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イエスタディ [外国映画]

The Beatles-Yesterday
https://youtu.be/wXTJBr9tt8Q 


 昨年の「ボヘミアン・ラプソディー」以来、音楽映画にハマっている私です。本作品のストーリーは、かなり荒唐無稽ですが、ビートルズの名曲とともに、楽しく展開するコメディです。


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  言わずと知れた、アビー・ロード


 イギリスの小さな海辺の町で暮らす、シンガーソングライターのジャック・マリク(ヒメーシュ・パテル)は、幼なじみの親友エリー(リリー・ジェイムス)から献身的に支えられているものの全く売れず、音楽で有名になる夢を諦めかけていた。


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  ヒメーシュ・パテル&リリー・ジェイムス


 そんなある日、世界規模の瞬間的な停電が発生し、真っ暗闇の中、ジャックは交通事故にあい、昏睡状態に陥ってしまう。目を覚ますとそこは、史上最も有名なはずのバンド「ザ・ビートルズ」が存在しない世界になっていた。彼らの名曲を覚えているのは世界でただひとり、ジャックだけで……。


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 そんなばかなこと、ありえない!なんて思いながらも、意外と面白く観てしまった。映画の中で、ジャックが自分が作曲したものとして演奏するビートルズが、とても懐かしく嬉しい気持ちになった。どの曲も口ずさむことができたからだ。


The Beatles-While My Guitar Gently Weeps
https://youtu.be/rp7dMLeSTT0


 若いとき、音楽に詳しい友達がいて、ビートルズ、 エルトン・ジョン、ポール・サイモンやその他色々な音楽を教えてくれた。そのとき友達は、クイーンを教えてくれなかった。それは私にはクイーンはムリだろうと思ったのだと思う。でもその人のお蔭で、今色々な音楽映画を楽しむことができているのだと感謝!

 話が横にそれたが、この作品、コメディとしてとてもよくできている。主演のヒメーシュ・パテルは、イギリスのテレビドラマ「イーストエンダーズ」で人気を博し、この映画に抜擢されたそうだ。なかなかうまい役者だと思う。

 エリーことリリー・ジェイムスは、ジャックのために一生懸命働くマネージャー役。ジャックを好きなのに、なかなか自分の願っている方向に行かないもどかしさを、うまく演じていたと思う。


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 ヒメーシュ・パテルとエド・シーラン(本人)


 そして、観客へのビッグプレゼントその1は、今をときめくエド・シーランが、本人役で登場すること。この映画を観る前に、エド・シーランの曲をyou tubeで聴いてみたら、すごくよかったので、CDを買うつもり。エドは、ジャックに自分のコンサートの前座を頼む。
 

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 それから、私はそれほど詳しくビートルズのことを知らないので、見逃してしまったのだが、ザ・ビートルズの最後の歴史的なライブパフォーマンスであるルーフトップ・コンサートの場面や、映画『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!/ハード・デイズ・ナイト』(63)のファンが駆ける様子も完璧に再現されている場面など、様々なオマージュが盛りだくさんあったみたいだ。


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 ジャックのしていることは、そしてリリーとの関係は、最後はどうなってしまうのか、それは映画を観てのお楽しみです。それから、観客へのビッグプレゼントその2もありますので、お楽しみに。(私はおもわず声をあげてしまいました)


The Beatles- Let It Be
https://youtu.be/QDYfEBY9NM4


原題:YESTERDAY 監督:ダニー・ボイル 出演:ヒメーシュ・パテル、 リリー・ジェイムス、
エド・シーラン(本人役)、 ジョエル・フライetc.
2019年 イギリス




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