パブリック・エネミーズ [外国映画]
あけましておめでとうございます。
昨年は、いろいろ事情があり、映画を鑑賞する時間がありませんでした。
今年は月に2本程度は観たいものだと考えています。
よかったら、またのぞきにいらしてくださいね。
「パブリック・エネミーズ」
ジョニー・デップ演じるジョン・デリンジャーという銀行強盗は、実在の人物で、アメリカでは義賊的な存在なのだそうだ。「庶民は傷つけず、仲間を決して見捨てず、奪うのは銀行の金」という信条を持ち、活動期間はわずか一年にもかかわらず、何度か映画にもなっているような、人の心を捉えるほどの魅力を持った人物である。
時は1933年のシカゴ。FBIがパブリック・エネミーズ（社会の敵）と名付けた男ジョン・デリンジャーは、銀行強盗を繰り返していた。ジョンを逮捕するため、FBIは捜査官メルヴィル・パーヴィス（クリスチャン・ベイル）をシカゴに送り込む。そして、二人の対決が始まるのだった。
男と男の対決。ジョニー・デップとクリスチャン・ベイル、この組み合わせはとても素敵だと思った。非常に個性的な俳優同士のぶつかり合いがすばらしかった。ジョニーは、帽子がよく似合い、外見も完璧だった。無法者の男は彼によく似合う。対するクリスチャン・ベイルもかっこよかった。まじめな捜査官の人物像をよく演じていたと思う。
ジョニーの恋人ビリーは、マリオン・コティヤール。彼女は「エディット・ピアフ～愛の讃歌～」でアカデミー賞を取った女優さんである。今回は脇役ということで、あまり目立った演技ではなかったが、きれいだった。でもこの人はやはり主役級の役が似合う人だろう。
ジョン・デリンジャーとビリーの恋愛の様子も、かなり丁寧に描かれていた。二人の心情が画面から汲み取れた。こういう、ハードボイルドな役と恋愛を同時に演ずることができるのは、やはりジョニー・デップをおいて他はないと思う。こんなに色々な魅力をもった俳優は、なかなかいないかもしれない。
ジョンとビリーが逃亡の途中で、ビリーがFBIに捕まるシーンがあって、そこでジョニー・デップが少年のように涙を流すシーンにじーんときてしまった。そして、追い詰められたジョンが最後に打たれて息絶えるとき、ビリーへの伝言として残した言葉は「バイバイ、ブラックバード」。涙なくしてはみられない。
このジョン・デリンジャーの捜査を担当したメルヴィル・パーヴィスは、のちに自殺したのだそうだ。これは一体なぜなのか。このことは、映画の場面の中に描かれたのではなく、最後のエンドロールのところに文字でかかれてあった。メルヴィルは捜査の鬼ではなく、かなり人間的な人物だったからだろうか。
この時代の犯罪は、追うほうも追われるほうも人間くさいと思う。それが現代の犯罪とは違うところだ。だからこそ、よく映画の題材に取り上げられるのだろう。
なんとなく心に残るようないい作品だった。
監督：マイケル・マン 出演：ジョニー・デップ、 クリスチャン・ベール、 マリオン・コティヤール
2009年 アメリカ
ＰＳ コメントのお返事は、少し遅れます。どうぞご承知おきくださいませ。
昨年は、いろいろ事情があり、映画を鑑賞する時間がありませんでした。
今年は月に2本程度は観たいものだと考えています。
よかったら、またのぞきにいらしてくださいね。
「パブリック・エネミーズ」
ジョニー・デップ演じるジョン・デリンジャーという銀行強盗は、実在の人物で、アメリカでは義賊的な存在なのだそうだ。「庶民は傷つけず、仲間を決して見捨てず、奪うのは銀行の金」という信条を持ち、活動期間はわずか一年にもかかわらず、何度か映画にもなっているような、人の心を捉えるほどの魅力を持った人物である。
時は1933年のシカゴ。FBIがパブリック・エネミーズ（社会の敵）と名付けた男ジョン・デリンジャーは、銀行強盗を繰り返していた。ジョンを逮捕するため、FBIは捜査官メルヴィル・パーヴィス（クリスチャン・ベイル）をシカゴに送り込む。そして、二人の対決が始まるのだった。
男と男の対決。ジョニー・デップとクリスチャン・ベイル、この組み合わせはとても素敵だと思った。非常に個性的な俳優同士のぶつかり合いがすばらしかった。ジョニーは、帽子がよく似合い、外見も完璧だった。無法者の男は彼によく似合う。対するクリスチャン・ベイルもかっこよかった。まじめな捜査官の人物像をよく演じていたと思う。
ジョニーの恋人ビリーは、マリオン・コティヤール。彼女は「エディット・ピアフ～愛の讃歌～」でアカデミー賞を取った女優さんである。今回は脇役ということで、あまり目立った演技ではなかったが、きれいだった。でもこの人はやはり主役級の役が似合う人だろう。
ジョン・デリンジャーとビリーの恋愛の様子も、かなり丁寧に描かれていた。二人の心情が画面から汲み取れた。こういう、ハードボイルドな役と恋愛を同時に演ずることができるのは、やはりジョニー・デップをおいて他はないと思う。こんなに色々な魅力をもった俳優は、なかなかいないかもしれない。
ジョンとビリーが逃亡の途中で、ビリーがFBIに捕まるシーンがあって、そこでジョニー・デップが少年のように涙を流すシーンにじーんときてしまった。そして、追い詰められたジョンが最後に打たれて息絶えるとき、ビリーへの伝言として残した言葉は「バイバイ、ブラックバード」。涙なくしてはみられない。
このジョン・デリンジャーの捜査を担当したメルヴィル・パーヴィスは、のちに自殺したのだそうだ。これは一体なぜなのか。このことは、映画の場面の中に描かれたのではなく、最後のエンドロールのところに文字でかかれてあった。メルヴィルは捜査の鬼ではなく、かなり人間的な人物だったからだろうか。
この時代の犯罪は、追うほうも追われるほうも人間くさいと思う。それが現代の犯罪とは違うところだ。だからこそ、よく映画の題材に取り上げられるのだろう。
なんとなく心に残るようないい作品だった。
監督：マイケル・マン 出演：ジョニー・デップ、 クリスチャン・ベール、 マリオン・コティヤール
2009年 アメリカ
ＰＳ コメントのお返事は、少し遅れます。どうぞご承知おきくださいませ。
coco030705 さん
愛猫リーちゃん
2015.2.3 リーちゃん昇天す。
coco030705さん
今年もよろしくお願いします☆
この映画、ジョニーがかっこ良かったですね〜。
ひさびさにこういうジョニーを観ました。
ほんと芸達者☆
by ジジョ (2010-01-08 21:58)
改めて、今年もヨロシクです。
cocoさんのペースで無理なくねw
by tomoart (2010-01-09 04:25)
Cocoさん、あけましておめでとうございます。
久々の更新で、うれしいです。
Cocoさんの映画評で、見るものを決めていたので、私も昨年は映画にごぶさたになってしまいました。
さっそく、まずは、パブリック・エネミーズですね！
hashiさんのローマ展、記事にして、いろいろコメントいただきました。見てくださいね。2009.11.26日の記事です。
by TaekoLovesParis (2010-01-09 10:05)
ココさん、今年もよろしくお願いします！
ジョニー・デップ良かったですね。
カッコ良いところもキュートなところも見れて
かなり満足でした。
クリスチャン・ベイルも良いですね〜。
by トミュウ (2010-01-09 23:08)
あけましておめでとうございます。
おひさしぶりでございます！
マイケル・マン監督作品は好きなので観なければ！と
思いつつ、まだ未観でございます。
ジョニー・デップとクリスチャン・ベール、良いですね。
予告編でジョニー･デップが帽子をかぶって
つばをなぞるところがゾクッときます。
by ジーコ (2010-01-15 01:07)
ジジョさんへ
nice&コメントありがとうございます♪
ご無沙汰しております！今年もよろしくお願い致します。
素顔のジョニー、よかったですね。
今度の「アリス・イン・ワンダーランド」は、またまた思いっきりメイクしてますものね。（＾＾）
tomoartさんへ
nice&コメントありがとうございます♪
今年もスローテンポでやっていきますので、よろしくお願い致します。
トミュウさんへ
nice&コメントありがとうございます♪
ご無沙汰しております！今年もよろしくお願い致します。
やっぱりジョニー・デップは最高ですね。
またお部屋にお邪魔しますね。
by coco030705 (2010-01-15 15:42)
Taekoさんへ
ご無沙汰しております。今年もよろしくお願い致します。
昨年は、家族の事で色々ございまして、ブログの方
まったく更新できませんでした。
早速niceとコメントをいただき、有難うございます。
それに、hashiさんのローマ展の記事を載せていただいてましたのに、お礼も言わず、ほんとうに失礼致しました。
今年もちょっとスローペースになるかと思いますが、
なんとか記事を更新して行きたいと思っております。
どうぞよろしくお願い致します。
Taekoさんのお部屋にもお邪魔致します。
by coco030705 (2010-01-15 15:53)
xml_xslさんへ
nice! ありがとうございます♪
ジーコさんへ
nice&コメントありがとうございます♪
ご無沙汰しております。今年もよろしくお願い致します。
お元気ですか？
ジョニー・デップ、やはりかっこいいですね～！
マイケル・マンの世界を楽しんでくださいね。
by coco030705 (2010-01-15 15:57)
こんばんは。
ようやく観て来ました(^^)
やっぱりスーツで決めたジョニー・デップはカッコいいですね～！
彼が演じるとジョン・デリンジャーという人物が
悪いことはしているのですけど人々に好かれているというのも納得できる気がしました。
メルヴィル・パーヴィスの行末は哀しかったです。
もしかしたら正義のためと言いながら人を傷つけるような捜査をしている現状に
絶えられなかったのかもしれないなとちょっと思いました☆
by non_0101 (2010-01-25 00:45)
nonさんへ
nice!&コメントありがとうございます♪
ジョニー・デップのスーツ姿にヤラレました！（笑）
クリスチャン・ベールのメルヴィル捜査官も素敵だったわ～。現実には、やはりジョン・デリンジャーに直接手をくだせなかったのが、心に重石としてのこったのでしょうか。気の毒な人ですね。もう少し、この人物にも焦点が当たっていたら、もっと面白くなっていたかも。
by coco030705 (2010-02-12 14:13)
DSilberlingさんへ
nice! ありがとうございます♪
by coco030705 (2010-02-12 14:14)
Soraさんへ
nice! ありがとうございます♪
by coco030705 (2010-03-09 12:34)