東京1日目「ルノワール展」 [エッセー]
梅雨のさなか6月23日と24日、東京へ行ってきました。1日目はまず国立新美術館の「ルノワール展」です。この建物も写真で観て、すばらしいなといつも思ってましたが、本当にいい美術館でした。ちょうど10時の開館少し前に到着、webチケットを見せて入場です。
Ⅰ章「印象派へ向かって」は「猫と少年」から。
少女と猫はよくありますが、少年のヌードと猫は珍しいです。
もう一枚「陽光のなかの裸婦」もありました。この2枚のみ。ここからルノワールの印象派としての人生が始まります。
Ⅱ章「私は人物画家だ」
ヴェールをつけた若い女性
読書する少女
クロード・モネ
若きモネはなかなかハンサムですね。人物画家としてのルノワールの実力がよくわかりました。このほか13枚の絵がありました。
Ⅲ章「風景画家の手技」
イギリス種の梨の木
バナナ畑
風景画もいいですね。「バナナ畑」はルノワールの作品としては少し異色で面白いと思いました。これはアルジェリアで描かれたものです。彼の色使いのすばらしさを堪能しました。このほか7枚。
Ⅳ章「”現代生活”を描く」
ルノワールの生きていた時代の生活や風俗を描いた傑作がずらりとそろいました。
ぶらんこ
ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会
とても有名な絵ですね。大きいので隅々まで観るのに時間がかかりました。すばらしい絵です。
ジャン・ルノワール監督の古い映画の一場面を上映していました。「ナナ」「フレンチ・カンカン」「恋多き女」、ほんの短い映像ですが、面白かったです。
興味深かったのは、ほかの画家の作品で当時のモンマルトルの風景や風俗を描いた絵が何点かはさみ込まれていたことです。次の絵はスタニスラス・レピーヌの「モンマルトル、サン=ヴァンサン通り」です。
ジェームス・ティソ「夜会あるいは舞踏会」
ほかに、ゴッホやベルト・モリゾの絵もありました。合計15枚です。
次はダンスの絵、
「田舎のダンス」と「都会のダンス(女性はヴァラドン、ユトリロのお母さんです)」
このほか1枚あり。
Ⅴ章「絵の労働者」:ルノワールのデッサン
ルノワールの言葉「結局のところ、私は自分の手で働いているよ。だから労働者さ。絵の労働者だね」
水のほとりの3人の浴女(『大水浴』のための習作)
座る裸婦あるいは身づくろい
このほかに11枚あります。
Ⅵ「子どもたち」
ジュリー・マネ(マネの娘)あるいは猫を抱く子ども
これは私が最も好きな絵の一枚です。
ココ(クロード・ルノワール)
Ⅶ「花の絵のように美しい」
桟敷席に置かれたブーケ
このほかに3枚。
Ⅷ章≪ピアノを弾く少女たち≫の周辺
ピアノを弾く少女たち
ピアノを弾くイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル
このほか2枚。
Ⅸ章 身近な人たちの絵と肖像画
バラを持つガブリエル
ルノワールの妻アリーヌが次男ジャンを身ごもったとき呼び寄せた遠縁の娘ガブリエルは、その後20年間、晩年の画家のよきモデルとなって、200点近くの作品に登場しています。このほか10枚あり。
Ⅹ章 裸婦、「芸術に不可欠な形式のひとつ」
浴女たち
昨今の美女といえば、スレンダーな人が多いのですが、ルノワールの目から観た美女はふっくらしていますね。今のダイエットブームと真逆だなと思います。太っているのもいいものだなと思わせてくれる絵です。ダイエットしすぎて病気になっては元も子もないのですもの。このほか10枚。
ようやく絵画鑑賞が終わり、ランチタイムです。地下1階のカフェテリア カレにて、ルノワール展特別メニュー、「牛ほほ肉の煮込みソースロベールバターライス添え」¥1200です。すごくおいしかったですよ。これにホットコーヒーを注文。
食事も終わり、次は新宿の「損保ジャパン美術館」へ向かいます。
Ⅰ章「印象派へ向かって」は「猫と少年」から。
少女と猫はよくありますが、少年のヌードと猫は珍しいです。
もう一枚「陽光のなかの裸婦」もありました。この2枚のみ。ここからルノワールの印象派としての人生が始まります。
Ⅱ章「私は人物画家だ」
ヴェールをつけた若い女性
読書する少女
クロード・モネ
若きモネはなかなかハンサムですね。人物画家としてのルノワールの実力がよくわかりました。このほか13枚の絵がありました。
Ⅲ章「風景画家の手技」
イギリス種の梨の木
バナナ畑
風景画もいいですね。「バナナ畑」はルノワールの作品としては少し異色で面白いと思いました。これはアルジェリアで描かれたものです。彼の色使いのすばらしさを堪能しました。このほか7枚。
Ⅳ章「”現代生活”を描く」
ルノワールの生きていた時代の生活や風俗を描いた傑作がずらりとそろいました。
ぶらんこ
ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会
とても有名な絵ですね。大きいので隅々まで観るのに時間がかかりました。すばらしい絵です。
ジャン・ルノワール監督の古い映画の一場面を上映していました。「ナナ」「フレンチ・カンカン」「恋多き女」、ほんの短い映像ですが、面白かったです。
興味深かったのは、ほかの画家の作品で当時のモンマルトルの風景や風俗を描いた絵が何点かはさみ込まれていたことです。次の絵はスタニスラス・レピーヌの「モンマルトル、サン=ヴァンサン通り」です。
ジェームス・ティソ「夜会あるいは舞踏会」
ほかに、ゴッホやベルト・モリゾの絵もありました。合計15枚です。
次はダンスの絵、
「田舎のダンス」と「都会のダンス(女性はヴァラドン、ユトリロのお母さんです)」
このほか1枚あり。
Ⅴ章「絵の労働者」:ルノワールのデッサン
ルノワールの言葉「結局のところ、私は自分の手で働いているよ。だから労働者さ。絵の労働者だね」
水のほとりの3人の浴女(『大水浴』のための習作)
座る裸婦あるいは身づくろい
このほかに11枚あります。
Ⅵ「子どもたち」
ジュリー・マネ(マネの娘)あるいは猫を抱く子ども
これは私が最も好きな絵の一枚です。
ココ(クロード・ルノワール)
Ⅶ「花の絵のように美しい」
桟敷席に置かれたブーケ
このほかに3枚。
Ⅷ章≪ピアノを弾く少女たち≫の周辺
ピアノを弾く少女たち
ピアノを弾くイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル
このほか2枚。
Ⅸ章 身近な人たちの絵と肖像画
バラを持つガブリエル
ルノワールの妻アリーヌが次男ジャンを身ごもったとき呼び寄せた遠縁の娘ガブリエルは、その後20年間、晩年の画家のよきモデルとなって、200点近くの作品に登場しています。このほか10枚あり。
Ⅹ章 裸婦、「芸術に不可欠な形式のひとつ」
浴女たち
昨今の美女といえば、スレンダーな人が多いのですが、ルノワールの目から観た美女はふっくらしていますね。今のダイエットブームと真逆だなと思います。太っているのもいいものだなと思わせてくれる絵です。ダイエットしすぎて病気になっては元も子もないのですもの。このほか10枚。
ようやく絵画鑑賞が終わり、ランチタイムです。地下1階のカフェテリア カレにて、ルノワール展特別メニュー、「牛ほほ肉の煮込みソースロベールバターライス添え」¥1200です。すごくおいしかったですよ。これにホットコーヒーを注文。
食事も終わり、次は新宿の「損保ジャパン美術館」へ向かいます。
2016-07-03 22:26
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コメント(26)
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怪しい探麺隊さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
匁さんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
AKIさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-07-04 14:10)
バナナ畑・・・ルノワールとイメージが繋がらなくって、意外でした^^。
どこで描いたんでしょうね。
子供に抱かれてる猫の表情も穏やかで好きです。 壁紙も可愛い。
最後は「牛ほほ肉の煮込みソースロベールバターライス添え」にうっとりでした♪
by Inatimy (2016-07-04 17:26)
sugoimonoさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-07-04 20:05)
Inatimyさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
そうですよね、バナナ畑はちょっとイメージが違うのでかえって面白いかなと思って載せました。これはアルジェリアで描かれたものです。(ブログの文章にも追加しました)女の子と猫ってどうしてこう合うんでしょうね!このお部屋も素敵ですよね。壁紙おしゃれ☆
牛ほほ肉の煮込み、おいしかったです。国新のカフェやレストランは「ひらまつ」が経営してるみたいですよ。なっとく!
by coco030705 (2016-07-04 20:24)
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」
写真も無かった?時代に、どうやって描いたのか
毎夜毎晩通ってスケッチしたのか?気になっています。
昨日は「日曜美術館」で見ました。
by 匁 (2016-07-04 20:47)
匁さんへ
こんばんは。コメントもありがとうございます♪
そういわれてみれば、本当になぞですね。でも中心人物はルノワールの友人の画家や芸術家たちだそうです。この人たちはスケッチに協力したかもしれませんね。他は幾日も通ってスケッチしてそれをもとに想像力もプラスして描いたのかも。本物はすばらしい絵で、何時間でも観ていたかったです。
もしまだご覧になっていなかったら、ぜひいらっしゃってくださいませ。
by coco030705 (2016-07-04 21:53)
uminokajinさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-07-04 21:54)
こんばんは。
こうやってたどると盛りだくさんな展覧会でしたネ☆
最初の猫と少年はいきなりドキ☆っとしますよね。
ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会は、実物観ると本当に臨場感があり楽しさが伝わってくる感じ。画をみてこういう感覚になれるって幸せですよね(^^)
さいごのほうの裸婦たちはまとまって観ると圧巻でした。それぞれのチャプターがよく考えられていて興味深い展覧会ですね。
地下にカフェがあったとは。。。知りませんでした今度トライっしてみます(^^)/
by コザック (2016-07-04 23:49)
コザックさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
すばらしい構成の展覧会でした。「猫と少年」魅力的な絵ですよね。ムーラン・ド・ラ・ギャレットは本当にすばらしくて、何時間でも観ていたいような気分になりました。どれもこれもいい絵ばかりで、一回行っただけではもったいないですね。
地下のカフェカレは、美術館の案内所で軽食が一番多いところを聞いて教えてもらいました。おいしかったですよ。次回はコザックさんもぜひ!
by coco030705 (2016-07-05 23:04)
アルファルハさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-07-05 23:05)
Taekoさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-07-05 23:06)
cocoさん、すてきな絵をたくさん紹介してくださって、ありがとう。
前のピカソのレポートもわかりやすく、印象に残るいい記事でした。
ちょっと忙しいので、後日、ゆっくり、コメントしますね。
by TaekoLovesParis (2016-07-06 08:33)
Taekoさんへ
こんにちは。コメントもありがとうございます♪
Taekoさんに絵の記事をお褒めいただくなんて、光栄のいたりです!何も解説もしなくて恥ずかしいのですが、美しい絵だけでも皆様にご覧いただけたらいいかなと思いアップしました。これからもよろしくお願い致します。cocoより
by coco030705 (2016-07-06 10:37)
ryo1216さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
ネオ・アッキーさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
ERUNさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
いっぷくさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-07-07 22:22)
のらんさんへ
こんにちは。こちらにも、nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-07-09 22:03)
私も観て来ました!
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」はずっと観ていても飽きない絵ですね。
ダンスの2作品と何度か往復してしまいました(^^ゞ
by non_0101 (2016-07-09 23:07)
nonさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」は本当に何時間でも観ていたかったです。あの絵の中に入り込んで、楽しい時間を共有したい感じでした。やっぱり東京はすごいですね。また訪ねたいです。
by coco030705 (2016-07-10 00:05)
こんにちは。
私も6月25、26日は東京で遊んでたのでこちらにも行って来ました。
日曜日でしたのですごい人でしたけど沢山の美しい絵に癒されました。
by キキ (2016-07-16 14:22)
キキさんへ
こんばんは。nice!&コメントありがとうございます♪
そうですか!私は23,24日に行きました。すれ違いでしたね。
ルノワール展すばらしかったですね。いい絵をたくさん観れて
嬉しく思いました。
by coco030705 (2016-07-16 23:30)
田舎のダンスと都会のダンス
どこか ダサい 田舎
洗礼された都会人
よく とらえて ますね。
ダンス リズム音痴なので
苦手なだな。^^
by iruka (2016-07-17 06:02)
irukaさんへ
こんにちは。nice!&コメントありがとうございます♪
本当におっしゃるとおりで、田舎のダンスは服装、小物、人物の体形なんかも素朴ですよね。対する都会のは、何もかも洗礼されているので、モダンな雰囲気がよくでていますね。ルノワールはファッションにも敏感で、自分でモデルの衣装や小物も用意したそうです。だからセンスのいい絵が描けたということなのでしょうね。
by coco030705 (2016-07-17 12:03)
Nakaさんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-07-20 21:19)
prinがやってみたい美術館三昧!
羨ましいぞ!
by prin4795 (2016-07-24 05:08)
prin4795さんへ
こんばんは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
いいでしょう。prinさんもよかったら、東京へお出かけくださいませ。お嬢様、確か横浜におすまいでしたね。だったら東京行きもいいかもしれませんね。
by coco030705 (2016-07-24 22:43)
nyonyoさんへ
こんにちは。nice!とご訪問ありがとうございます♪
by coco030705 (2016-08-06 10:55)
昨日、山の日に国立新美術館に行ってきました。
ルノアール展、見て来ました。
10分待ちの入場です。中もムンムン大混雑。
やっと絵の前に出て、見ることしばしば。
それでも、実物の
「暖かさ」
を感じることができました。
by 匁 (2016-08-12 08:45)