スティーブ・ジョブズ [外国映画]
かなり前に職場でMacを使ってました。デスクトップ型だったのですが、これはフリーズが多かったです。だから、ドキュメントをこまめに保存するようによく言われてました。それからノート型MacやWindowsを使うようになりました。でも製品の名前は覚えてません。(笑)
この映画はMachintoshでAppleⅠ&AppleⅡを開発し、その後次々と革新的な製品を開発したスティーブ・ジョブズの伝記的作品です。でも彼について、ほとんど何も知らずに観たからか、最初から分かりにくい筋書きでした。
時代は1984年、スティーブ・ジョブズ(マイケル・ファスベンダー)はMacintosh発表会の40分前、本番で「ハロー」と挨拶するはずのマシンが黙ったままなので、怒っていた。マーケティング担当のジョアンナ(ケイト・ウィンスレット)は「ハロー」の部分をカットしようと説得するが、ジョブズは承知しない。そこへジョブズの元恋人クリスアン(キャサリン・ウォーターストン)が、5歳の娘リサを連れてやってくる。
こんな感じで、最初からジョブズが怒っていて、周りのみんなもイライラしていて、しかもそんなややこしいときに、元恋人がやってくるという、ますますおかしな展開である。これ、どういう映画なの?って感じがしてきた。
元恋人の彼女は、子供のリサを認知しようとしないジョブズに抗議に来たのだ。どちらが悪いのか、さっぱりわからず。さらに共同創業者で親友のウォズニアック(セス・ローゲン)から、Macintoshに大きな利益をもたらしたAppleⅡチームへ、プレゼンテーションの場でお礼の言葉を述べるようにと喧嘩腰で何度も言われる。けれどもジョブズは、はねつける。ここも意味が分からなかった。
やがてプレゼンテーションの時間となり、ジョブズは自らが自社のCEOに招いたペプシの元社長、ジョン・スカリー(ジェフ・ダニエルズ)に励まされ、舞台へと出て行く。ちなみに、スカリーをヘッドハンティングするとき、ジョブズは彼に「このまま一生砂糖水を売りつづけたいか? それとも世界を変えたいか?」(Do you want to sell sugar water for the rest of your life, or do you want to change the world?)と言ったという有名な話があるそうだ。
けれども、人とぶつかったり自らの主張をまげなかったりというジョブズの立ち居振る舞いが問題となり、彼は翌年、Appleチームから外されてしまう。
マイケル・ファスベンダー
Macintoshの売上不振から大量在庫を出し、退社に追い込まれたジョブズが新たに立ち上げたネクストの発表会が、1988年に行われた。現れたウォズニアックに、ジョブズはマスコミに自分を批判したのはスカリーに強制されたのかと確かめる。相変わらず傲慢なジョブズに、ウォズニアックはマシンを創り出したのは自分なのに何もしていないジョブズがなぜ天才と言われるのかと憤慨。さらに今日の主役のNeXT Cubeはパソコン史上最大の失敗作だと通告する。
このあたりもよほどジョブズやパソコンに詳しくないと、よく理解できないのではないだろうか。
元恋人クリスアンとの騒動(1984年当時、ジョブズが子供を認知しなかったこと)の後、ジョブズは彼女に豪邸を買い与え、充分な養育費を送っていた。しかし、クリスアンは、ジョブズからの養育費を浪費し、お金に困って彼から与えられた豪邸を売却する。
ジョブズは、娘のリサが豪邸売却を止めなかったことに激怒し、1998年のiMacの発表会に来ていた娘に大学の学費の支払いをストップすると告げる。しかし、リサはお金を与えられたものの、愛情表現が充分とは言えなかった父親への感情を爆発させる。ジョブズは彼女の小さかったころのことを回想しながら、リサに父親として語りかけるのだった……。
この最後の部分に来て、やっとジョブズの人間性が見えてきたという感じだった。
映画を観終わった後に、Wikiを読んでジョブズの生涯と製品開発、そして人間関係についてかなり忠実に描いた映画であることは理解できたが、もっとジョブズの人間性を掘り起こして描くべきだったのではないかという思いがした。あまりに言い争う場面ばかりで、ジョブズが言動に問題のある人物ということはわかったが、彼の良いところがあまり感じられなかった。もちろん、主演のマイケル・ファスベンダーとケイト・ウィンスレットはとてもよかったけれど。Wikiを読むと、もっと彼の違った面もわかるので興味深い。
スティーブ・ジョブズには先のことが色々見えていたのだろう。だからこそ、常に古いものを捨て去り、新しいものの方へ駆けて行ったのだろうと理解した。天才には平凡な幸せは望めないのだなと思った。けれども、こういう生き方しか彼にはできなかったのだろうという考えに落ち着いた。
ジョブズは仏教の禅に傾倒して、京都へは家族と共に何度も来ていたらしい。しかし、誤った考え方に陥り、完全菜食主義でガンが治ると思い込み、手術をせずに命を落としたとのことである。やはり彼ほどの天才でも、大いなるものには勝てないということだったようだ。ジョブズとコンピューター関連に興味のある方には面白く観られる作品かもしれない。
原題:STEVE JOBS 出演:マイケル・ファスベンダー、 ケイト・ウィンスレット、
セス・ローゲン、 ジェフ・ダニエルズetc.
2015年 アメリカ
この映画はMachintoshでAppleⅠ&AppleⅡを開発し、その後次々と革新的な製品を開発したスティーブ・ジョブズの伝記的作品です。でも彼について、ほとんど何も知らずに観たからか、最初から分かりにくい筋書きでした。
時代は1984年、スティーブ・ジョブズ(マイケル・ファスベンダー)はMacintosh発表会の40分前、本番で「ハロー」と挨拶するはずのマシンが黙ったままなので、怒っていた。マーケティング担当のジョアンナ(ケイト・ウィンスレット)は「ハロー」の部分をカットしようと説得するが、ジョブズは承知しない。そこへジョブズの元恋人クリスアン(キャサリン・ウォーターストン)が、5歳の娘リサを連れてやってくる。
こんな感じで、最初からジョブズが怒っていて、周りのみんなもイライラしていて、しかもそんなややこしいときに、元恋人がやってくるという、ますますおかしな展開である。これ、どういう映画なの?って感じがしてきた。
元恋人の彼女は、子供のリサを認知しようとしないジョブズに抗議に来たのだ。どちらが悪いのか、さっぱりわからず。さらに共同創業者で親友のウォズニアック(セス・ローゲン)から、Macintoshに大きな利益をもたらしたAppleⅡチームへ、プレゼンテーションの場でお礼の言葉を述べるようにと喧嘩腰で何度も言われる。けれどもジョブズは、はねつける。ここも意味が分からなかった。
やがてプレゼンテーションの時間となり、ジョブズは自らが自社のCEOに招いたペプシの元社長、ジョン・スカリー(ジェフ・ダニエルズ)に励まされ、舞台へと出て行く。ちなみに、スカリーをヘッドハンティングするとき、ジョブズは彼に「このまま一生砂糖水を売りつづけたいか? それとも世界を変えたいか?」(Do you want to sell sugar water for the rest of your life, or do you want to change the world?)と言ったという有名な話があるそうだ。
けれども、人とぶつかったり自らの主張をまげなかったりというジョブズの立ち居振る舞いが問題となり、彼は翌年、Appleチームから外されてしまう。
マイケル・ファスベンダー
Macintoshの売上不振から大量在庫を出し、退社に追い込まれたジョブズが新たに立ち上げたネクストの発表会が、1988年に行われた。現れたウォズニアックに、ジョブズはマスコミに自分を批判したのはスカリーに強制されたのかと確かめる。相変わらず傲慢なジョブズに、ウォズニアックはマシンを創り出したのは自分なのに何もしていないジョブズがなぜ天才と言われるのかと憤慨。さらに今日の主役のNeXT Cubeはパソコン史上最大の失敗作だと通告する。
このあたりもよほどジョブズやパソコンに詳しくないと、よく理解できないのではないだろうか。
元恋人クリスアンとの騒動(1984年当時、ジョブズが子供を認知しなかったこと)の後、ジョブズは彼女に豪邸を買い与え、充分な養育費を送っていた。しかし、クリスアンは、ジョブズからの養育費を浪費し、お金に困って彼から与えられた豪邸を売却する。
ジョブズは、娘のリサが豪邸売却を止めなかったことに激怒し、1998年のiMacの発表会に来ていた娘に大学の学費の支払いをストップすると告げる。しかし、リサはお金を与えられたものの、愛情表現が充分とは言えなかった父親への感情を爆発させる。ジョブズは彼女の小さかったころのことを回想しながら、リサに父親として語りかけるのだった……。
この最後の部分に来て、やっとジョブズの人間性が見えてきたという感じだった。
映画を観終わった後に、Wikiを読んでジョブズの生涯と製品開発、そして人間関係についてかなり忠実に描いた映画であることは理解できたが、もっとジョブズの人間性を掘り起こして描くべきだったのではないかという思いがした。あまりに言い争う場面ばかりで、ジョブズが言動に問題のある人物ということはわかったが、彼の良いところがあまり感じられなかった。もちろん、主演のマイケル・ファスベンダーとケイト・ウィンスレットはとてもよかったけれど。Wikiを読むと、もっと彼の違った面もわかるので興味深い。
スティーブ・ジョブズには先のことが色々見えていたのだろう。だからこそ、常に古いものを捨て去り、新しいものの方へ駆けて行ったのだろうと理解した。天才には平凡な幸せは望めないのだなと思った。けれども、こういう生き方しか彼にはできなかったのだろうという考えに落ち着いた。
ジョブズは仏教の禅に傾倒して、京都へは家族と共に何度も来ていたらしい。しかし、誤った考え方に陥り、完全菜食主義でガンが治ると思い込み、手術をせずに命を落としたとのことである。やはり彼ほどの天才でも、大いなるものには勝てないということだったようだ。ジョブズとコンピューター関連に興味のある方には面白く観られる作品かもしれない。
原題:STEVE JOBS 出演:マイケル・ファスベンダー、 ケイト・ウィンスレット、
セス・ローゲン、 ジェフ・ダニエルズetc.
2015年 アメリカ
スティーブ・ジョブズ
パソコンの世界に才能が向いていたのでしょう。
人として強さを感じます。
その世界の天才と言われる人って
個性を感じます。
彼の何が魅力なのか もっと 知りたいです。^^
by iruka (2016-02-21 09:03)
大阪だと大阪ステーションシネマ、TOHOシネマズ梅田、なんばでの上映で、公開館が少ないですよね。
観たいと思いつつ行けていないのですけど、終わらないうちに行かなきゃと思っています…といいつつ行けなかったりするんですが。
ジョブズの人間性ですが2013年のアシュトン・カッチャー主演の『スティーブ・ジョブズ』を観るとわかりやすいです。お勧めです。
きっと何回も映画化されているので違う側面での映画なんですね。
by キキ (2016-02-21 10:32)
irukaさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
ほんとにジョブズが現れてアップルコンピューターを作ってから、すごく
OSの世界は変わりましたね。天才だと思います。この映画でのジョブズの描き方は必ずしも成功したとは言えないと思います。天才は個性が強いのが当たり前ですからね。機会があったらご覧くださいませ。
キキさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
そうですね、あまり当たってないみたいで、平日に行ったからか、ガラガラでした。キキさんがお勧めしたくださっている、2013年のアシュトン・カッチャー主演の『スティーブ・ジョブズ』はぜひ観たいと思います。ありがとうございます。これもお時間があったらご覧になって、レビューをアップしてくださいませ。
by coco030705 (2016-02-21 18:07)
AKIさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
匁さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
まるみさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-02-21 18:11)
怪しい探麺隊さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
sugoimonoさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-02-21 18:12)
ERUNさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-02-21 18:13)
uminokajinさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-02-21 21:03)
Nakaさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-02-22 00:15)
コザックさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-02-22 00:17)
Taekoさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-02-22 15:10)
ryo1216さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
月夜のうずのしゅげさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-02-22 15:13)
nyonyoさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-02-22 20:19)
こんばんは。
Macを使われたことがあるのですね!
以前のMacはグラフィックを扱う人のパソコンというイメージがあって
使っている人はカッコいいなあと思っていた記憶があります。
今はiPhoneなど誰もが手にするメーカーになってますものね~
スティーブ・ジョブズについては名前くらいしか知らなかったので
変わった人だったのねと思いながら観ていました。
せめて最後に父親っぽくなれて良かったです☆
by non_0101 (2016-02-22 22:59)
nonさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
そうですよね、Macってグラフィックのイメージありですね。Windowsが出てくる2,3年前だったので、これしかなくて、フリーズが多くてすごくいいとは思わなかったんですが……。でも今はiPhoneその他が主流ですものね。やっぱりジョブズの功績は大きいと思います。天才は変わり者でしょう。そうでないと新しいものは創れないと思います。
最後の娘に話しかけるところが一番よかったですね!2013年の「スティーブ・ジョブズ」も観てみるつもりです。
by coco030705 (2016-02-22 23:18)
淡々としたパソコンのシステムのお話の裏には、
人間臭いドロドロもあるんだろうなぁ。
ジョブズが見えてるものが他の人にはよく分からず、
他の人が見えてるものがジョブズには見えず、
激しく違いすぎるから、誰も止められなかったのかしら・・・
・・・と記事を拝見しつつ思いました。
今、Mac使ってますが、すぐフリーズするし、虹色風車が回るし、
勝手にトラブル起こして終了するし、強制終了も効かない・・・と
こまったちゃんです^^;。
by Inatimy (2016-02-23 18:54)
Inatimyさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
InatimyさんはMacを使っておられるんですね。今でもやっぱり、フリーズが多いんですか。勝手に終了は困りますよね~!>(@_@)vv
パソコンとしては、Windowsの方が性能いいのかもしれませんね。
でも、ジョブズのカリスマ的な人気のお蔭で、Macユーザーも増え続けているみたいです。iPhonその他はすごいですね、この先どうなるんでしょう。
映画の方はどうかしら。万人向けというより、やっぱりコンピューターとスティーブ・ジョブズに興味がある人の方が楽しめるのでは、と思います。
by coco030705 (2016-02-23 20:16)
ハマコウさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-02-23 23:37)
アルファルハさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-02-24 14:13)
ネオ・アッキーさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-02-25 21:46)
どっかの映画紹介で観たのですが、今回の「スティーブ・ジョブズ」の映画は、3つの新型PCの発表会の物語なのだとか? だから分かりにくいのでしょうね〜。 私は、3年ほど前の「スティーブ・ジョブズ」を観ましたが、そっちは、もっと伝記的なストーリー展開で分かりやすかったです。 私は長年Macユーザーで、1回だけWindowsを使いましたが、Macの使いやすさにはとても及ばない、と思いました。 スティーブ・ジョブズさんは偉大だわ♪
by のらん (2016-02-27 11:58)
のらんさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
おっしゃる通りです。最初の場面は1984年のMacintosh128Kです。次がちょっとよくわからなくて(なにしろ機会に弱いので……)、最後はiMac トランスルーセントのスタイリングの製品です。それにからめて、ジョブズのあまり良くない面が強調的に描かれていたように思います。最後に娘にこれから開発しようとしているiPhoneなどの話をするところが、ジョブズの良い面が描かれていた一番ホッとできる場面でした。
Macユーザーは増え続けていますよね。iPhoneその他の開発は革命的ですね。スティーブ・ジョブズは天才だということがよくわかりました。
by coco030705 (2016-02-27 19:18)