な美しさがとても素敵だった。それにマリーのファッションは今でも着れそうな、センスのいい洋服で、住んでいるところもバカンス用の家で、インテリアが全く古臭くなくすばらしいのだ。アラン・ドロンのスーツ姿もカッコいい。
このように色々な要素が映画を一級品に仕上げたと思う。これからも何度でも繰り返し見続けるであろう作品である。
原題:PLEIN SOLEIL 原作:パトリシア・ハイスミス 監督:ルネ・クレマン 出演:アラン・ドロン、
モーリス・ロネ、 マリー・ラフォレetc.
1960年 フランス・イタリア
貧しい家庭に育ったアメリカ人青年トム(アラン・ドロン)は、ある人物から息子のフィリップ(モーリス・ロネ)を帰国させてほしいと依頼されイタリアへと向かう。美しい恋人マルジュ(マリー・ラフォレ)も手にした富豪の息子フィリップは親の金で遊び回り、全くアメリカに戻る気はなかった。一方、彼から邪険に扱われるトムの心に、やがて小さな殺意が芽生え……。(Yahooムービーより)
マリー・ラフォレ&アラン・ドロン
この映画はアラン・ドロンの美貌はもちろん最大の魅力だが、ストーリーのおもしろさも映画を永遠のものにする大切な要素となっている。トム(アラン・ドロン)がフィリップ(モーリス・ロネ)を殺すまでのいきさつも、彼がフィリップにまるで使用人のように扱われ、ヨットで小さいボートに乗せられつながれて日干しのようになってしまうシーンなど、トムの心にフィリップへの怒りが芽生えるのがなるほどと思える。
そしてフィリップを殺して、自分がフィリップになりすまし、彼のものを何もかも手に入れようとする。そのために色々画策するのがスリル満点である。たとえば、パスポートの写真を自分のものに取り換え、その上にフィリップのサインをするために、必死になってサインの練習をするその表情は鬼気迫るものがあった。
それにフィリップの友人に嘘を見抜かれ、第二の殺人をも犯してしまう。だがそれも外の草むらに遺体を隠し、何とか取り繕って、フィリップの恋人のマルジュ(マリー・ラフォレ)まで自分のものにしてしまう。そうして何もかもうまく行ったかに見えた最後に、天罰が下るのである。
このスリルに満ちたストーリーとニーノ・ロータの哀愁に満ちた音楽が心をとらえ、最後の結末が観客を納得させるのである。主演のアラン・ドロンの魅力もさながら、「禁じられた遊び」のルネ・クレマン監督の演出もすばらしく、共演のモーリス・ロネが男っぽく魅力的で、マリー・ラフォレは清純な美しさがとても素敵だった。それにマリーのファッションは今でも着れそうな、センスのいい洋服で、住んでいるところもバカンス用の家で、インテリアが全く古臭くなくすばらしいのだ。アラン・ドロンのスーツ姿もカッコいい。
このように色々な要素が映画を一級品に仕上げたと思う。これからも何度でも繰り返し見続けるであろう作品である。
原題:PLEIN SOLEIL 原作:パトリシア・ハイスミス 監督:ルネ・クレマン 出演:アラン・ドロン、
モーリス・ロネ、 マリー・ラフォレetc.
1960年 フランス・イタリア
makimakiさんへ
こんばんは。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-08-27 23:58)
世界のアイドルさんへ
こんにちは。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-08-28 07:19)
りんこうさんへ
こんにちは。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-08-28 07:19)
きささんへ
こんにちは。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-08-28 07:20)
怪しい探麺隊さんへ
こんにちは。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-08-28 07:21)
涼しくなりましたね。
この映画はカラ―でしたか?
白黒はローマの休日でしたか?
by 匁 (2013-08-28 08:24)
匁さんへ
こんにちは。nice&コメントありがとうございます♪
本当に涼しくなってよかったですね。
この映画はカラーです。デジタルリマスター版で観たので、
映像はかなりよかったですよ。
ローマの休日は白黒ですね。
by coco030705 (2013-08-28 08:45)
こんにちは、
想いでになってる映画です。
憶えてます、サインの練習……あのラストシーンを~。
説明を読んで納得ですね。
残暑があるので、ナポリ湾の海風のつもりで海岸に行かなくては^^。
niceです。
by アルファルハ (2013-08-28 10:44)
アルファルハさんへ
残暑お見舞い申し上げます。
nice&コメントありがとうございます♪
大阪も激しい雨のあと涼しくなりました。ほっとしています。
アラン・ドロンがあのサインを練習するところは迫力ありましたね。
ラストシーンのニーノ・ロータの哀愁ある音楽が、トムの行く末を暗示しているかのようでした。
海、いいですね。今のうちに夏の名残を楽しみたいものです。
by coco030705 (2013-08-28 11:30)
sugoimonoさんへ
こんにちは。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-08-28 17:26)
ハマコウさんへ
こんにちは。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-08-28 17:27)
Taekoさんへ
こんばんは。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-08-28 21:56)
BS?でフランス映画の特集番組で拝見しました。テーマ・ミュージックと一緒に印象に残る映画でした。cocoさんが仰るように、ファッションなど今に通用する映画ですね。
by 楓
by さつき (2013-08-29 10:06)
楓さん&さつきさんへ
こんばんは。nice&コメントありがとうございます♪
そうなんです。何度見ても見飽きない映画です。全ての要素がうまく
組み合わさって、名作が生まれるんですね。
他の私のエヴァー・グリーン・シネマは、「風と共に去りぬ」です。
またいつかスクリーンで観てみたいと思います。
by coco030705 (2013-08-29 20:13)
ネオ・アッキーさんへ
こんばんは。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-08-29 21:11)
ryo1216さんへ
こんにちは。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-08-31 08:32)
月夜のうずのしゅげさんへ
こんばんは。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-08-31 21:25)
pistacciさんへ
こんにちは。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-09-01 05:52)
私もこの映画は、アランドロンが美的に一番輝いていた時代だと思います。
そしてサスペンスを盛り上げる音楽が良かったですね。
数年前、マット・デイモンとジュード・ロウで、「リプリー」という映画があって、「太陽がいっぱい」のリメイクというふれこみだったので、見たら、トム役は
マット・デイモンで、あれっ?でした。私は勝手に美形のジュード・ロウが
トムだとばかり思っていたんですよ。ストーリーもかなり違っていたから、
それはそれでよかったんですが、やはり、アラン・ドロンのイメージが強すぎ
ました。サインを練習する場面、海のヨットの場面では、同じ!って思いました。
by TaekoLovesParis (2013-09-01 16:24)
Taekoさんへ
こんばんは。コメントもありがとうございます♪
アラン・ドロンは中年までは好きだったんですが、それ以降がまったく
良くなくなってしまって、どうしたの?!って感じですね。
「リプリー」も観ました。ジュード・ロウが素敵でしたね。マット・デイモンは
やっぱりちょっと違いました。残念ながら……。それに、フィリップ(モーリス・ロネ)が着ていた青いプリントのガウンをアラン・ドロンが着るととても素敵だったんですが、同じ柄のをマット・デイモンが着ていたのはちょっと……。
またいつか観てみようと思います。
by coco030705 (2013-09-01 18:49)
ERUNさんへ
こんばんは。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-09-05 20:37)
yu-papaさんへ
こんばんは、ようこそ。niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-09-06 20:56)
こんにちは。
私も「リプリー」観たときに違う・・と思いました。^^;
音楽が二ーノ・ロータだったんですね。
物悲しい音楽が聴きたいので私もぜひもう一回観たくなってきました。
by キキ (2013-09-08 11:51)
キキさんへ
こんばんは。nice&コメントありがとうございます♪
やはりキキさんもそう思われましたか。(^^) アラン・ドロンの印象が強烈過ぎて、マット・デイモンがなんだか気の毒なような気がしました。
by coco030705 (2013-09-08 19:40)
tapさんへ
こんにちは、ずいぶんお久しぶりですね。お元気ですか。
niceとご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2013-09-10 14:50)