運び屋(クリント・イーストウッド)2019DVD [外国映画]
クリント・イーストウッドが10年ぶりに主演を務めた作品。もちろん監督も兼ねた。ストーリーは、87歳の老人がひとりで大量のコカインを長年運んでいたという、実際のニュースを映画に仕立てたものだ。最初にイーストウッドが出てきたときは、ヨボヨボな感じだったので、さすがの彼も年をとったなと思っていた。ところが、DVD特典で後でインタビューで彼が話しているのをみると、すごく元気で映画とは全く様子が違ったので、クリントが90歳近い老人を演じていたのだとわかった。さすがである。
90歳の老人アール・ストーンは、仕事一筋で生きてきたがゆえに家族に見放され、しかも園芸の商売に失敗して、事業はたたまざるを得なくなった。いまは金もなく、孤独な生活をしていた。
アール・ストーン(クリント・イーストウッド)
途方に暮れていたときアールは、車で指示されたところへ品物を運ぶだけで大金がもらえる、という仕事をひきうける。しかし実はその仕事は、メキシコの麻薬カルテルの「運び屋」だった。
麻薬捜査官(ブラッドリー・クーパー)とアール(クリント・イーストウッド)
アールは危ない橋をわたりながらも、バレることなく仕事を続ける。ときには、ドライブインで自分より年下の男に、「家族を大切にしろ」とアドバイスするくらいだった。だが、その男は麻薬捜査官だったのだ。
妻メアリー(ダイアン・ウィースト)&アール
妻とは離婚していて、家族の大事な集まりにも呼ばれなくなっていた。数年ぶりに会った娘にも、冷たくされる。
アールの娘アイリス(アリソン・イーストウッド)とアール(クリント・イーストウッド)
ある日、娘のアイリスから連絡があり、妻がもう余命いくばくもないことを知らされる。アールは麻薬を運んでいる途中だったが、急いで妻のもとへ駆けつけるのだった。そして妻にいままでの不在と自分の不実を心から謝り、彼がその栽培に情熱を傾けたユリの花デイリリーを、妻に手渡すのだった。
デイリリー(昼に咲き夜にはしぼんでしまうユリ)
最後のほうで、アールが運び屋家業の男たちにやられ、とうとう麻薬捜査官と警察に逮捕されるまでのちょっと凄みのある怖い場面や、カーチェイスなど終わりまで色々と楽しませてくれる作品だ。クリント・イーストウッドがブラッドリー・クーパーに「何をおいても家族を大事にしろ」と劇中でアドバイスするところは、彼の本心がにじみ出ているように感じた。ほんとうに面白い映画だった。
ブラッドリー・クーパーはじめ、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシアら実力派が脇役で出演しているのも豪華だ。
今回は、買ったDVDでの鑑賞だったが、クリントをはじめ数人の出演俳優のコメントが聞けた。
クリントは実の娘のアリソンと親子役をやることが嬉しかったらしく、娘に「パパ」といわれるとつい、「なんだい」といつもの会話になってしまうといってた。
また、アールが栽培していたデイリリーというユリの花畑を撮影するのに、ユリがすぐしぼんでしまうので、一晩で植え替えるのが大変だったそうだ。
こんな撮影の裏側も垣間見ることができて、映画はスクリーンとDVDとで2度鑑賞するのがいいなと思った。
音楽もとてもよかったですよ。クリント・イーストウッドが好きな曲ばかりなので、レトロでスローテンポなのが私は好きでした。エンディングテーマ曲の「Don't Let The Old Man In by Toby Keith」をお聴きください。
https://youtu.be/E7mfTU6Rzzg
原題:The Mule 監督:クリント・イーストウッド 出演:クリント・イーストウッド、
ブラッドリー・クーパー、 ローレンス・フィッシュバーン、 アンディ・ガルシア
アリソン・イーストウッドetc.
2018年 アメリカ
90歳の老人アール・ストーンは、仕事一筋で生きてきたがゆえに家族に見放され、しかも園芸の商売に失敗して、事業はたたまざるを得なくなった。いまは金もなく、孤独な生活をしていた。
アール・ストーン(クリント・イーストウッド)
途方に暮れていたときアールは、車で指示されたところへ品物を運ぶだけで大金がもらえる、という仕事をひきうける。しかし実はその仕事は、メキシコの麻薬カルテルの「運び屋」だった。
麻薬捜査官(ブラッドリー・クーパー)とアール(クリント・イーストウッド)
アールは危ない橋をわたりながらも、バレることなく仕事を続ける。ときには、ドライブインで自分より年下の男に、「家族を大切にしろ」とアドバイスするくらいだった。だが、その男は麻薬捜査官だったのだ。
妻メアリー(ダイアン・ウィースト)&アール
妻とは離婚していて、家族の大事な集まりにも呼ばれなくなっていた。数年ぶりに会った娘にも、冷たくされる。
アールの娘アイリス(アリソン・イーストウッド)とアール(クリント・イーストウッド)
ある日、娘のアイリスから連絡があり、妻がもう余命いくばくもないことを知らされる。アールは麻薬を運んでいる途中だったが、急いで妻のもとへ駆けつけるのだった。そして妻にいままでの不在と自分の不実を心から謝り、彼がその栽培に情熱を傾けたユリの花デイリリーを、妻に手渡すのだった。
デイリリー(昼に咲き夜にはしぼんでしまうユリ)
最後のほうで、アールが運び屋家業の男たちにやられ、とうとう麻薬捜査官と警察に逮捕されるまでのちょっと凄みのある怖い場面や、カーチェイスなど終わりまで色々と楽しませてくれる作品だ。クリント・イーストウッドがブラッドリー・クーパーに「何をおいても家族を大事にしろ」と劇中でアドバイスするところは、彼の本心がにじみ出ているように感じた。ほんとうに面白い映画だった。
ブラッドリー・クーパーはじめ、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシアら実力派が脇役で出演しているのも豪華だ。
今回は、買ったDVDでの鑑賞だったが、クリントをはじめ数人の出演俳優のコメントが聞けた。
クリントは実の娘のアリソンと親子役をやることが嬉しかったらしく、娘に「パパ」といわれるとつい、「なんだい」といつもの会話になってしまうといってた。
また、アールが栽培していたデイリリーというユリの花畑を撮影するのに、ユリがすぐしぼんでしまうので、一晩で植え替えるのが大変だったそうだ。
こんな撮影の裏側も垣間見ることができて、映画はスクリーンとDVDとで2度鑑賞するのがいいなと思った。
音楽もとてもよかったですよ。クリント・イーストウッドが好きな曲ばかりなので、レトロでスローテンポなのが私は好きでした。エンディングテーマ曲の「Don't Let The Old Man In by Toby Keith」をお聴きください。
https://youtu.be/E7mfTU6Rzzg
原題:The Mule 監督:クリント・イーストウッド 出演:クリント・イーストウッド、
ブラッドリー・クーパー、 ローレンス・フィッシュバーン、 アンディ・ガルシア
アリソン・イーストウッドetc.
2018年 アメリカ