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追想(Anastasia) (クラシックムービー) [外国映画]

 BSPで「追想」(アナスタシア)という映画を観ました。クラシック作品で、イングリッド・バーグマンとユル・ブリンナーの共演です。ロシア革命のとき、パリに亡命したといわれているロシア大皇女アナスタシアの話です。自分が本物のアナスタシアだと言い張る謎の女(イングリット・バーグマン)と、その女を利用しようとする男(ユル・ブリンナー)の物語です。
 イングリット・バークマンの美しさもさることながら、ユル・ブリンナーもなかなかいい俳優だったのだなと思いました。
 ストーリーも面白く、衣装、インテリア、ロケ地もすばらしかったです。たまにはクラシック作品をみるのもいいなと思いました。


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イングリット・バークマンvsユル・ブリンナー


 1928年、パリ在住のボーニン(ユル・ブリンナー)を首謀者とする4人の白系ロシア人は、ロシア革命のとき、独り亡命したという噂の大公女アナスタシアが生存していると宣伝、彼女を敵から救出する名目で旧貴族から資金を集め出した。


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         アンナとボーニン

 そして彼らは、セーヌ河に身を投げようとしたアンナ・コレフ(イングリッド・バーグマン)をアナスタシアに仕立て、ロシア皇帝ニコラス2世が生前、大公女のために英国銀行に預金した3600万ドルの金を引き出そうと企む。
 
 アンナは謎の女で、以前入院していたとき、自分はアナスタシアだと打ち明けたことがあった。しかし自分の過去を殆ど記憶していないのだった。ボーニンらの巧みな演出で、アンナはアナスタシアとして在パリの旧ロシア宮廷の要人たちに引き合わされるが、要人の1人は彼女を本物とは認めなかった。


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          ポール公とアンナ

 ボーニンは、アンナをポール公(大皇妃の甥)と対面させようとする。が、これには失敗した。そこで、ボーニンは、大皇妃(ヘレン・ヘイズ)の侍女を買収し、劇場でポール公とアンナを会わせ、これは成功した。ポール公はアンナをアナスタシアかどうかは疑ったが、彼女の美しさに惹かれた。

 次の晩もポール公に再び会ったアンナは、自分を(偽?の)アナスタシアでなく唯の女として扱って欲しいと打ち明けた。一方、ボーニンも、ポール公に自分の欲しいのはアナスタシアの金だけだと明けすけに話した。


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    劇場でのボーニンとアンナ


 経済力がなく、大皇妃に頼って生活しているポール公は、この話に乗り、大皇妃とアンナの対面に手を貸す。


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 大皇妃(ヘレン・ヘイズ)と面会するアンナ(イングリット・バークマン)

 大皇妃と会ったアンナは少女時代のことを聞かれ、ドギマギして帰ろうとするが……。


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       大皇妃とボーニン

 さて、アンナは本当のアナスタシア大皇女だったのだろうか。そして彼女はポールと結婚するのか、それとも……。

 現代の映画に比べ、のんびりしたところはあるが謎があり、アンナの運命がどうなるのか最後まで惹きつけられるストーリーだ。それに豪華な衣装やインテリアが目を引く。

 こうしてクラシックムービーを観ると、昔から主役も脇役にもいい俳優が居たのだということがよくわかる。主役のイングリット・バークマンとユル・ブリンナーはスターだが、大皇妃を演じたヘレン・ヘイズもとてもよかった。大皇妃という人物の、凛とした姿と立ち居振る舞い、そして人間としての大きさを余すところなく演じていたと思う。

 こういうすばらしい俳優たちに支えられて、映画界は今日まで脈々といい作品を創り続けてきたのですね。今は映画界も大変で、コロナのため休業せざるを得ないかもしれないけれど、これからもスクリーンで映画を公開し続けてほしいものです。また映画館に行けるようになったら、最新の映画を観に行こうと思います。

原題:ANASTASIA   監督:アナトール・リトバク  出演:イングリット・バークマン、
ユル・ブリンナー、 ヘレン・ヘイズetc.
1956年 アメリカ

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イングリット・バークマン:左、14歳のとき、 右、29歳のとき




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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 国立国際美術館(大阪中之島) [アート・カルチャー]

 イギリス・ロンドンの中心部にあるロンドン・ナショナル・ギャラリーが所蔵する名品を集めた「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」に、最終日の1日前、’21.1/30に行ってきました。どうしようかと迷いましたが、展示作品61点すべてが日本初公開なので、ぜひ観なくてはという思いで行きました。


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   イギリスロンドンのナショナルギャラリー


 ナショナル・ギャラリーがこれまで世界のどの場所でも開催したことがない、大規模な所蔵作品展です。ルネサンスから19世紀ポスト印象派までの名品を一挙に公開です。画像はすべて、ロンドンナショナルギャラリー展画像サイトや、美術のサイトなどからお借りしました。また絵画の解説は、展覧会の説明板の解説、ロンドンナショナルギャラリー展のサイト、美術のサイトなどからお借りしたものです。何点かは自分の感想を書いているのもあります。
 それでは作品をお楽しみくださいませ。

Ⅰ イタリア・ルネサンス絵画の収集

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   カルロ・クリヴェッリ 「聖エミディウスを伴う受胎告知」
 このコーナーでもひときわ目を引く、精緻で美しい絵です。絵全体をくまなく観るのに、時間がかかりました。


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   ジョヴァンニ・ジローラモ・サヴァルト 「マグダラのマリア」
  マグダラのマリアとは、もと娼婦だったが、イエスと出会い改悛してその後イエスに従い、そののち聖女となった人物だそうです。


Ⅱ オランダ絵画の黄金時代

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    レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン「34歳の自画像」
    若く自信にあふれたレンブラントのように感じます。
 

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       ヨハネス・フェルメール「ヴァ―ジナルの前に座る若い女性」
 ヴァ―ジナルは楽器の名前でチェンバロと同じようなものです。女性の着ているドレスのブルーは、フェルメールブルーと呼ばれるもので、とても高価な岩石から作られていました。フェルメールは、裕福だったため、このブルーをよく使っていたのだそうです。私も大好きな色です。


Ⅲ ヴァン・ダイクとイギリス肖像画


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アンソニー・ヴァン・ダイク「レディ・エリザベス・シンベビーとアンドーヴァー子爵夫人ドロシー」

 この作品でキューピッドがバラを渡している女性は、ヴィーナスに見立てられています。実在する登場人物が理想化された形で描かれているとのことです。ドレスが艶々して、絹の肌触りを思い起こさせますね。


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    トマス・ゲインズバラ「シドンズ夫人」
この女性は当時人気のシェイクスピア女優、サラ・シドンズ(1755-1831)で、流行のファッションを身に着けています。とても美しい人だと思います。


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       ジョシュア・レイノルズ 「レディ・コーバーンと3人に息子」
 レノルズは18世紀イギリスを代表する肖像画家です。3人の幼子を持つ慈愛に満ちた母親が美しく、子供も天使のようですね。


Ⅳ グランド・ツアー


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       カナレット「ヴェネツィア:大運河のレガッタ」
 これは、大運河で行われるレガッタの一環として開催されたゴンドラの競漕が描かれています。こうした催し物はカーニヴァルの祭典の一部として行われていたのですが、時には町を訪れる高名な賓客の歓迎イヴェントとして開かれることもあったとのことです。


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       カナレット 「イートン・カレッジ」(1754年頃の作品)
 イートン・カレッジはイギリスの有名な私立の学校で、多くの有名人を輩出しています。


V スペイン絵画の発見


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    フランシス・デ・ゴヤ「ウェリントン公爵」
 スペインを救ったイギリス将校の英雄。ゴヤが描いた姿は、戦いが終わってやや疲れている自然な表情ですが、それをご本人は気に入らず、描き直しのあとがかなりあると展覧会の説明板に書かれていました。


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       エル・グレコ「神殿から商人を追い払うキリスト」
 エル・グレコは、大好きな画家のひとりです。この絵は、イエス・キリストが祈る者のためにある神殿で、生贄用の動物の売買や両替をしていた商人たちを追い出している絵だそうです。イエスの厳しい表情が好きです。


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       ディエゴ・ベラスケス「マルタとマリアの家のキリスト」
 ベラスケスが19歳の時に描いた絵だそうです。「宗教的主題に描かれた、泥臭くリアルな庶民の生活」なのだそうです。


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バルトロメ・エステバン・ムリーリョ「幼い洗礼者聖ヨハネ」と「窓際に身を乗り出した農民の少年」
ムリーリョも大好きな画家です。ムリーリョは聖人を描くとともに、庶民の子供の絵もたくさん残したとのことです。


Ⅵ 風景画とピクチャレスク


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    ジョン・コンスタブル「コルオートン・ホールのレノルズ記念碑」
  コンスタブルは風景画家で、この記念碑は同郷の偉大なる先輩画家を弔うものだそう。


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  ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー「ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス」
ギリシャ神話に基づいたエピソードが描かれているらしいです。太陽の光の描写がすばらしい。


Ⅶ イギリスにおけるフランス近代美術受容


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ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル 「アンジェリカを救うルッジェーロ」
 本作で描かれている場面は、16世紀の叙事詩「狂えるオルランド」内の物語が元となっていて、伝説上の生き物に乗っている騎士がルッジェーロです。


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     ジャン=バティスト=カミーユ・コロー「西方より望むアヴィニヨン」
 コローがフランス南部アヴィニョンを訪れた時、描いた風景画。コローの風景画を観ていると気持ちが落ち着きます。


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          カミーユ・ピサロ 「シデナムの並木道」
 ピサロが、戦禍を逃れ訪れたロンドンで描いた、郊外の街並みだそうです。ピサロの風景画も本当にすばらしいです。


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    ピエール・オーギュスト・ルノワール「劇場にて(初めてのおでかけ」
 若い女性が初めて劇場デビューですね。初々しさが絵の色彩からも感じられます。手に持ったスミレは、この女性を表しているような、世間ずれしていない美しさを感じました。大好きな画家です。


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          エドガー・ドガ「バレエの踊り子」
  ドガのお気に入りの主題「オペラ座の踊り子」の肉体表現や構図に優れた作品とのこと。



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        クロード・モネ「睡蓮の池」
 モネは日本への興味が深い画家でした。自邸の睡蓮の池に、太鼓橋がかかっているモネお気に入りの構図だそうです。


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        フィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」
 ゴッホの情熱がそそぎこまれた「ひまわり」。たくさん「ひまわり」の絵がありますが、このひまわりは、ゴーガンとの友情の証として描かれました。


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  ポール・ゴーガン「花瓶の花」
 これはタヒチの花なのでしょうか。この絵にとても惹かれました。色は鮮やかですが、暗さがあります。タヒチでの生活の「哀愁」が感じられます。


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   ポール・セザンヌ「プロヴァンスの」丘
 セザンヌが愛した南仏プロヴァンスの田園風景です。


 「この展覧会の展示は61点と、少ないと思われるかもしれないが、すべてが主役級。見終わった後は満足感でいっぱいになるはず」と国立国際美術館の方がおっしゃっていたそうです。
 見終わって、本当に満足しました。コロナが気になりましたが、やはり行ってよかったと思いました。

 皆さんはどう感じられましたか。お好きな絵はありましたでしょうか。
 私が特に好きな絵は、フェルメール「ヴァ―ジナルの前に座る若い女性」、ゴヤ「ウェリントン公爵」、ムリーリョ「幼い洗礼者聖ヨハネ」と「窓際に身を乗り出した農民の少年」、エル・グレコ「神殿から商人を追い払うキリスト」、ターナー「ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス」、
ルノワール「劇場にて(初めてのおでかけ」、モネ「睡蓮の池」、ゴッホ「ひまわり」、ゴーガン「花瓶の花」です。
 
 美術の記事は、とても時間がかかります。自分に美術的な知識が乏しいので、色々調べたり、写真をアップしたりするからです。半年に1回ぐらい書けたらいいですね。
 今はコロナ禍で、美術館に行くのも勇気がいるのですが、またいい展覧会があったら、足を運びたいと思っています。



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あのこは貴族 (劇場版新作) [日本&アジア映画]

 結婚というものに対する27歳の箱入り娘、華子(門脇麦)の焦りが、うまく描かれていました。どんなに家柄や職業がよくても、人間的にいい相手とは限らないのです。岨手由貴子(そでゆきこ)監督は、これまでにかなりの受賞歴がある実力派で、面白い作品を創ったと思います。


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   左: 美紀こと水原希子 & 右: 華子こと門脇麦

 山内マリコの同名小説を原作に、同じ東京という都会に暮らしながら、全く異なる生き方をする2人の女性の物語。

 華子は結婚こそ人生の目的であり、幸福をもたらすものだと信じて疑わない。だが、結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされる。けれども、華子は周りの勧めにより、お見合いを繰り返すのだった。


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(映画の中で華子がお見合いの時着ていた、古典柄の着物。私の好みです。)

 華子には、自分というものがない。いつも親や兄弟がすすめる服を着て、真珠のネックレスも親からの贈り物だ。家族も、お見合い疲れしてきた華子の気持ちをかんがみ、家の整形外科を継ぐ医者ではなく、違う職業でもよいとのことで相手を探してくれる。そして次のお見合いで、華子が出会った人は、青木幸一郎(高良健吾)というハンサムで話も上手い弁護士だった。幸一郎の家は、松濤の広大な庭付のお屋敷で、代々政治家を輩出している家だった。華子は初めて気に入った人に出会い、二人はめでたくゴールイン。


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       華子(門脇麦) と 幸一郎(高良健吾)

 ほんとは、ゴールインの前に、幸一郎にある女性の存在があるのがわかる。華子の友人のヴァイオリニスト逸子(石橋静河)が、彼女が演奏を披露したパーティのコンサートで知り合った時岡美紀(水原希子)だった。美紀は、幸一郎と慶應義塾大学の同期だったが、彼女は地方出身者でアルバイトを掛け持ちでしても学費が続かず、2年足らずで大学を中退していた。


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          時岡美紀こと水原希子

 美紀はアルバイトでバーやラウンジで働いていた時、お客として訪れた幸一郎とつきあうようになった。しかし美紀は、25歳のとき水商売から足を洗うことにする。「この世界では容色の衰えとともに、失うものが大きすぎる」からだ。そこで、ラウンジの客として来ていたITベンチャーCEOに頼んでその会社の社員として採用され、昼間の世界に舞い戻ることができたのだ。


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           幸一郎と美紀

 幸一郎と美紀は、恋愛関係だったがマンネリ化していた。幸一郎は美紀とは最初から結婚する気がなく、華子と婚約してもそれを美紀に知らせることもしなかった。そして美紀との関係を断ち切ろうともしないのだった。

 しかし、華子の友人の逸子は、ヴァイオリン演奏をしたパーティーでの、幸一郎と美紀の親し気な様子から、ピンときた。そして逸子は美紀にLINE交換しようと持ちかけた。彼女は美紀と華子を結婚式の前に合わせる算段だった。

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  華子(門脇麦)とヴァイオリニストの逸子(石橋静河)

 逸子がそういうセッティングをしたのは、美紀が華子と会っても、バトルにはならないと踏んだからだった。それから華子が到着して、美紀は華子と逸子に、幸一郎とは潔く縁を切ることを告げた。


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       時岡美紀(水原希子)& 平田理央(山下リオ)

 美紀は地方の高校と慶應義塾大学の同級生、平田理央から起業するので一緒にやってくれないかと、相談をうける。そして快諾するのだった。

 華子は結婚したものの、夫の幸一郎は仕事に専念し、大切な記念日も忘れている。華子が問いただしても、反応がうすい。帰宅後は疲れているのか、うたた寝ばかり。実家に帰って家族に相談するが、今は我慢のしどころといわれるだけ。ありあまる一人の時間を高層マンションの部屋で過ごすうち、華子は暗く憂鬱な気分になり、このままでは精神的にまいってしまうと思い、この結婚には向いていなかったのだと悟る。

 半年後、華子は離婚届を幸一郎に突きつけ、離婚するのだった。ようやく華子は自我に目覚める。

 華子は家を出て、ヴァイオリニストの逸子の家に居候し、逸子のマネージャー業を始めることにする。

 家というものにしばられ、ひかれたレールの上を歩いていく運命の幸一郎。素敵な女性二人を逃してしまったことは、まことに残念で不幸なことだと思う。でも幸一郎はそのことを感じていないのかもしれないが。

 反対に自分に正直に生きることを選んだ華子と、くされ縁を断ち切って、新しい道を友達と協力し合いながら進んでいく美紀は、二人とも爽やかだった。

 グレイド(階級)は違うが女性二人は、自己肯定の道を選び、これからはいい人生が広がっていくという期待感を感じながら、晴れやかな気持ちで劇場を後にした。

原題:山内マリコ作「あのこは貴族」 監督:岨手由貴子(そでゆきこ)  出演:門脇麦、 
水原希子、 高良健吾、 石橋静河、 山下リオ、 高橋ひとみetc.

2021年 日本        



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劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き(2021年) [日本&アジア映画]

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動物写真家の岩合光昭さんが、まったくのネコの目線で、ミャンマーと北海道の2つの土地を舞台に、ネコたちの家族愛を描きます。ミャンマーのインレー湖では、湖上に建つ小さな高床式家屋で暮らすネコの家族とヒトの家族が、一緒に生きる様子を記録。北海道の牧場では、たくさんの母ネコ、オスネコ、子ネコたちがまっすぐに生きる姿を映しています。俳優の中村倫也さんがナレーション担当です。


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     牛舎の猫ダンゴ

私はかねてからの岩合光昭さんのファンで、NHKBSプレミアムの「世界のネコ歩き」はいつも観ている。劇場版は2017年にも創られたが、今回は2作目。岩合さんのすばらしさは、猫に自由に行動させて、それを愛情のこもった目線でフィルムにおさめるところだ。

まずは北海道の仔牛牛舎と親牛牛舎の、それぞれで暮らす猫たちの様子。これは二つのグループにわかれていて、その2グループは交わることがない。ボス猫同士はけんかをするぐらいなのだ。


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       仔牛牛舎の猫たち。

ここのゴッドマザーは、チャカスケ。上の写真の右2列目の右端に顔だけ白く見えている猫。左端の全身が写っている茶色と白は息子のフク。仔牛牛舎の雌猫たちは、仔猫を共同保育している。


猫の中には、仔牛と仲良くしている子もいる。牛にペロペロなめてもらっているのだ。

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仔牛の横でお昼寝する牛柄の猫ってすごくかわいいですよね!

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そして親牛牛舎では、ボス的存在のヒメとその息子で甘えん坊のカーショが中心のストーリーが展開する。次の写真は、カーショで息子のほう。顔はいかついのだが、甘えん坊。お母さん猫のヒメはもっとかわいい顔のトラ猫ですが、残念ながら画像がありません。


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二匹はいつもいっしょで、カーショがヒメにまとわりついている。あるとき、ヒメが行方不明になって、カーショは牧場中を駆け回り、木に登ってみたりして一生懸命探すが、ヒメはどこにもいない。あきらめて牛舎にもどったカーショは、屋根裏から降りてくるヒメを発見。ヒメは前足を痛めていたので、じっと静かにして前足をなおしていたのだった。

カーショはオス猫なので、春になって一応独り立ちのため牛舎を出ていくのだが、また戻ってきてしまった。お母さんのヒメは仕方ない子だねという顔で、迎えていた。

この両牛舎の猫たちのごはんは、搾りたての牛乳と、固形のキャットフード。幸せですね。

さて、次はミャンマーのもうひとつの猫とヒトの家族の物語。人間の家族は3人、猫たちは4名です。

この湖は、ミャンマーのシャン高原にあるインレー湖。家は湖の上に建つ高床式家屋。この家族は3人でお父さんは大工兼漁師である。猫は4匹いて、何をするにもヒトの家族と一緒です。


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     この猫はエーワーという名前、お父さん猫。

猫たちは、ヒトのお父さんと一緒に漁にでかけます。


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お魚がとれました。もらうのは家に帰ってからです。


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船が家に近づくと、猫たちは自ら水の中に飛び込んで、岸まであるいは家まで泳ぎます。猫かきですが、すごくうまく泳いでいます。この地方の猫にとっては、泳げることは走ることと同じくらい大事なことだそうです。すごくたくましいですね!


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      2匹で泳いでいます。うまい泳ぎです。


少年と猫はとても仲良し。この子は仔猫のとき弱っていたところをこの少年に介抱してもらって、元気になりました。それ以来二人は親友になりました。


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この家では猫とヒトは、寝るのも一緒、ご飯を食べるのも一緒、お昼寝するのも一緒です。一つの家族ですね。


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今年最初の映画にこれを選んでよかったです。だいぶコロナ疲れがたまってきましたが、この映画を観て、猫たちの「あるがまま」に生きる姿にとても癒されました。けれども、ミャンマーの家族のことはちょっと心配しています。今、ミャンマーは非常事態ですものね。どうか皆が無事でありますように。

大阪ではなんばパークスシネマでまだ上映しています。猫好きの方、ぜひご覧くださいませ。

原題:劇場版 岩合光昭の世界のネコ歩きーあるがままに、水と大地のネコ家族
監督:岩合光昭  出演:岩合光昭、北海道とミャンマーの猫たちとヒト家族
2021年 日本


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新年ご挨拶 [日記・雑感]

皆様へ

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明けましておめでとうございます[ぴかぴか(新しい)]
佳い新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
昨年は皆様の様々なブログを楽しませていただき、ありがとうございました。

2020年はコロナのせいで、大変な年でした。今年こそ、佳いお年となりますよう、お祈りいたします。
本年もよろしくお願いいたします。

私は去年11月にケガをし、12月初めにパソコンが修理不可能となり、それにマンションで緊急工事があったりと色々ありまして、すっかり疲れてブログに参加できませんでした。ご訪問もできなくて、大変失礼致しました。何とぞお許しくださいませ。

今はスマホからの投稿ですので、画像の添付ができなくて、地味なご挨拶となってしまいました。
今年こそ、皆様にとりまして、佳きお年となりますよう、祈りつつ。

ココより




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スパイの妻 [日本&アジア映画]

ただいまパソコン修理中で、スマホからの投稿です。読みにくいかもしれませんが、お許しください。

「スパイの妻」は、2020年6月にNHK BS8Kで放送された黒沢清監督、蒼井優主演の同名ドラマを、スクリーンサイズや色調を新たにした劇場版として劇場公開したそうです。

蒼井優と高橋一生がよかったです。蒼井優は、夫、福原優作(高橋一生)を一途に愛し、共に行動しようとする妻、聡子を生き生きと演じ、高橋一生は、特にセリフが滑らかで、読点でセリフを区切らず一気にいえるので、大変自然な感じでした。

貿易商の福原優作は1940年の満州で、恐ろしい国家の秘密を偶然知ってしまう。
帰国後、優作は正義のためにその顛末を世に知らせようとするが、反逆者と疑われる。

妻の聡子は、たとえ優作がスバイといわれ自分がスバイの妻と陰口をたたかれようと、彼と離れずに生き抜こうと決心する。

戦争の悲惨で残酷なフィルム映像が流れる場面がある。これが、本物の映像なのか、
それとも加工映像なのか、調べていないのでよくわからないが、白黒の粗い画像でいっそう怖さが強調されたと思った。

また、彼らの友人津森泰治(東出昌大)が、入隊したあと、その優しい性格がだんだんと、嫌な人間になって行く様子なども、恐ろしいと思った。

時代は、太平洋戦争開戦間近の日本で神戸が舞台。聡子と優作の住まいは、洋館で調度品や家具が高級な輸入もので、二人の衣装もレトロで素敵だった。

彼らは、いかに難局を乗り越えていくのだろうか。最後までハラハラさせられ、ストーリー展開も楽しめた。

黒沢清監督は、TVのインタビューで「私の作品には、エンターテインメントか否かの垣根はない」と述べていた。
第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞。
原題:スパイの妻     監督:黒沢清     出演:蒼井優、 高橋一生、 坂東龍太、   東出昌大、恒松祐里etc.
2020年     日本
   

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パソコン故障 [その他]

    皆様、こんばんは。実は私のパソコンがダウンしました。明日、データ取り出しのため、ダイナブックの修理部門に、宅急便で送ることになりました。1、2週間預けなくてはなりません。この記事はスマホから投稿しています。短い記事はかけますが、長い記事を書くのはちょっとしんどいかも。
    しばらくご容赦くださいませ。ご訪問も遅くなるかもしれません。どうぞご理解いただきますように。               ココより

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007 カジノロワイヤル(BS-TBS) [外国映画]

 毎週火曜日の21:00~23:00に、BS-TBSで映画007シリーズが放映されています。先日から、ダニエル・クレイグのジェームス・ボンドが登場しました。昔のシリーズも放映していたのですが、やはり新しいほうが何かとすごいですね。再見なのですが、何度見ても面白いです。


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 6代目ジェームズ・ボンドにダニエル・クレイグを迎え、イアン・フレミングによる最初の原作を元にジェームズ・ボンドが007になるまでを描くシリーズ第21作。脚本はポール・ハギスが参加。監督はマーティン・キャンベル。


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 ダニエル・クレイグは、歴代ボンドの中でスタント能力が非常に高いように思った。最初から、すごいシーンの連続。こんなに凄かったかなと思うぐらいだった。
 映画の前半部分は、血だらけになりながらの、かなりハードなアクションで、どちらかというと、ハードボイルドな感じだった。ダニエル・クレイグの容姿が、前ボンド役のピアーズ・ブロスナンと違って、甘さがなく、ボディービルダーのような体つきも、今までの007のイメージとは違っている。


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 ジェームス・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、最初の任務で、世界中のテロリストの資金源となっている“死の商人”ル・シッフル(マッツ・ミケルセン)の存在を突き止める。高額掛金のポーカーで、資金を稼ごうとするル・シッフルと勝負するため、モンテネグロに向かうボンドの前に、国家予算である掛金1500万ドルの監視役として財務省から送り込まれた美貌の女性ヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)が現れる。


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    エヴァ・グリーン


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    カジノでのJ.ボンド
 
 まずは、ボンドと対峙する大悪人ル・シッフルだが、これをマッツ・ミケルセンが演じている。だから、その怖さと極悪ぶりが、普通ではないのだ。やはり悪役がよくないと、映画は面白くならない。


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    マッツ・ミケルセン


 そして007シリーズになくてはならない美女登場から、いっきに話がおもしろくなる。エヴァ・グリーンがすばらしく美しく、最初はお互いに頑なだった態度が、だんだんとロマンチックな関係に変わっていくところが、素敵だった。


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 カジノのある豪華ホテルで、彼女の着るドレスがとてもセンスがよかったし、ジェームス・ボンドが着ているスーツも、最高に仕立ての良いかっこいいタキシードだった。


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 この2人の関係の描き方が、今までのシリーズと違ってかなり丁寧で、ボンドとヴェスパーが本気で愛し合っているという雰囲気を出すのに成功していたと思う。


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 アクションのほうもすごかったし、またボンドが捕まって拷問されるところも、ハードボイルドな感じだった。それに、ジュディ・デンチのMも健在。

 これからダニエル・クレイグのボンドが続く。BS-TBSで今週11月17日(火)21:00~23:00「007 慰めの報酬」である。日頃のウサを吹き飛ばし、スカッとしましょう!

原題:CASINO ROYAL 監督:マーティン・キャンベル 出演:ダニエル・クレイグ、 
エヴァ・グリーン、 マッツ・ミケルセン、 ジュディ・デンチetc.
2006年製作 イギリス・アメリカ・チェコ





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オン・ザ・ロック [外国映画]

 ソフィア・コッポラ監督の新作で、ビル・マーレイが主演、2人が長編映画で組むのは、2003年の「ロスト・イン・トランスレーション」以来。新作「On the Rocks」(邦題は「オン・ザ・ロック」)は、昨年11月に複数年契約を結んだ米アップルとA24が共同製作した。


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 ニューヨークに暮らすローラ(ラシダ・ジョーンズ)は、いつも育児や仕事に追われ、自分を見失ってしまいそうだった。夫も忙しくて出張が多く、ローラの誕生を忘れてしまう始末。ローラは、新しく夫の会社に入社した女性と夫が、よく同行しているのを知り、彼の行動にうたがいの目をむける。そして、往年のプレイボーイである父フェリックス(ビル・マーレイ)といっしょに、夫(マーロン・ウェイアンズ)の尾行を開始するのだ。フェリックスは愛車の真っ赤なフィアット(尾行には不向き?)を運転し、2人はキャビア&クラッカーをかじりながら、双眼鏡で夫を追いかける。そして、ときどき車の中で、口笛を吹く。もう、笑っちゃいますよ。


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 ビル・マーレイのそこはかとない、ユーモラスな感じが以前から好きだった。この映画のビルは、元プレイボーイらしく、すごくお洒落。それに悩んでいるローラを案内するバーもとっても素敵。このバーへ行ってみたいです。


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 フェリックスは顔が広く、誰とでもすぐ友達になるタイプ。尾行の時も、スピード違反してポリスにつかまるが、そのポリスの父親とフェリックスが友達とわかり、無罪放免になる。

 そうこうしていると、夫ディーンがメキシコに海外出張をすることになり、ローラはフェリックスにそそのかされて、隠れて夫の出張先に行く。そして……結末はいかに?


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ローラ(ラシダ・ジョーンズ)&ディーン(マーロン・ウェイアンズ)

 なかなか面白い映画だった。ソフィア・コッポラのニューヨーク愛が感じられ、アップタウンのパーティやダウンタウンのホットスポットを色々楽しむことができる。ウディ・アレンとはまた違ったカメラアングルだし、ストーリーはコメディぽいが、女性の悩みをうまく表現していた。
 
 ローラ役のラシダ・ジョーンズは、ストライプシャツや無地の服を着ていてさえない感じなのだが、これは人生にちょっと疲れていて、ワクワクすることがない女性を表現しているのだろうと思った。でも若いモデルみたいに細すぎることもないところが、私は好きだ。

 夫役のマーロン・ウェイアンズがとても素敵だった。スーツの着こなしもよくカッコイイ男性だ。

 監督のソフィア・コッポラは、きれいな人だと思う。好きな監督の1人である。


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   ソフィア・コッポラ

 この作品は、父親と娘、そして妻と夫の関係を面白く描いていて笑えるところもあり、結婚した女性が直面する悩みも現実的に描いているので、共感をもってみることができると思う。楽しい作品である。

原題:ON THE ROCKS 監督:ソフィア・コッポラ 出演:ビル・マーレイ、
ラシダ・ジョーンズ、 マーロン・ウェイアンズ
2020年 アメリカ





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グッバイ、リチャード [外国映画]

 ジョニー・デップが主演。リチャード(J.デップ)は大学教授で、ある日余命180日を宣告される。いままで何不自由なく暮らしてきたが、残された時間をやりたいことをやって生きることにしたリチャードの、ハチャメチャともいえる、全く暗さのない、コメディタッチの映画だった。いつでも、どんなときも、ジョニー・デップはジョニー・デップなのである。


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 美しい妻ヴェロニカ(ローズ・マリー・デウィット)や素直な娘クレア(ゾーイ・ドゥイッチ)と何不自由ない暮らしを送る大学教授リチャード(ジョニデ)は、医師からある日思いもかけない余命宣告を受ける。落ち込むリチャードに妻が突然不倫を告白する。


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リチャード(ジョニー・デップ)/クレア(ゾーイ・ドゥイッチ)/ヴェロニカ(ローズマリー・デウィット) 

 死を前に怖いものなしとなった彼は、残りの人生を自分のために謳歌することを決意。ルールや立場に縛られない新しい生き方はこれまでにない喜びをリチャードに与え、そんな彼の自由な言動は学生たちも変化を与えていく。


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 リチャードは、妻に「不倫は知っていたが、今まで黙っていただけだ。でもこれからは、好きなようにさせてもらう」といって、飲んだくれて、ウエイトレスをナンパし、学生たちにマリファナの売人を紹介してほしいという。


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 リチャード(ジョニー・デップ)とクレア(ゾーイ・ドゥイッチ)


 しかしながら、その型破りな行動が、かえって学生たちに受け入れられ、人気が高まる。リチャードは、学生たちに「人生にもがいて失敗して正面からぶちあたれ。自分だけのストーリーを生きるんだ」という。


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 妻ヴェロニカの不倫相手は、リチャードとも親しい男で、その家でパーティーが開かれ家族3人で行くことになった。そしてその場でリチャードは、自分がガンで余命180日とパーティー参加者に明らかにする。娘クレアはショックを受けると同時に、父親のことを理解するのだった。
 この場面のクレア役のゾーイ・ドゥイッチの演技がとてもよかった。父親に対する愛情が沸き上がるのを自然に演じていた。
 そして「やられたらやり返す!」じゃないですけど、リチャードは全員の前で、妻の不倫相手の奥さんに強烈なキスをするのだった。(相手の奥さんはうっとりしてました(^^♪)


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 リチャードは愛犬と一緒に家を出て、夜の月明かりに浮かび上がる、銀色の道へ向かうのだが、その道を左にも右にも行かず、真っすぐに突き進む、ような気がした。この最後の場面がよくわからなかったので、もう一度観てみたいのだが。私の解釈ではリチャードはこのとき、天に召されたのかなと感じたのである。

 2年ぶりの新作公開となったが、ジョニー・デップはどんな映画にでていても、彼の存在感が前面に出て来る役者で、役になりきって演じるというタイプではないように思う。ジョニー・デップはそこに居るだけで、とてつもなく魅力的なのである。

原題:THE PROFESSOR(Richard Says Goodby) 監督:ウェイン・ロバーツ
出演:ジョニー・デップ、 ローズマリー・デウィット、 ダニー・ヒューストン、
ゾーイ・ドゥイッチ、 ロン・リビングストン、 オデッサ・ヤング
2018年 アメリカ

 ジョニー・デップは、1984年「エルム街の悪夢」でデビューして、今年で俳優人生36年、出演(監督作も含む)の作品は70本になります。いままでジョニー・デップの作品をほとんどみていますが、その中で私の好きな映画をあげておきます。

 1993年 妹の恋人
      ギルバート・グレイプ
 1995年 ニック・オブ・タイム
 1999年 ナインスゲート(オカルトチックは映画でなぞ解きもあり)
 2000年 ショコラ(ジプシーの青年役がカッコイイ)
 2001年 耳に残るは君の歌声
 2004年 シークレット・ウインドウ(スティーブン・キングのホラー)
 2010年 アリス・イン・ワンダーランド
 2017年 パイレーツ・オブ・カリビアン最後の海賊
      オリエント急行殺人事件
 2018年 グッバイ・リチャード 

 私がブログを始めたのが2005年からなので、それ以前の記事は「ナインスゲート」を除いてかいていません。他のは、ブログのサイドにある記事検索欄に、映画のタイトルを書き込んでクリック、で出てきます。その際、映画の太字タイトルをクリックしていただくと、記事の全文が表示されます。よろしかったらごらんください。

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